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2022-09-25 (Sun) 18:34

もうすぐ絶滅するという紙の書物について/ウンベルト・エーコ クロード・カリエール

ウンベルト・エーコとクロード・カリエールが、様々な蘊蓄を交えつつ、書物に対する愛情を語る対談集です。

タイトルは物々しいですが、原書のタイトルは「本から離れようとしてもそうはいかない」なのだそうです。読み手の注意を惹くために、あえて刺激的なタイトルをつけたのでしょうが、あとがきの最初で訳者もそれに触れていて、訳者としても不本意な変更だったのかもしれないと思いました。

最初の対談から、最新のテクノロジーによる書物が、いかに危ういものかが示されます。フロッピー、CD-ROMを例にあげながら、それがどれだけ早く廃れてしまったかには考えさせられるものがありました。
現在では様々な電子書籍が販売されていますが、それが読めなくなるのと、紙の書物が読めなくなるのと、どちらが速いでしょうね。

私自身は新しい物好きなので、iPadが発売された時にすぐに購入して、それ以来紙の本と並行して電子書籍も楽しんできました。しかし、アプリという形で購入した京極夏彦さんの「死ねばいいのに」は、今ではアプリが配信されておらず、既に読むことが出来なくなってしまいました。

最初のiPadを購入したのが、2010年の5月でしたから、10年くらいで読めなくなったことになります。電子書籍の発展途上期だった影響もありますが、紙の書物の保存年数の長さを考えると、驚くべき短さだと思います。もっとも、紙の書物の方も、最近は新刊として発売された本が、あっという間に絶版になってしまいますが。(;_;)

それから思わず笑ってしまったのが、この本が電子書籍として発売されていることを知った時でした!
内容を知らずに、手当たり次第に電子書籍化しているのかもしれませんが、知った上で電子書籍化したのなら、ものすごいユーモアのセンスだなあと思いました。(^^;

最終更新日 : 2022-10-30

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