日々の記録

魔王学院への転入生として、レイが現れるお話でした。

転生前のアノスには、シンという剣技に優れた部下がいました。彼はアノスに命じられ、一撃で襲ってきた精霊を倒しました。その褒美としてシンは、アノスと同じように転生することを望みました。シンの魔力では、アノスのように前世の記憶や経験を引き継ぐことはできません。それでもシンは、転生することを望んだのでした。

魔王学院では、先日のダンジョン試験の結果が発表されました。王笏を手に入れたアノスたちは、当然100点と思いきや、王笏の真偽を確かめる前に盗まれたために、仮に70点を与えるとエミリア先生は伝えました。それに抗議したのは、サーシャだけでなく、統一派と呼ばれるグループのミサという女の子でした。

サーシャやミサの抗議を聞いても、エミリア先生は決定を覆しません。するとアノスは、盗んだ犯人を見つければいいと、皇族派の男子生徒の胸から、盗まれた王笏を取り出してみせました。さらにアノスは、それを指示したのがエミリア先生ということも見抜いていました。

それをきっかけに、ミサがアノスに声をかけてきました。ミサは同じ統一派の女の子たちと、アノス・ファンユニオンなるファンクラブ(？)を結成していたのでした。・・・その実態は、アノスをネタにした同人誌を作ったりもする、やばめな集まりでした。(^^; 彼女たちは、アノス班に入りたいと申し出ますが、それに対してアノスは覚悟をみせろと応えました。

そして魔剣の授業中に、転入生のレイ・グランズドリィが現れました。彼はサーシャでさえも抜くことができない、魔剣をあっさり抜いてみせました。そして剣の手ほどきをしてくれるはずの七魔皇老を、アノスと同じく本気を出さずに倒してみせました。

レイは皇族出身ですが、身分に対してこだわりを持っていませんでした。そしてレイは、アノス班に加入したいと言い出しました。それに対しても、アノスはやはり覚悟をみせろと応じました。その結果、レイは同じようにアノス班に入りたいミサたちと協力して、判別の対抗戦で戦うことを提案しました。

こうしてアノスとレイは、対抗戦という形で戦うことになりました。レイの剣技はかなりのものですが、それにアノスは木の枝で応じました。アノスとレイが戦っている間、サーシャとミーシャはミサたちの相手をすることになりました。

レイから魔力をもらい、ミサたちはロボットのように動く城でサーシャに襲いかかりました。それに対して、サーシャとミーシャは姉妹で協力して戦います。戦いの中、２人は自分たちの力が増していることに気づきました。前回の戦いを通じて、サーシャとミーシャの魔力も強くなっていたのです！

一方、アノスとレイの戦いは激しいものでした。２人の力が凄すぎて、周囲に大きなダメージを与えていました。しかし、戦っている２人は、とても楽しそうでした。結果的にレイはアノスに敗れましたが、その実力を認めたアノスはレイを自分の仲間に加えたのでした。

というわけで、新キャラ・レイとヲタ女子グループが登場するお話でした。(^^;