
一部では泣けると評判でしたので期待していたのですが、内容的には今ひとつでした。
リルルが消えてゆく場面は確かに悲しいのですが、それまでの展開に無理がありすぎて素直に感動できないものがありました。とってつけたようなエピローグも余計な感じでした。
不満点をあげてゆくときりがないのですが、しずかちゃんがなぜリルルを助けたいと思ったのか、リルルがなぜ味方を裏切ったのかが、しっかりと描かれていないのが特に残念でした。
やさしいから助けた、助けられたから裏切った、では子供向けの作品とはいえ、理由としてあまりに弱すぎると思います。
リニューアル版ドラえもんが始まって、旧ドラえもんが良かったという声をよく聞きますが、この映画を見る限り私にはそうは思えません。旧どらえもんでも、質の低い作品がずいぶん作られていたのではないでしょうか。
リニューアルされたドラえもんでは、旧作の悪い面はどんどん改めていってもらいたいものです。
最終更新日 : 2022-10-30