「アンゴルモア元寇合戦記」も、今回で最終回です。
蒙古軍の砲撃で、吹き飛ばされた迅三郎は海へと沈みました。それを見て味方は動揺しますが、戦いはまだ終わりません。
輝日姫を守ろうと、決死の戦いが続きます。しかし迅三郎を失った輝日姫は、戦う気力を失ってしまいます。そんな輝日姫を、鹿乃が強引に救います。
しかし、どこに逃げても島中に蒙古軍がいて、逃げ場がありません。思い詰めた鹿乃は、敵に蹂躙されるならと、自らの手で輝日姫の首を絞めます。そんな鹿乃も、蒙古軍に襲われてなぶりものにされてしまいました。(;_;)
一方、蒙古軍の爆弾を手に入れた阿無志は、刀伊祓のサナたちと逃げています。しかし、前も後ろも蒙古軍に囲まれてしまいました。蒙古軍の注意を引きつけるために、阿無志は爆弾を抱えて敵陣の火の中に投じました。そのまま海に逃げようとした阿無志でしたが、蒙古軍の矢を受けて海に沈みました。
そんな阿無志を、サナが追いかけます。しかしサナの願いもむなしく、海に沈んだ阿無志は再び浮かび上がることはありませんでした。(;_;)
同じように海中に沈んだ迅三郎は、昔のことを思い出していました。それはまだ、彼が鎌倉にいた時のことでした。庭に木を植えようとしていた娘を、迅三郎は厳しく叱りつけました。それでも娘は、木を植えることを止めようとしません。常々迅三郎が口にしている「一所懸命」の気持ちで、命がけでこの木を守り抜くというのです。
その夜、迅三郎の屋敷に忍び込んだ者たちがいました。しかし娘が木の番をしていたために、彼らはすぐに発見されてしまいました。敵を捕まえた後、迅三郎は娘になぜ武士の庭に木を植えてはいけないのかを教えます。屋敷に木があると、忍び寄ろうとする敵の、絶好の隠れ蓑となってしまうからです。
敵に襲われながらも、娘は一所懸命を貫きました。その思いを認めて、ようやく迅三郎はその木を植えることを許したのでした。
そして迅三郎は、海中で目を覚ましました。しかしすでに深く沈んでいて、海面ははるか上です。途中で息が続かなくなった迅三郎でしたが、彼に問いかけるように泳いでいて白いサメに救われたようです。迅三郎が気づいた時、彼は海辺へと打ち上げられていました。
迅三郎は再び、敵の姿を求めて移動します。そこに広がるのは、残虐に殺された味方の屍ばかりでした。もはや生き残りはいないのかと思いきや、死体の中から子供が顔を出しました。彼は迅三郎を仇と狙う男の子でした。迅三郎は彼の持っていた刀を借りると、捕虜を連れ帰ろうとする蒙古軍にたった1人で襲いかかりました。
その鬼神のような戦いぶりを、蒙古軍は止めることができません。そんな迅三郎の前に、劉復亨が現れました。鬼剛丸と戦っていた劉復亨ですが、それを倒して迅三郎の前に現れたのです。この場面、鬼剛丸と劉復亨の戦いが描かれなかったのが残念でした。
劉復亨は、味方が壊滅されて戦う迅三郎を愚かだと笑います。しかし今の迅三郎にとって、味方の生死はすでにどうでもいいことでした。ただ彼が戦いたい。一所懸命を貫くことだけが、迅三郎の目的だったのです。
そんな迅三郎の迫力に、さすがの劉復亨も恐れを感じました。彼の部下たちは、劉復亨を守ろうとします。しかし、ゆっくりと進んでくる迅三郎を止められる者は1人もいませんでした。
そして蒙古軍は、対馬から去りました。そんな中、鹿乃に殺されたのかと思った輝日姫が目を覚ましました。鹿乃は輝日姫を殺したのではなく、意識を失わせ枯れ葉の山で彼女の姿を隠したのです。自分だけが生き延びてしまったことを、輝日姫が哀しむ中、そこに迅三郎の背中が見えました。
戦いが終わった時、たった1人でも生き延びていたら俺たちの勝ちだという言葉を、輝日姫は思い出します。多くの者がこの戦いで命を落としましたが、迅三郎と輝日姫、そして島民の何人かは殺戮の手を逃れて生き延びました。
それを見た輝日姫は、まだ対馬は終わってないと確信したのでした。
というわけで、凶暴な蒙古軍も対馬の全てを殺戮しつくすことはできませんでした。少ない兵力に来ない援軍と、悲惨な要素ばかりの作品でしたが、不思議と見終わった後に殺伐感は残りませんでした。逆にあれだけの大軍を前に、決して譲らず戦い抜いた不屈の思いが心に残る作品でした。(^^)
