日々の記録

葵と雨音の日本女子オープンでの勝利と、イヴに新たなライバルが登場するお話でした。

初日に調子を崩したこともあり、葵はトップの敷島零華に４打の差をつけられていました。その差を埋めるために、雨音は翌日の天気を予想した作戦を考えていました。しかしホールの終盤に入っても、葵は零華に追いつくことができずにいました。

そこに、雨音が待っていた雨が降り始めました。零華はスコアを崩さないゴルフに切り替えましたが、雨音はあえて葵に攻めるゴルフをさせました。その狙いは当たり、一気に葵は零華に追いつきました。それでもまだ、零華には勝算がありました。雨が激しくなれば、試合は中断され、仕切り直しの勝負になれば負けない自信があったからです。

しかし、そんな零華の予想を裏切り、天気は回復して青空になりました。そして、雨の後で晴れることまで、雨音の計算に入っていたのです。そして試合は、葵が勝利しました！

これで葵は、本格的にプロとして活動することになります。本来であれば、雨音が葵のキャディーを務めるのは学生の間だけという契約でした。しかし葵と初めて出会った時から、雨音は葵のゴルフに魅せられていました。そして雨音は、葵がプロになってからも、葵のキャディーを務めることになりました。

一方、ヨーロッパ・レディス・オープンでの勝利を目指すイヴとイチナの前に、レオが現れました。天鷲一彦に敗れたレオもまた、その雪辱を晴らす機会を狙っていたのです。とはいえ、レオ本人が試合でイヴと戦うのではなく、彼が育てたアイシャという女の子がイヴと戦います。葵との勝負を前に、思いがけず現れた強敵とイヴはどう戦うのでしょうか!?