
第1話に引き続き丁寧な作品作りがされていて、安心して楽しむことができました。
第2話では、つばさとヒカルの心が通い合ってゆく様子が丹念に描かれていて微笑ましくなりました。
消極的でおとなしいつばさと積極的で活動的なヒカルというキャラの配置は、オーソドックスではあるけれど、それぞれの個性がより強調されて効果的だなぁと思いました。また、この作品ではヒカルやD.Dが地球で生活をはじめる様子が、きちんと描写されていて説得力がありました。(でも、D.Dが銀行の口座からお金を引き出した方法って犯罪のような気がする(笑))
今回も前半はほのぼのとした展開でしたが、ちょっと無謀なヒカルにハラハラしながら、いつの間にか物語の世界に引き込まれていました。
つばさからコピーされた記憶でしか世界を知らないヒカルが、実際に様々な物と出会って興奮する様子には感動しました。今では何気ない日常も、子供の頃に初めて出会った時には、こんなにも感動できる物だったのかもしれないなぁと思いました。
後半のモンスターとの戦いは、前回の戦いがとても苦戦していた印象があったので、意外とあっけなかった感じでした。つばさ&ヒカルが戦うという設定に無理をなくすためには仕方ないのかもしれませんが、D.Dがモンスターと戦う手段をなくしてしまう展開は、ちょっと都合が良すぎるような気もしました。
第3話では、ヒカルがつばさと同じ学校に通うことになるみたいですが、どんなお話になるのかとても楽しみです。
最終更新日 : 2017-08-31