日々の記録

礼子の挑戦のお話でした。

昔から礼子は、なぜか閉塞感を感じていました。それを吹き飛ばしたくて、今は一人暮らしをしていました。そんな礼子のところに、小熊がやって来ました。

礼子は小熊に、夏休みに何をしていたのかを語りました。夏休みに礼子は、富士山の山荘でバイトしていました。その理由は、カブで富士山に登りたかったからです！

バイト先では力仕事もしつつ、その合間の作業車が通る道の状況を調べるために、カブで富士山に挑みます。道の状況を調べるだけなら頂上まで行く必要はありませんが、その先まで挑むことを山荘の主人は認めてくれました。

礼子なりに装備を調えて、富士山に挑みましたが、荒れた路面のために何度も途中で転倒しました。それでも礼子は、富士山に挑み続けました。礼子の気持ちを支えたのは、かってカブで富士山に登った人がいると知ったことと、小熊に言ったカブならどこへでも行けるという言葉でした。

礼子は頑張りましたが、それでも頂上までは届きませんでした。カブが壊れて、動かなくなってしまったのです。それでも礼子は、自分のしたことに満足していました。

話の間に、小熊は持ってきた材料を使ってお好み焼きを作りました。その日は、小熊は礼子のところにお泊まりしました。
そして小熊は、礼子に次の目標を教えました。なんと小熊は原付以上のバイクに乗れるように、免許を取るつもりなのでした。ずっとバイトしていたのは、教習所に通う費用を稼ぐためだったのです。

というわけで、小熊と礼子の絆はさらに深まり、小熊の次の目標もわかりました。チューンナップ好きな礼子に教わって、小熊もカブをパワーアップする道に踏み込みそうですね。(^^;