日々の記録

葵が日本女子オープンに挑むお話でした。

前回、マフィアとの勝負に勝ったことで、ようやくイヴはリリーやクラインたちのところに帰ることができました。専属キャディーとなったイチナも、そこで仕事を手伝いつつ次のイヴの戦いに備えています。

一方、日本では葵がプロへと転向しようとしていました。葵の専属キャディーを務める雨音は、現在の賞金女王の敷島零華と繋がりがありました。幼い頃に両親を亡くした雨音は、世良に面倒をみてもらっていたのです。零華に葵の情報を提供する雨音は、葵を裏切っているのかと思いきや、今では葵のゴルフに惹かれていました。

そして雨音は、世良から葵のために用意されたクラブを預かりました。それは葵のために亜室が設計に関わった、シャイニング・ウィングスと呼ばれる葵専用にチューニングされたクラブでした。そのクラブを得て、日本女子オープンでの葵の活躍は間違いないと思われました。

ところが、試合前にこれまでの無理が祟って亜室が倒れてしまいました。 亜室は意識が戻らず、葵は激しく動揺しました。亜室が自分の本当の父親だと、葵は気づいていたからです。

そして日本女子オープンの初日を迎えました。普段なら確実に上位にいるはずの葵は、大きくスコアを崩して予選突破さえ難しい状況です。そんな葵に、雨音はかける言葉がみつかりません。しかしシャイニング・ウィングスにかける亜室の思いは理解していていました。

そして大会２日目、やはり葵は調子が上がらず、最初のショットはフェアウェイを外れてラフに入ってしまいました。そんな葵の前に、神宮寺部長に連れられた亜室が現れました。それを見た葵は、一気に元気を取り戻しました。それまでの不調が嘘のように、葵は一気にスコアを伸ばします！

果たして最終日に、葵は零華に追いつき追い越すことができるのでしょうか!?

というわけで、今回は葵がメインのお話でした。亜室が原因で葵が調子を崩すとは、思いがけない展開でした。
その裏で語られた、雨音の葵に対する複雑な思いも印象的でした。