この手の実写化作品は、多くがトンデモ作品になることが多いのですが^^;、この作品はとても面白い映画でした!
主人公のスピードは、幼い頃から車が大好きでした。レーサーの兄を尊敬して、いつか自分もあんな風になりたいと憧れています。ところが兄はあるときから突然、レース−中に他の車をクラッシュさせる汚い走りをするようになりました。
そして兄は、レース中の事故で亡くなってしまいました。
兄の死にショックを受けながらも、やがてスピードもレースに参加するようになりました。そんな時、彼の走りを見たローヤルトンという大金持ちが、彼を好条件でスカウトしたいと申し出ました。スピードは迷った末に、ローヤルトンの申し出を断ります。
ローヤルトンは、自社の利益になるように裏で汚い工作をしていました。その悪行の証拠を、ローヤルトンのライバル会社の息子・テジョが持っていました。ローヤルトンの悪事を暴こうとするレーサーXと共に、スピードはテジョのチームに参加してローヤルトンの送り込んだレーサーたちと戦います。
みんなの協力で、なんとかレースーに勝利したスピードたちでしたが、優勝したテジョも自社の株価を上げることが目的だったと知ります。なんのためにレースをするのかわからなくなるスピードでしたが、テジョの妹ハルコの協力により、グランプリレースへの参加権を得ます。
自社のレーサーを勝利させるために、手段を選ばないローヤルトンを相手に、スピードは家族が力を合わせて作り上げたマッハ号でレースに出場するのでした。
自動車レースの闇を描きながらも、全体的にコミカルに表現されていて、娯楽作品として単純に楽しむことができる作品でした。中でも凄いのは、マシンとマシンがぶつかり合う激しいレースシーンです。このレースシーンを見ていたら、昔遊んだスーファミの「F-ZERO」を思い出しました。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30