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2021-03-30 (Tue) 21:51

失われた時を求めて(7)/マルセル・プルースト


プルーストの「失われた時を求めて(7) ゲルマントのほうIII」を読み終えました。6巻は順調に読み進めましたが、第7巻は読み終えるまでに1年かかりました。(^^;

前巻で"私"の祖母が亡くなって数ヶ月後、バルベックで知り合ったアルベルチーヌが"私"の元を訪れました。バルベックではアルベルチーヌに肘鉄を食らわされた"私"でしたが、今回はアルベルチーヌの方が積極的でベッドを共にすることになりました。しかしその時、"私"の心を占めていたのは、アルベルチーヌではなく、同じくバルベックで出会ったステルマリア夫人でした。

そのステルマリア夫人から、夕食のお誘いがありました。"私"はその日に備えて、ブーローニュの森で夫人と一夜を共にする妄想をします。ところが、直前になって夫人から断りの知らせが届き、"私"は落胆することになるのでした。(^^;

それから"私"は、ストーカーのようにゲルマント夫人につきまとっていたことを母に知られたしなめられました。それをきっかけに、"私"のゲルマント夫人への憧れはあっけなく消えてしまいました。そうなってから、以前はあれほど憧れたゲルマント夫人のサロンへの招待を"私"は受けました。

そこからゲルマント公爵の邸のサロンでの様子が延々と続きます。7巻では、このサロンの描写が最難関でした。(^^;
才気ある女性として知られるゲルマント夫人ですが、それは薄っぺらいものでしかありませんでした。以前に"私"が招かれた、他の貴族のサロンと変わらず、そこには様々な人々の傲慢さや思惑、虚栄心、差別心などがあふれていました。

ゲルマント夫人のサロンを後にした"私"は、シャルリュス男爵の元を訪れます。しかし男爵は、"私"に対して無礼で冷たい態度を取ります。何者かが、"私"が男爵の悪口を言ったと男爵に吹き込んでいたのです。シャルリュス男爵は、そうやって"私"を拒絶したかと思えば、"私"が怒って立ち去ろうとすると引き留めてみせたりと、不思議で謎の多い人物ですね。

この巻の終盤では、ゲルマント公爵家を訪れた"私"は、そこでスワンと出会います。彼は不治の病に冒されていて、余命はあと数ヶ月だと言います。そんなスワンの今後も、気になるところです。

最終更新日 : 2021-03-30

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