夏休みに美姫たち3人が、金沢に旅行するお話でした。
夏休みになり、暑い日が続いています。綾は海に行きたいと言い出しました。しかし、京都から日帰りで海に行くのは、かなりたいへんなようです。そんな時、美姫が金沢に旅館を営んでいる叔母さんがいることを話しました。その旅館に3人は泊めてもらえることになり、そろって金沢に出かけました。
金沢をあちこち散策して、3人は旅館に到着しました。叔母さんは、美姫が友人を連れてやって来たことを喜んでくれました。豪華な食事や温泉を満喫した3人は、娯楽スペースに将棋の駒が置かれているのに気づきました。しかし、それは将棋の駒と違い、裏面に何も書かれていません。
それは、"ごいた"という遊びのための駒でした。将棋と違い、そのゲームは4人で遊びます。美姫、綾、翠に叔母さんも加わり、ゲームを楽しみました。その時に、美姫は昔この遊びをしたことがあると叔母さんから教えられました。しかし美姫には覚えがありません。
翌日は、いよいよ海で泳ぎます。・・・と思ったら、天気が悪くて海に行くことができません。がっかりした3人でしたが、親子連れで旅館に来ていた家族がやはりがっかりしていることを知りました。駄々をこねる男の子を、美姫たちはゲームに誘いました。
そして男の子と美姫たちの4人で、ごいたで遊ぶことになりました。ごいたは、2人が1組になって競うゲームでした。
親になった者が、最初に伏せた駒と表にした駒を出します。次の人は、表にした駒と同じ駒を出すことができれば、その人が新しい親になれます。そして手持ちの駒を、最初に全て出したチームの勝ちです。
王、角、飛、金、銀、馬、香、し、の8種類の駒のうち、王は特別な駒で、角、飛、金、銀、馬が出された時に、代わりに出すことができます。各駒には点数が決められていて、ゲームが終わった時に出した駒がチームの得点になります。何度かゲームを続けて、150点を先に取ったチームが勝ちになります。
最初は美姫と綾、翠と男の子がチームを組んで戦います。でもルールが複雑な上に、状況によって駒を出した方がいい時とダメな時が変わります。それに男の子は混乱してしまいます。そんな男の子を見ていて、美姫は昔のことを思い出しました。
今目の前にいる男の子と同じように、幼い頃にこの遊びをした美姫は、やはり駒を出す時とダメな時がわからなくて混乱したのです。そして、そんな美姫だからこそ、今の男の子気持ちがよくわかりました。そこで今度は、美姫と男の子がチームを組んで対戦することにしました。
すると今度は、美姫の気持ちが男の子に通じて、ゲームに勝つことができました。そしてゲームに熱中していた間に、すっかり雨はあがり、美姫たちはようやく海で泳ぐことができました。
最初、海に行くことになった時は、お約束の水着回&温泉回かあと思いましたが^^;、美姫の思い出とからめた、いいお話でしたね。(^^)
夏休みになり、暑い日が続いています。綾は海に行きたいと言い出しました。しかし、京都から日帰りで海に行くのは、かなりたいへんなようです。そんな時、美姫が金沢に旅館を営んでいる叔母さんがいることを話しました。その旅館に3人は泊めてもらえることになり、そろって金沢に出かけました。
金沢をあちこち散策して、3人は旅館に到着しました。叔母さんは、美姫が友人を連れてやって来たことを喜んでくれました。豪華な食事や温泉を満喫した3人は、娯楽スペースに将棋の駒が置かれているのに気づきました。しかし、それは将棋の駒と違い、裏面に何も書かれていません。
それは、"ごいた"という遊びのための駒でした。将棋と違い、そのゲームは4人で遊びます。美姫、綾、翠に叔母さんも加わり、ゲームを楽しみました。その時に、美姫は昔この遊びをしたことがあると叔母さんから教えられました。しかし美姫には覚えがありません。
翌日は、いよいよ海で泳ぎます。・・・と思ったら、天気が悪くて海に行くことができません。がっかりした3人でしたが、親子連れで旅館に来ていた家族がやはりがっかりしていることを知りました。駄々をこねる男の子を、美姫たちはゲームに誘いました。
そして男の子と美姫たちの4人で、ごいたで遊ぶことになりました。ごいたは、2人が1組になって競うゲームでした。
親になった者が、最初に伏せた駒と表にした駒を出します。次の人は、表にした駒と同じ駒を出すことができれば、その人が新しい親になれます。そして手持ちの駒を、最初に全て出したチームの勝ちです。
王、角、飛、金、銀、馬、香、し、の8種類の駒のうち、王は特別な駒で、角、飛、金、銀、馬が出された時に、代わりに出すことができます。各駒には点数が決められていて、ゲームが終わった時に出した駒がチームの得点になります。何度かゲームを続けて、150点を先に取ったチームが勝ちになります。
最初は美姫と綾、翠と男の子がチームを組んで戦います。でもルールが複雑な上に、状況によって駒を出した方がいい時とダメな時が変わります。それに男の子は混乱してしまいます。そんな男の子を見ていて、美姫は昔のことを思い出しました。
今目の前にいる男の子と同じように、幼い頃にこの遊びをした美姫は、やはり駒を出す時とダメな時がわからなくて混乱したのです。そして、そんな美姫だからこそ、今の男の子気持ちがよくわかりました。そこで今度は、美姫と男の子がチームを組んで対戦することにしました。
すると今度は、美姫の気持ちが男の子に通じて、ゲームに勝つことができました。そしてゲームに熱中していた間に、すっかり雨はあがり、美姫たちはようやく海で泳ぐことができました。
最初、海に行くことになった時は、お約束の水着回&温泉回かあと思いましたが^^;、美姫の思い出とからめた、いいお話でしたね。(^^)
最終更新日 : 2022-10-30
Re: タイトルなし * by 横溝ルパン
こんにちは。コメントありがとうございます。
海に行きたいと聞いた時は、お約束の水着回かあとテンションが下がりましたが^^;、ゲームの部分もちゃんと描かれていて安心しました。
そして、美姫の過去と一緒にゲームをした男の子の気持ちが重なるところがよかったです。(^^)
海に行きたいと聞いた時は、お約束の水着回かあとテンションが下がりましたが^^;、ゲームの部分もちゃんと描かれていて安心しました。
そして、美姫の過去と一緒にゲームをした男の子の気持ちが重なるところがよかったです。(^^)
ただの水着回ではありませんでしたね。
今回のゲームは「ごいた」
例によって全く知りませんでした。
意外とシンプルなルールでやってみたいですね。
美姫もタカシを勝たせてあげることができました。
友達という宝物ができてよかったですね。