雪に閉ざされた、冬のお話でした。
長い冬がやって来て、マインは家で過ごす日々が続いています。冬の間に、お母さんとトゥーリは、裁縫や編み物細工を作っています。そしてマインは、この機会にパピルスを自作しようとします。冬になる前にマインは、トゥーリやルッツたちに頼んで、太い草の茎を集めてもらったのです。
でも幼いマインの手では、硬い茎から繊維を取り出すのに手こずります。困ったマインは、度々トゥーリに助けてもらいました。そしてようやく手に入れた繊維で、パピルスもどき作りの開始です。しかし細い繊維を編むのは、想像以上に根気のいる仕事でした。結局、手間がかかりすぎるため、マインのパピルス作りは挫折したのでした。
しかし、マインはこれくらいで本作りを諦めません。次は粘土板を作って、そこに文字を書こうと決意するのでした。
そんなマインを、お母さんは少しはお手伝いをしなさいとたしなめます。この世界の女性は、お裁縫と料理がうまいことが良い縁談につながるようです。
トゥーリはお母さんに教わって、機織りを習っています。この世界では7才になると洗礼式があり、それからは将来なる仕事の見習いとして働き始めるのです。トゥーリはお母さんのようなお針子になるために、お針子見習いとして働き始める予定なのでした。
ある朝、マインが起きるとお父さんとトゥーリの姿が見えません。2人は朝早くから、パルゥの実を採りに行っていたのです。パルゥは凍りついた木になっているので、子供が木に登って実のついた枝を手のひらで暖めて実を採取するのです。
手を真っ赤にして帰ってきたトゥーリは、早速その実から出た汁をマインに飲ませてくれました。それはココナッツのような、甘い味でした。
そうして採ったパルゥの実は、飲んだり油をとったりして利用します。最後に残った絞りかすは、鳥の餌になります。
ところがマインは、それを食べてみて、おからのような味がすることに気づきました。そこからヒントを得て、マインはパルゥの絞りかすからパンケーキのようなものを作りました。それは美味しいと、家族やルッツたちにも好評です。
長い冬の間に、マインはオットーからもらった石筆を使い尽くしていました。マインはお父さんに、オットーさんに会って石筆をもらいたいとねだりますが、お父さんはオットーに焼き餅を焼いて仕事場にマインを連れて行ってくれません。(^^;
でも、お母さんとトゥーリがそろって出かける日があり、お父さんは仕方なくマインを仕事場に連れて行きました。その道すがら、お父さんがマインにオットーがすでに結婚していること、奥さん以外は眼中にないことを教えるのが微笑ましかったです。
お父さんの職場についたマインは、ようやくオットーと会うことができました。そこでマインは、オットーが会計報告の計算に苦労していることに気づきました。文字はまだ学習中のマインですが、算数ではオットーの力になることができました。そしてマインは、オットーに算数を教える代わりに、石筆と文字を提供してもらう約束をしたのでした。
そしてトゥーリの洗礼式用の衣装が出来上がりました。衣装は完成しましたが、髪飾りは特に工夫しないと知ったマインは、トゥーリのために転生前に覚えたレース編みの知識を使うことにしました。でもそのためには、細いかぎ棒が必要です。
マインはお父さんにお願いして、かぎ棒を作ってもらいました。マインの役に立てて、マインが喜んでくれたことで、お父さんは大満足です。
そしてマインは、花型のレース編みを作り上げました。それを見たお母さんは、あっという間にその構造を見抜いて、残りはお母さんが仕上げてくれました。こうしてトゥーリは、きれいな髪飾りをつけて洗礼式を迎えることができます。
そんな2人の可愛い娘に囲まれて、お父さんもお母さんも幸せそうです。(^^)
というわけで、今回は本作りは進展しませんでしたが、マインと家族の絆は深まりました。体力のないマインですが、その部分はルッツが補ってくれそうですし、どんな形で本作りが実現するのか楽しみです。
長い冬がやって来て、マインは家で過ごす日々が続いています。冬の間に、お母さんとトゥーリは、裁縫や編み物細工を作っています。そしてマインは、この機会にパピルスを自作しようとします。冬になる前にマインは、トゥーリやルッツたちに頼んで、太い草の茎を集めてもらったのです。
