日々の記録

風舞と辻峰の練習試合と、湊が知らなかった二階堂の一面を知るお話でした。

マサさんの挑発にのって、練習試合での風舞と辻峰の対決が実現しました。風舞は以前の大会よりは健闘しますが、やはり辻峰には及びませんでした。それぞれがバラバラに弓を射ているように見える辻峰ですが、全体としてはまとまりが感じられるのです。

その理由を知りたくて、湊は不破にそれを尋ねます。すると不破は、二階堂が湊と愁を憎んでいる理由を教えるならと条件を出しました。湊は二階堂の対抗心に全く気づいていませんでしたが、愁に聞いてみるということで交渉はまとまりました。

不破が話してくれた辻峰の秘密は、漠然としたものでした。彼は那須与一になったつもりで、弓を射ていました。弓を射るときの状況は、その時々によって異なります。その最善と思える状況で、彼は弓を射ようと心がけているようです。

そして二階堂の敵意に気づいた湊が、二階堂と２人だけでエレベーターに閉じ込められる事故が起きました。最初は落ち着いていた二階堂でしたが、叔父さんが救急車で運ばれたと知って、急に取り乱しました。マサさんの車に湊と不破が同行して、二階堂は病院に向かいました。

叔父さんは思ったよりも元気で、二階堂は安堵しました。彼にとって、叔父さんの存在は本当に大きなものなんですね。
だからこそ、流派を変えてまで昇段しようとした叔父さんを受け入れなかった、西園寺先生を憎んでいるでしょうね。