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2021-02-18 (Thu) 21:32

ラ・カテドラルでの対話(下)/バルガス=リョサ


バルガス=リョサさんの「ラ・カテドラルでの対話(下)」を読み終えました。

下巻は歌姫の死をサンティアーゴが取材することになるところから始まり、次第に状況が明らかになっていきます。そして殺された歌姫は、すでに物語に登場した女性だったことがわかります。この作品は推理小説ではありませんが、これから読もうと思われている方の楽しみを奪わないために、あえてそれが誰かは書きません。
そして、サンティアーゴとアンブローシオの過去が断片的に明らかになり、その他の登場人物のその後もみえてきます。

下巻は上巻以上に早く読み終えましたが、文章にスピード感があるのと次は何が明らかになるのかが気になって、一気に読み終えてしまった感じでした。巻末の訳者の解説で、どうしてこんなにスピード感があると感じられるのか説明されていたのもよかったです。

物語全体には、暗くて陰鬱な雰囲気が漂っていますが、そんな状況の中でさまざまな人物がそれぞれに生きていることが強烈に印象に残りました。物語の中に、さまざまな人生が濃縮されているように思えました。
そしてそれは、単に物語の中にとどまらず、今現在を生きている私たち自身のことなのだと感じました。

最終更新日 : 2021-02-18

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