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2018-08-25 (Sat) 00:02

詩のなぐさめ/池澤 夏樹

詩のなぐさめ池澤夏樹さんの「詩のなぐさめ」を読み終えました。

読む順序が逆になってしまいましたが、「詩のきらめき」より前に発表された「詩のなぐさめ」を読みました。

「詩のきらめき」を読んだ時もそうでしたが、著者くらいの方でも詩はそっけなく、わかりにくいと思うことがあるのを知って、ちょっとだけ安心できました。(^^;

さらに驚いたのは、あの谷川俊太郎さんさえ「詩人のふりをしているが/私は詩人ではない」というフレーズのある詩を書かれていると知ったことです。詩は読む方だけでなく、書く方はさらにたいへんな思いをされていたんですね。

この本を通して詩の世界の入り口を垣間見ただけですが、この世界は本当に奥の深いものなんだなあと思いました。

今回読んでいて印象に残った詩は、髙野ムツオさんの以下の俳句でした。

 みちのくの今年の桜すべて供花
 犇(ひし)めきて花の声なり死者の声
 瓦礫より出でて青空の蠅となる

震災がらみで読まれたものらしいですが、これを読んだ時に絶望的な景色が目の前に広がった気がしました。

この本と「詩のきらめき」を読んだことで、自分の中で詩に対する敷居が少し下がった気がします。岩波文庫には、いろいろな詩集が刊行されていますので、その中から何か心にひっかかる詩集があったら読んでみたいと思いました。(^^)

最終更新日 : 2018-08-25

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