日々の記録

今回から藤先輩と同期の、源刑事の登場しました。

麻依と藤先輩は、スピード違反の車２台を取り締まっていました。そのうちの１台が、藤先輩の同期の源刑事の車でした。
源刑事は、怪しげな車を尾行していて、２人の取り締まりに捕まったのでした。(^^;

そんな源刑事ですが、取り調べの腕は超一流でした。なんと彼にまた会いたくて万引きして捕まったおばちゃんまでいました。(^^;

そのおばちゃんは、夫に先立たれてから、娘や孫とも疎遠になっていました。源刑事のことは大好きなおばちゃんですが、婦警は大嫌いでした。麻依たちを前にした時は、言いたい放題のおぼちゃんでしたが、源刑事が現れてからの豹変ぶりには笑ってしまいました。

源刑事は、おばちゃんの娘と孫を連れてきました。わずかな間に、源刑事は孫の気持ちをつかんでいました。そのおかげで、孫はこれからはもっとお祖母さんとの時間を持つようにすると言ってくれました。単に犯罪者を捕まえて終わりではなく、その裏にある事情にまで目を配れるのは凄いですね。

後半は、麻依たちの交番でも常連の不良学生のお話でした。彼は何度も補導されていますが、警官の言うことを聞く気はありません。それだけでなく、彼の母親も息子を引き取りには来るものの、特に息子を叱る様子もありません。

そんな中、自宅で亡くなっている老人がいるとの知らせがありました。普通は刑事課がそれを担当しますが、麻依たちも応援で検死に立ち会うことになりました。その家というのが、不良学生のお祖父さんの家でした。何か事件性があるのかと思いきや、遺体の状態はとてもきれいでした。

それを見た藤先輩は、老人がとても丁寧に介護されていたことに気づきました。帰り際にそれを指摘された母親は、それを聞いて泣き始めました。老人の介護に必死で、お母さんは息子のことに反応する気力もなかったのです。(;_;)
そんな母の姿を見て、ようやく不良学生も目が覚めたようです。

今回の２つのエピソードは、どちらも他人に理解されない孤独や苦しさが感じられました。誰かが気づいてくれる、それだけで救われる心もあるなあと思いました。