
親がオールド映画のファンだったこともあって、昔から古い映画を見せられる機会が多かったのですが、その中でも特に大好きだったのがチャップリンの映画です。同じ映画を何度見直しても楽しいのが凄いです。
モダンタイムスは、機械化の流れに飲み込まれて人間性が失われたり、家畜のように働かされる労働者の姿を描いていたり、70年も前に作られた映画とは思えない、今なお考えさせられる内容を持った名作です。
でも、私がこの映画で一番好きなのは、作品の根底にある優しさと勇気を失わない心です。チャップリンの演じる男が、孤児の少女を助けてがんばります。その過程で何度も何度も失敗して、刑務所に入れられたり警官に追われたり、それでもチャップリンはめげません。ラストシーンを見るたびに、ぽっと勇気の灯がともって、人生いろいろあるけどがんばろうと思えます。
最終更新日 : 2022-10-30