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2020-06-30 (Tue) 20:11

聲の形


今期アニメを見尽くしたので^^;、これまでなかなか見られなかった作品を視聴することにしました。

今回選んだのは、京アニの「聲の形」です。原作マンガがあるらしいですが、読んだことはありません。
この作品をなかなか見られなかったのは、聴覚障害の女の子が登場して、作中でイジメが描かれていると知っていたからです。「3月のライオン」でも、イジメを扱ったエピソードがありましたが、人が誰かに精神的に痛めつけられる展開はしんどいので。

物語は主人公の石田が小学生の時、耳が聞こえない西宮という女の子が転校してきたところから始まります。子供たちは、最初は西宮との筆談に興味を持ちます。しかしやがて、声で何かを伝えられないことがもどかしくなってしまいます。そして西宮は、何となくみんなから距離を置かれるようになってしまいます。

そんな西宮を特にイジメたのが、ガキ大将だった石田だったのです。やがて西宮がイジメられていることが、大人にも知られました。他の生徒も西宮のイジメに関わっていましたが、石田だけが悪者にされてしまいました。石田は他の生徒のイジメも訴えますが、それは全く聞き入れられず、今度は石田がイジメのターゲットにされたのです。

ここまでの展開で一番腹立たしかったのは、耳が聞こえない西宮がいるにも関わらず、彼女に配慮した伝え方を全くしなかった担任です。担任が配慮しなかったために、結果的に生徒の誰かが西宮をフォローするしかなかったのです。西宮へのイジメが発覚した時も、担任は生徒を恫喝するような最低の対応でした。

イジメられている石田を、なぜか西宮はかばってくれました。彼女にとって、石田は友達だったのです。しかし、そんな西宮の手を石田は振り払いました。やがて西宮は学校を去りました。そして中学に入っても、石田へのイジメは続きました。

そして石田は、迷惑をかけたお姉さんにバイトで稼いだお金を残して、自殺するつもりでいました。しかし実行前に計画がばれて、石田はまた周囲の誰とも関わらない日常に戻ります。そんな時、石田は再び西宮と会いました。妹の結弦に邪魔されたりもしましたが、やがて石田は西宮と一緒に過ごすようになりました。

さらに学校でも、石田と同じように周囲から浮いていた永束という友人ができました。そして小学生の時の友人たちと、石田は関係を再構築しようとします。しかしそれは、互いの違いを受け入れられなかったために、崩壊してしまいました。

思い詰めた西宮は、マンションのベランダから飛び降りて自殺しようとします。それをギリギリのところで、石田が阻止しました。しかし西宮の代わりに石田が転落して、意識不明になってしまいました。そんな石田が目を覚ましたのは、嘆き悲しんでいる西宮の声を、夢の中で聞いたからでした。

そして物語は、回復した石田が西宮と一緒に学校の文化祭に行き、そこで彼自身の抱えていた他人と目を合わせるのが怖いというトラウマから脱出してハッピーエンドを迎えます。そして友人たちとの関係も、互いの違いを認め合う形で復活しました。

作画のクオリティも内容も、素晴らしい作品だと思います。でも視聴するにはかなり気合いが必要で、視聴した後もハッピーエンドを迎えながらも、心の中に重く残るものがある作品でした。

特に衝撃的だったのは、西宮の"声"を演じた、早見沙織さんの演技でした。まさかここまで、リアルに聾者の声を演じるとは思ってなかったからです。

聾者の方の中には、訓練して声で自分の思いを伝えられる方がいます。でも聞いたことのない"声"を発するので、聞こえる方と言葉のイントネーションが違っていたり、声量のコントロールが上手くいかなくて大きな声に驚くこともあります。
それをきちんと演じられていたのが、素晴らしいと思いました。(^^)

最終更新日 : 2020-06-30

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