活きることに悩む少年は、話を聞いてもらうためにとある老師の元を訪れます。生きるとは何か。本当の自分とは何か。少年は老師に問いかけます。
しかし、いつも老師はその問いかけに対して、明確な答えを出してはくれません。ただわからないということを、教えてくれるだけです。
全編を通して、禅問答を読んでいるような感じでした。読み終えた後に、多少心に引っかかりは残りましたが、深く心に残る内容ではありませんでした。老師が答えを出さない(=出せない)のはいいとして、内容的にもう一歩踏み込みが足りないような気がしました。
最終更新日 : 2019-12-21