日々の記録

アーニャの中間試験とロイドのライバル(？)の登場するお話でした。

もうすぐイーデン校では中間試験が行われます。しかしアーニャの成績は相変わらず絶望的で、ステラを狙うどころか、赤点をとってトニトをもらう可能性が高いです。アーニャはテレパシーで何とかしようとしますが、試験の行われる日は新月で、その日はアーニャは超能力を使えなくなるのです。

ロイドはアーニャに勉強を教えますが、ちっともはかどりません。そこでヨルの弟ユーリが、アーニャの勉強を教えることになりました。最初はアーニャに勉強を教えることを渋っていたユーリでしたが、アーニャもヨルを喜ばせようとしていると知って、大好きな姉のために熱心に勉強を教えます。・・・がしかし、ユーリが教えたのは、今回のテスト範囲とは関係ない内容でした。(^^;

そして試験が終わりました。将来有望な子供たちの採点をするので、イーデン校では答案用紙は厳重に保管されていました。アーニャの試験結果が不安なロイドは、教師に変装してイーデン校に忍び込みました。答案用紙がある場所は、厳重な警備体制が敷かれていました。するとそこに、あからさまに怪しげな男の姿が・・・。

それは生徒の親が雇った、スパイでした。本人は有能なスパイだと思い込んでいて、ロイドのコードネーム黄昏に対抗して、東雲と自称しています。東雲が任務に失敗すると、ロイドの任務達成も困難になります。そこでロイドは、やむを得ず東雲に力を貸すのでした。

そうしてロイドたちは、答案用紙のある厳重な部屋に入ることができました。東雲の目的は、デズモンド兄弟の成績を下げることでした。しかしそれは、その後で答案をチェックしたロイドに元に戻されました。そしてロイドは、アーニャの答案に手を付けます。

そしていよいよ、試験の結果発表です。ダミアンは10位という好成績でした。アーニャはどうなったのかと思えば、ギリギリで赤点を免れていました。赤点を免れただけなのに、アーニャは大きな顔をしています。その態度は、別の意味でダミアンやベッキーを驚かせたのでした。

というわけで、アーニャはなんとか赤点を回避できました。アーニャの超能力に意外な制限があったこと、そして珍しいアーニャとユーリの組み合わせ、何だかよくわからない新キャラ・東雲と、笑いどころが満載でした。
細かなところでは、ヨルのクッキーの食べこぼしを口にしたボイドが、玄関で倒れていたのも笑えました。(^^;