物語は2つの視点から語られます。1つはプラハに暮らす、貧しいユダヤ人の少年モシェ。もう1つは現代のロサンゼルスに暮らす、両親が離婚することになったマックスという少年。
はじめ2つの物語は関連がなさそうに見えますが、途中からそれが1つの物語として重なり始めます。
やがて物語は、一方の展開がもう一方の疑問の答えとなる形になっていきます。その時には。もう完全に物語の虜になっていて目が離せなくなり、最後まで一気に読み終えました。
詳しく内容を紹介すると、これから読む方の楽しみを奪ってしまいそうで書けませんが、メルヘンのような雰囲気もありながら、その中には重い歴史もあったり、人生の辛さもあったりしますが、最後まで読み終えた時の感動が素晴らしい作品でした。
ちょうど長い連休に入りましたし、何かいい本ないかなと思っている方がいたら、ぜひお勧めしたい1冊です!(^^)
最終更新日 : 2022-10-30