旅行作家のさくら剛さんが、ラノベを書かれていると知って読んでみました。
主人公の伊藤たけしは、勤めていた会社を退職してからニート生活を送っていました。しかし仕事を見つけなければならない状況に追い込まれて奮闘した結果、笹野探偵事務所で働くことになりました。
彼の先輩は、美人だけれど凶暴な恵梨さんや暴力団員のような見た目のトガシさん、普段は地味なのに本当はお色気たっぷりなノリ子さん、と個性的なメンバーが揃っています。
見習いとして仕事を始めたたけしでしたが、物語が終わるまでには、それなりに成長を遂げます。・・・あくまでそれなりですが。(^^;
この主人公に、著者のさくら剛さん自身が反映されていて何度も笑ってしまいました。
さくらさん以外にも、Podcast「さくら通信」の相方・山本さんや、「南米でオーパーツ探してる場合かよ!!」に登場した担当編集者のおかっぱちゃんも登場していて、これまでの著者の活動を知っているほど笑える内容でした。
いつもの旅行記では、擬音やボールドな文字が紙面に踊っている感じですが、今回はラノベということもあって、そういった演出はありませんでした。・・・というか、物語として普通に面白かったです。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30