蒙古軍の砲撃で、吹き飛ばされた迅三郎は海へと沈みました。それを見て味方は動揺しますが、戦いはまだ終わりません。
輝日姫を守ろうと、決死の戦いが続きます。しかし迅三郎を失った輝日姫は、戦う気力を失ってしまいます。そんな輝日姫を、鹿乃が強引に救います。
しかし、どこに逃げても島中に蒙古軍がいて、逃げ場がありません。思い詰めた鹿乃は、敵に蹂躙されるならと、自らの手で輝日姫の首を絞めます。そんな鹿乃も、蒙古軍に襲われてなぶりものにされてしまいました。(;_;)
一方、蒙古軍の爆弾を手に入れた阿無志は、刀伊祓のサナたちと逃げています。しかし、前も後ろも蒙古軍に囲まれてしまいました。蒙古軍の注意を引きつけるために、阿無志は爆弾を抱えて敵陣の火の中に投じました。そのまま海に逃げようとした阿無志でしたが、蒙古軍の矢を受けて海に沈みました。
そんな阿無志を、サナが追いかけます。しかしサナの願いもむなしく、海に沈んだ阿無志は再び浮かび上がることはありませんでした。(;_;)
同じように海中に沈んだ迅三郎は、昔のことを思い出していました。それはまだ、彼が鎌倉にいた時のことでした。庭に木を植えようとしていた娘を、迅三郎は厳しく叱りつけました。それでも娘は、木を植えることを止めようとしません。常々迅三郎が口にしている「一所懸命」の気持ちで、命がけでこの木を守り抜くというのです。
その夜、迅三郎の屋敷に忍び込んだ者たちがいました。しかし娘が木の番をしていたために、彼らはすぐに発見されてしまいました。敵を捕まえた後、迅三郎は娘になぜ武士の庭に木を植えてはいけないのかを教えます。屋敷に木があると、忍び寄ろうとする敵の、絶好の隠れ蓑となってしまうからです。
敵に襲われながらも、娘は一所懸命を貫きました。その思いを認めて、ようやく迅三郎はその木を植えることを許したのでした。
そして迅三郎は、海中で目を覚ましました。しかしすでに深く沈んでいて、海面ははるか上です。途中で息が続かなくなった迅三郎でしたが、彼に問いかけるように泳いでいて白いサメに救われたようです。迅三郎が気づいた時、彼は海辺へと打ち上げられていました。
迅三郎は再び、敵の姿を求めて移動します。そこに広がるのは、残虐に殺された味方の屍ばかりでした。もはや生き残りはいないのかと思いきや、死体の中から子供が顔を出しました。彼は迅三郎を仇と狙う男の子でした。迅三郎は彼の持っていた刀を借りると、捕虜を連れ帰ろうとする蒙古軍にたった1人で襲いかかりました。
その鬼神のような戦いぶりを、蒙古軍は止めることができません。そんな迅三郎の前に、劉復亨が現れました。鬼剛丸と戦っていた劉復亨ですが、それを倒して迅三郎の前に現れたのです。この場面、鬼剛丸と劉復亨の戦いが描かれなかったのが残念でした。
劉復亨は、味方が壊滅されて戦う迅三郎を愚かだと笑います。しかし今の迅三郎にとって、味方の生死はすでにどうでもいいことでした。ただ彼が戦いたい。一所懸命を貫くことだけが、迅三郎の目的だったのです。
そんな迅三郎の迫力に、さすがの劉復亨も恐れを感じました。彼の部下たちは、劉復亨を守ろうとします。しかし、ゆっくりと進んでくる迅三郎を止められる者は1人もいませんでした。
そして蒙古軍は、対馬から去りました。そんな中、鹿乃に殺されたのかと思った輝日姫が目を覚ましました。鹿乃は輝日姫を殺したのではなく、意識を失わせ枯れ葉の山で彼女の姿を隠したのです。自分だけが生き延びてしまったことを、輝日姫が哀しむ中、そこに迅三郎の背中が見えました。
戦いが終わった時、たった1人でも生き延びていたら俺たちの勝ちだという言葉を、輝日姫は思い出します。多くの者がこの戦いで命を落としましたが、迅三郎と輝日姫、そして島民の何人かは殺戮の手を逃れて生き延びました。
それを見た輝日姫は、まだ対馬は終わってないと確信したのでした。
というわけで、凶暴な蒙古軍も対馬の全てを殺戮しつくすことはできませんでした。少ない兵力に来ない援軍と、悲惨な要素ばかりの作品でしたが、不思議と見終わった後に殺伐感は残りませんでした。逆にあれだけの大軍を前に、決して譲らず戦い抜いた不屈の思いが心に残る作品でした。(^^)
最終更新日 : 2022-10-30