周防名人の過去と、クイーン戦が決着するお話でした。
謎が多かった周防名人ですが、その過去が明らかになりました。周防の親は問題のある人だったらしく、子供の頃に彼は本家に引き取られて育ちました。周囲には、大勢の子供がいましたが、彼は大勢で何かするより、1人でいることを好みました。
そんな周防を誰よりも可愛がってくれたのは、叔母の兼子さんでした。兼子さんも本家では浮いた存在でした。兼子さんは、幼い頃から周防の目や耳を気遣ってくれました。それは周防の家に、成長するに従って視野が狭くなるという病気を持つ者が多かったからでした。
そして周防は、特にやりたいこともないまま周囲に流されるように生きていました。彼が何かを始める時は、いつも誰かから誘われたからでした。そして誘ってくれた相手が女性だと、勝手に嫁認定して^^;彼氏ができると落ち込むを繰り返していました。
東大に入学した時、カルタを始めたのも勧誘された女性に惹かれたからでした。それでも天性の器用さで、あっという間にA級になりました。しかし女性に彼氏ができた上に、目の病気を抱えていることを知り、周防は落ち込みました。
そんな時に周防を支えたのは、兼子さんに言われた「ひとかどの人間になりなさい」という言葉でした。カルタで名人になれば、ひとかどの人間になれる。それが周防の目標になり、やがてそれを実現します。
その裏には、何人かの選任読手の元を訪れて、その読み上げを録音させてもらうという地味な努力もありました。その結果、周防名人は読手が声を出す直前の息の違いから、読まれる札が何なのか判断できるようになりました。
しかしやがて周防は、強すぎて周囲から練習相手として敬遠されるようになりました。カルタがつまらなくなった周防は、相手に何枚差をつけて勝つ、相手に何回空札をとらせる、などを対戦の目標にするようになりました。
そんな周防名人が、原田先生との対戦には苦労していました。徹底的に周防を研究し抜き、千早から弱点を教えられた原田先生は、それを最大限に活用して周防名人にプレッシャーをかけていました。
しかし原田先生も、いよいよ膝の調子が悪くなり体力の限界が近づいています。周防名人は驚異的な感じの良さで、原田先生を追い詰めます。しかし原田先生も、これまでに重ねた努力と経験で名人と互角に張り合います。
試合が進むにつれ、膝の痛みから原田先生はカルタに集中できなくなってきました。そんな先生を、座布団を投げつけるという乱暴な方法で励ましたのでは、犬猿の仲の北野さんでした!
昔から何かといえば張り合ってきた2人ですが、それだけに北野さんは誰よりも原田先生の状態に気づいていたのです。
長年のライバルからの激励で、原田先生は気を引き締め直すことができました。
一方、同時に行われていたクイーン戦は、一足先に終盤を向かえていました。詩暢の的確なとりに対して、猪熊さんは感じの良さで対抗します。詩暢は千早がしてくれたたすきのおかげで、今までより軽やかに動くことができました。そして勝負を決めたのは、敵陣左奥にある札でした。
それは左利きの詩暢にとって、一番とりづらい札になります。しかし詩暢は、それをこれ以上ない最短距離でとったのです。一方の猪熊さんは、お手つきをしてしまいました。こうしてクイーン戦は、若宮詩暢が連覇しました。
戦いに敗れた猪熊さんに、詩暢は札をきちんと数えて上げてくださいと声をかけました。1枚1枚の札を大切にする、詩暢らしい言葉だと思いました。そして、それは今までの詩暢にはなかった思いやりを感じました。
こうしてクイーン戦は決着しましたが、名人戦はいまだ激しい戦いが続いています。最終的に勝利するのは、周防名人なのでしょうか。それとも原田先生なのでしょうか。
そして矢も盾もたまらず、名人戦の会場に向かった新は勝敗が決まる決定的な瞬間に間に合うのでしょうか!?(^^;
謎が多かった周防名人ですが、その過去が明らかになりました。周防の親は問題のある人だったらしく、子供の頃に彼は本家に引き取られて育ちました。周囲には、大勢の子供がいましたが、彼は大勢で何かするより、1人でいることを好みました。
