日々の記録

イヴがアンダーグラウンド・ゴルファーのヴィペールと対決するお話でした。

葵が18番ホールでパットを外したのは、ローズの思惑があったからでした。葵がパッとする直前、アンリが葵の目に光を差し込み、それで葵の手元が狂ったのです。その結果、イヴと葵の対決は引き分けに終わりました。しかし、イヴにはそれが納得できません。

そんなイヴに、葵は何も言い訳しませんでした。大会はこれで終わりましたが、日本に帰国する前にもう一度勝負しようと葵が言い出しました。しかし、葵に残された時間はあまりありません。そこで翌日の早朝５時に、２人は１番ホールで戦う約束をしました。

これまでイヴにとって、ゴルフは楽しいものではありませんでした。しかし葵と勝負したことで、イヴはゴルフが楽しいと思うようになったのです。

そんなイヴの前に、ローズが現れました。ローズのパトロンであるカトリーヌのために、イヴはとある場所で勝負するように命じられました。そこはカトリーヌが、地下深くに作らせたゴルフ場でした。そこは機械を駆使することで、人工的にさまざまなコースを作り出すことができるのです！

そこでイヴは、マフィアの用意したゴルファー・ヴィペールと勝負をすることになりました。葵との勝負が気になるイヴは、早くこの勝負を終わらせようとします。しかし、何らかの原因でイヴのショットは狂わされて、いつものようなプレーができません。毒蛇と呼ばれるヴィペールには、対戦相手の調子を狂わせるトリックがあったのです。

自分のショットが、常におかしくなるわけではないと気づいたイヴは、ミスショットをした時の原因を考えました。その時はいつも、必ずヴィペールが側にいて、強烈な香水を放っていました。それがイヴの三半規管を狂わせていたのです！

それに気づいたイヴは、ヴィペールから距離を取り、次のショットを打つまでに時間をかけました。そしてイヴは、ついにヴィペールの毒牙から脱して、逆にヴィペールの調子を崩しました。こうして勝負に勝ったイヴは、ヴィペールをこき使って葵との対戦場所に向かいます。

しかし残念ながら、イヴは約束の時間までにコースに戻ることができませんでした。１番ホールのティーグラウンドには、「うそつき」と書かれた葵のボールが残されていました。イヴは、帰国する葵の飛行機を自らのショットで見送ることしかできませんでした。

というわけで、３回目の２人の勝負は実現しませんでした。しかし再び２人の勝負を見られる日は、そんなに遠いことではない気がします。その時が今から楽しみです！(^^)