かって蟲師だったムジカという男は、今は山の主となっていました。そのムジカに何か異変があったらしいことを知ったギンコは、ムジカのところへこだまという男の子と一緒に出かけるのでした。
蟲って、もしかして八百万の神みたいなもの?と感じました。手塚治虫さんの火の鳥だったでしょうか、仏教が伝来する前の日本には山とか森、いろいろなところに神様がいて人々はそれを恐れ敬っていたという話がありました。この作品での蟲の位置づけも、それに近いものがあるような気がしました。蟲たちは善悪を超越してただあるだけ。人間がそれに関わることによって、人にとって都合の良いことと悪いことが生じるだけ。
今回のお話では、何となく人間の業の深さを感じました。育てられないからといったんは山に捨てたこだまを、育てていた子供が死んでしまったら再び引き取る親。蟲を呼び寄せてしまうからと村に定住することができないムジカのために、山の主を殺してしまう女性。
人とは何と身勝手で、人の世界しか見えない生き物なのだろうかと感じました。
ムジカと同じく蟲を呼び寄せる哀しみを背負っている、ギンコの運命の重さも感じられました。
蟲って、もしかして八百万の神みたいなもの?と感じました。手塚治虫さんの火の鳥だったでしょうか、仏教が伝来する前の日本には山とか森、いろいろなところに神様がいて人々はそれを恐れ敬っていたという話がありました。この作品での蟲の位置づけも、それに近いものがあるような気がしました。蟲たちは善悪を超越してただあるだけ。人間がそれに関わることによって、人にとって都合の良いことと悪いことが生じるだけ。
今回のお話では、何となく人間の業の深さを感じました。育てられないからといったんは山に捨てたこだまを、育てていた子供が死んでしまったら再び引き取る親。蟲を呼び寄せてしまうからと村に定住することができないムジカのために、山の主を殺してしまう女性。
人とは何と身勝手で、人の世界しか見えない生き物なのだろうかと感じました。
ムジカと同じく蟲を呼び寄せる哀しみを背負っている、ギンコの運命の重さも感じられました。
最終更新日 : 2022-10-30
まったり更新中の蟲師がきましたよ。ギンコが無力感を噛み締めてるお話。今回は蟲師がもう1人出てきました。ギンコと同じ体質を持っていたようです。結局これでよかったのかもしれないなぁ。ムジカは自分の欲求が招いてしまった事態にけりをつけようとしていたわけだし。あの …
2006/02/01 14:24 廃人のばらっど(ぁ