さくら剛さんの「(推定3000歳の)ゾンビの哲学に救われた僕(底辺)は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。」・・・タイトル長すぎ^^;を、読み終えました。
自殺しようとして青年ひろが、ゾンビ先生と出会い哲学を教わることになります。ギリシア哲学から始まり、デカルト、カント、ニーチェと哲学の歴史をたどりながら、わかりやすく哲学者がどんなことを考えたのかを学ぶことができます。
初心者向けの入門書なので、1つ1つの考え方が詳細に説明されているわけではありません。興味を持った内容があれば、それは別の入門書を読むなりして理解を深める必要があります。それでも、わかりやすい文章で哲学の大きな流れを知ることができます。
またこの本では、いつもの著者の脱線トークも控えめなので、すでに著者の別の本を読んだことがあり、脱線トークが苦手な方にもお勧めできる本だと思います。
最終更新日 : 2022-10-30