対馬が、蒙古の大軍に包囲されるお話でした。
白石の裏切りを知った迅三郎は、彼と刃を交えることになりました。白石もかなりの使い手でしたが、迅三郎の義経流がそれを上回りました。勝負に敗れた白石は、迅三郎の手で首をうたれました。その首は、輝日姫がもらい受けました。口では裏切り者の首として厳しく対処すると言った輝日でしたが、森の中に手厚く白石の首を葬りました。
蒙古軍を撃退したことで、城の士気は上がっています。そんな中、張明福が密かに流人に声をかけました。いつの間にか彼は、一艘の船を手に入れていたのです。その船を使って、明福は対馬から脱出しようと皆を誘います。しかし、その提案にのったのは、鬼剛丸だけでした。
その頃、刀伊祓の長老は吉兆を占っていました。しかし、そこに現れたのは、恐るべき凶兆でした。それを目の当たりにした長老は、そのまま命を落としてしまいました。兵たちの士気が下がらぬように、長嶺判官は占いの結果は転じて吉となると伝えました。
ところが、城の南門に多くの動物が集まってきていました。彼らは森の中にいまだ潜む、蒙古軍に追われて来たようです。そして蒙古軍は、自らの力を見せつけるかのように森の中で火を焚き、恐るべき大軍がいることを誇示します。
そこに海から向かう船の一団が見えました。それは九州からの援軍ではないかと、輝日姫たちは期待します。ところが、その船団もまた蒙古軍だったのです。島から逃げ出した張明福も、これでは島に引き返すしかなさそうですね。
さらに対馬への出兵を急ぐ少弐景資は、父の反対によって出兵を差し止められてしまいました。彼の父は、蒙古軍が九州の勢力争いしか念頭になく、対馬に兵を出すことは自らの力を削ぐことにしかならないと判断したのです。
というわけで、城は大軍に囲まれて、海からも蒙古軍が迫ります。おまけに援軍もあてにできない状況となり、これから迅三郎たちはどう戦えばいいのでしょうか!?
白石の裏切りを知った迅三郎は、彼と刃を交えることになりました。白石もかなりの使い手でしたが、迅三郎の義経流がそれを上回りました。勝負に敗れた白石は、迅三郎の手で首をうたれました。その首は、輝日姫がもらい受けました。口では裏切り者の首として厳しく対処すると言った輝日でしたが、森の中に手厚く白石の首を葬りました。
蒙古軍を撃退したことで、城の士気は上がっています。そんな中、張明福が密かに流人に声をかけました。いつの間にか彼は、一艘の船を手に入れていたのです。その船を使って、明福は対馬から脱出しようと皆を誘います。しかし、その提案にのったのは、鬼剛丸だけでした。
その頃、刀伊祓の長老は吉兆を占っていました。しかし、そこに現れたのは、恐るべき凶兆でした。それを目の当たりにした長老は、そのまま命を落としてしまいました。兵たちの士気が下がらぬように、長嶺判官は占いの結果は転じて吉となると伝えました。
ところが、城の南門に多くの動物が集まってきていました。彼らは森の中にいまだ潜む、蒙古軍に追われて来たようです。そして蒙古軍は、自らの力を見せつけるかのように森の中で火を焚き、恐るべき大軍がいることを誇示します。
そこに海から向かう船の一団が見えました。それは九州からの援軍ではないかと、輝日姫たちは期待します。ところが、その船団もまた蒙古軍だったのです。島から逃げ出した張明福も、これでは島に引き返すしかなさそうですね。
さらに対馬への出兵を急ぐ少弐景資は、父の反対によって出兵を差し止められてしまいました。彼の父は、蒙古軍が九州の勢力争いしか念頭になく、対馬に兵を出すことは自らの力を削ぐことにしかならないと判断したのです。
というわけで、城は大軍に囲まれて、海からも蒙古軍が迫ります。おまけに援軍もあてにできない状況となり、これから迅三郎たちはどう戦えばいいのでしょうか!?
最終更新日 : 2022-10-30
第拾話 凶兆蒙古の内通者となった白石。地頭として領民を守る立場だったが隣の地頭に裏切られた。かつての領地と領民を取り戻すべく内通者に成り果てた。薙刀は射程に置いて有利、朽井は懐に飛び込んでくる。獲物を変えて腰の大刀で切り捨てる。 白石の勝利の算段は脆くも崩れた。朽井が大刀を捨て短刀で白石の腹を切ったのだった。白石の裏切りに気づいた刀伊払の女が殺害された仲間の仇と矢を放つ。介錯する朽... …
2018/09/13 21:20 ぬるーくまったりと 3rd