日々の記録

名人戦・クイーン戦、共に混戦模様です！

２回戦が始まろうとしています。クイーン戦で戦おうと約束した千早が、修学旅行のために予選に参加しなかったこと。そして市議会議員の祖母が、自分を広告塔のようにしか考えてないことをあらめて知り、詩暢は動揺していました。

試合が始まってからも、詩暢は精気が抜けた様子で精彩がありません。対照的に、猪熊さんは調子を上げています。そして気がつけば、詩暢はこれまでの試合からは考えられない負け方をしました。そんな詩暢を見て、千早は自分のせいだと責任を感じます。

一方、名人戦は周防名人が相変わらずやる気のない様子です。そして２回戦も、原田先生が勝利して名人に王手をかけました。あと１つ勝てば、原田先生が名人です！

休憩時間、善戦した猪熊さんはつわりが酷くて苦しんでます。２人の子供を育てながら。そして３人目を妊娠していながら、それでもカルタのクイーンを目指して猪熊さんはがんばってます。そこには、カルタを続ける人への猪熊さんの思いが込められていました。

敗北した詩暢は、控え室に母親すら入れず、荒々しく着物を脱ぎ捨てていました。そして詩暢は、近江神宮にお参りに行きました。そんな詩暢の見かけた千早は、その後を追いました。

３回戦は、クイーン戦はお休みで名人戦のみが行われました。３回戦になって、周防名人のカルタが変わりました。下手な^^;囲い手まで使って、積極的に札を取りにきました。そして３回戦は、名人が勝利しました。しかし、これは４回戦に全力を尽くすための、原田先生の作戦でした。

次の対戦に備えて、原田先生は奥さんが用意してくれた膝サポーター(？)を着用しました。そして再び着物に着替えた詩暢には千早が駆け寄って、たすきを掛けてくれました。一度は壊れたかと思った千早と詩暢の関係ですが、これで仲直りすることができたみたいです。

そして試合が再開されます。原田先生は、これに勝利すれば念願の名人です。原田先生は手段を選ばず、全力で名人から札を取りにきます。対戦中、原田先生は頻繁に札の配置を変更します。そして千早から聞いた、名人の弱点を突いてきます。

千早の気づいた弱点は、名人は視野が狭いのではないかということです。そういえば周防名人は、よくサングラスをしています。それは目を保護するためなのかもしれないですね。

クイーン戦では、詩暢が復調して１点を狙った的確なカルタをとります。その送り札を見て、桜沢先生は詩暢の見ているものに気づきました。詩暢はカルタを深く知り、その関係性を手がかりに札を配置したり、札を送っているのでした。

というわけで、試合が白熱する中で周防名人と詩暢の抱える孤独が垣間見えるお話でした。
そうそう。詩暢のお祖母さんが、テレビ中継がないことを知らずに、孫の試合を見ようとしているのが何だか微笑ましかったです。(^^;