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2021-03-06 (Sat) 16:17

青列車の秘密/アガサ・クリスティ


「カササギ殺人事件」に触発されて、久しぶりにアガサ・クリスティの作品を読みました。

アメリカ人の大富豪オールディンは、娘のルースを溺愛していました。娘のためにオールディンは、素晴らしいルビーを手に入れました。ルースは、デリク・ケタリングというイギリス貴族と結婚していました。しかし、2人の結婚は上手くいっていませんでした。デリクはギャンブル好きな上に、ミレーユというダンサーを愛人にしていたのです。

娘を案じたオールディンは、ついにルースとデリクを離婚させようと決意しました。ルースと別れることになれば、たちまちデリクは破産してしまいます。しかしルースにも、ローシュ伯爵という愛人がいたのです。

ここで物語の視点が変わり、キャサリン・グレーが登場します。彼女は良家の生まれでしたが、父が破産したために老婦人の世話係として働いてきました。その老婦人が亡くなった時、彼女は多額の遺産を手に入れました。

そんなキャサリンとルースが、ブルートレインという豪華列車で出会いました。会ったばかりのキャサリンに、ルースは自分の心の内を話しました。その翌日、ルースは列車内で殺害されているのを発見されました。そしてルースが持参していた、豪華なルビーも客室から消えていました。
偶然ブルートレインに乗り合わせていたポワロは、キャサリンの聡さを知り、一緒に真相を突き止めようと動き出します。

謎解きはそれほど意外ではありませんでしたが、ルースとデリクの関係、2人の愛人との関係、キャサリンのロマンスなど、物語として面白かったです。他にもさまざまな人物が登場しますが、ちょっとした登場人物にも人間らしさを感じさせる語り口の上手さは、さすがにクリスティーだなあと感心しました。

最終更新日 : 2022-10-30

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