でも幼いマインの手では、硬い茎から繊維を取り出すのに手こずります。困ったマインは、度々トゥーリに助けてもらいました。そしてようやく手に入れた繊維で、パピルスもどき作りの開始です。しかし細い繊維を編むのは、想像以上に根気のいる仕事でした。結局、手間がかかりすぎるため、マインのパピルス作りは挫折したのでした。
しかし、マインはこれくらいで本作りを諦めません。次は粘土板を作って、そこに文字を書こうと決意するのでした。
そんなマインを、お母さんは少しはお手伝いをしなさいとたしなめます。この世界の女性は、お裁縫と料理がうまいことが良い縁談につながるようです。
トゥーリはお母さんに教わって、機織りを習っています。この世界では7才になると洗礼式があり、それからは将来なる仕事の見習いとして働き始めるのです。トゥーリはお母さんのようなお針子になるために、お針子見習いとして働き始める予定なのでした。
ある朝、マインが起きるとお父さんとトゥーリの姿が見えません。2人は朝早くから、パルゥの実を採りに行っていたのです。パルゥは凍りついた木になっているので、子供が木に登って実のついた枝を手のひらで暖めて実を採取するのです。
手を真っ赤にして帰ってきたトゥーリは、早速その実から出た汁をマインに飲ませてくれました。それはココナッツのような、甘い味でした。
そうして採ったパルゥの実は、飲んだり油をとったりして利用します。最後に残った絞りかすは、鳥の餌になります。
ところがマインは、それを食べてみて、おからのような味がすることに気づきました。そこからヒントを得て、マインはパルゥの絞りかすからパンケーキのようなものを作りました。それは美味しいと、家族やルッツたちにも好評です。
長い冬の間に、マインはオットーからもらった石筆を使い尽くしていました。マインはお父さんに、オットーさんに会って石筆をもらいたいとねだりますが、お父さんはオットーに焼き餅を焼いて仕事場にマインを連れて行ってくれません。(^^;
でも、お母さんとトゥーリがそろって出かける日があり、お父さんは仕方なくマインを仕事場に連れて行きました。その道すがら、お父さんがマインにオットーがすでに結婚していること、奥さん以外は眼中にないことを教えるのが微笑ましかったです。
お父さんの職場についたマインは、ようやくオットーと会うことができました。そこでマインは、オットーが会計報告の計算に苦労していることに気づきました。文字はまだ学習中のマインですが、算数ではオットーの力になることができました。そしてマインは、オットーに算数を教える代わりに、石筆と文字を提供してもらう約束をしたのでした。
そしてトゥーリの洗礼式用の衣装が出来上がりました。衣装は完成しましたが、髪飾りは特に工夫しないと知ったマインは、トゥーリのために転生前に覚えたレース編みの知識を使うことにしました。でもそのためには、細いかぎ棒が必要です。
マインはお父さんにお願いして、かぎ棒を作ってもらいました。マインの役に立てて、マインが喜んでくれたことで、お父さんは大満足です。
そしてマインは、花型のレース編みを作り上げました。それを見たお母さんは、あっという間にその構造を見抜いて、残りはお母さんが仕上げてくれました。こうしてトゥーリは、きれいな髪飾りをつけて洗礼式を迎えることができます。
そんな2人の可愛い娘に囲まれて、お父さんもお母さんも幸せそうです。(^^)
というわけで、今回は本作りは進展しませんでしたが、マインと家族の絆は深まりました。体力のないマインですが、その部分はルッツが補ってくれそうですし、どんな形で本作りが実現するのか楽しみです。
最終更新日 : 2022-10-30
本好きの下剋上第3話「冬のできごと」は、マインが前世の知識と経験で異世界住人を驚かせるという、異世界あるあるエピソードだった。 教わってない籠を作ってしまう OPではアニメ化と聞いてHNKかと思ったというコメントがあった。 あと、飛ばせないOPって言われてたけど同意w 教育アニメ風の雰囲気はツボなんだよねえ。 懐いって感覚もあるし。 母エーファと姉トゥーリは籠と服を縫ってた。 マインは草を集... …
2019/11/18 19:00 アニメとマンガの感想と考察