そんな周防を誰よりも可愛がってくれたのは、叔母の兼子さんでした。兼子さんも本家では浮いた存在でした。兼子さんは、幼い頃から周防の目や耳を気遣ってくれました。それは周防の家に、成長するに従って視野が狭くなるという病気を持つ者が多かったからでした。
そして周防は、特にやりたいこともないまま周囲に流されるように生きていました。彼が何かを始める時は、いつも誰かから誘われたからでした。そして誘ってくれた相手が女性だと、勝手に嫁認定して^^;彼氏ができると落ち込むを繰り返していました。
東大に入学した時、カルタを始めたのも勧誘された女性に惹かれたからでした。それでも天性の器用さで、あっという間にA級になりました。しかし女性に彼氏ができた上に、目の病気を抱えていることを知り、周防は落ち込みました。
そんな時に周防を支えたのは、兼子さんに言われた「ひとかどの人間になりなさい」という言葉でした。カルタで名人になれば、ひとかどの人間になれる。それが周防の目標になり、やがてそれを実現します。
その裏には、何人かの選任読手の元を訪れて、その読み上げを録音させてもらうという地味な努力もありました。その結果、周防名人は読手が声を出す直前の息の違いから、読まれる札が何なのか判断できるようになりました。
しかしやがて周防は、強すぎて周囲から練習相手として敬遠されるようになりました。カルタがつまらなくなった周防は、相手に何枚差をつけて勝つ、相手に何回空札をとらせる、などを対戦の目標にするようになりました。
そんな周防名人が、原田先生との対戦には苦労していました。徹底的に周防を研究し抜き、千早から弱点を教えられた原田先生は、それを最大限に活用して周防名人にプレッシャーをかけていました。
しかし原田先生も、いよいよ膝の調子が悪くなり体力の限界が近づいています。周防名人は驚異的な感じの良さで、原田先生を追い詰めます。しかし原田先生も、これまでに重ねた努力と経験で名人と互角に張り合います。
試合が進むにつれ、膝の痛みから原田先生はカルタに集中できなくなってきました。そんな先生を、座布団を投げつけるという乱暴な方法で励ましたのでは、犬猿の仲の北野さんでした!
昔から何かといえば張り合ってきた2人ですが、それだけに北野さんは誰よりも原田先生の状態に気づいていたのです。
長年のライバルからの激励で、原田先生は気を引き締め直すことができました。
一方、同時に行われていたクイーン戦は、一足先に終盤を向かえていました。詩暢の的確なとりに対して、猪熊さんは感じの良さで対抗します。詩暢は千早がしてくれたたすきのおかげで、今までより軽やかに動くことができました。そして勝負を決めたのは、敵陣左奥にある札でした。
それは左利きの詩暢にとって、一番とりづらい札になります。しかし詩暢は、それをこれ以上ない最短距離でとったのです。一方の猪熊さんは、お手つきをしてしまいました。こうしてクイーン戦は、若宮詩暢が連覇しました。
戦いに敗れた猪熊さんに、詩暢は札をきちんと数えて上げてくださいと声をかけました。1枚1枚の札を大切にする、詩暢らしい言葉だと思いました。そして、それは今までの詩暢にはなかった思いやりを感じました。
こうしてクイーン戦は決着しましたが、名人戦はいまだ激しい戦いが続いています。最終的に勝利するのは、周防名人なのでしょうか。それとも原田先生なのでしょうか。
そして矢も盾もたまらず、名人戦の会場に向かった新は勝敗が決まる決定的な瞬間に間に合うのでしょうか!?(^^;
最終更新日 : 2022-10-30
競技で全部読んだとしても半分の五十首なのに全部録音させてくれとは、 大福のお土産では見合わないでしょう><; 『ちはやふる3』 第十九首 みをつくしてや 前回の最後にTVのチャンネルを回し続けていたのは周防の叔母 兼子でした。 周防はダメ親の元から本家に引き取られてきた子どもでした。 叔母さんは出戻りだからと気を遣っていたようだけど、 意地悪をされることもなく平穏な日々を過ごしていたよ... …
2020/02/28 13:18 マイ・シークレット・ガーデン FC2