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2018-07-20 (Fri) 12:23

終わりと始まり2.0/池澤 夏樹

終わりと始まり 2.0
終わりと始まり 2.0池澤夏樹さんの「終わりと始まり2.0」を読み終えました。

2013年4月から2017年12月まで、月1回朝日新聞に掲載されたコラムをまとめた本です。この本を読んだことで、2011年からの日本が、本当にたいへんな状況だったことに改めて気づかされました。

安全だと言われた原発事故後も、誰も責任を取らない国や電力会社に怒りを感じます。そればかりか、過去に学ばず原発再稼働の強行。安全性よりも、国の体面や電力会社の利益の方が優先されました。

そして日米関係では、いまだに戦後が続いています。沖縄の米軍基地問題では、「本土に住む皆さんも第2の加害者」という発言に、返す言葉もありません。驚いたのは、米軍側から沖縄外の場所の提案があったのに、日本政府がそれを潰したことです。政府はこの問題を、あくまでも沖縄の中だけにとどめておきたいようです。

世界に目を向ければ、難民問題が痛ましいです。本書で指摘されて気づきましたが、「あなたは何としてでも国を出なければならない事態を想像できるか!?」という問いかけの重さです。いろいろと不満や不安はあっても、今の日本で「国を出なければ危険」とまで思うことはまずありません。しかし難民となった人たちは、そう判断して国を出たのです。

その他にもいろいろと心に刺さる内容が多かったですが、その中でも上記の3つ、原発問題、沖縄米軍基地問題、難民問題が読後に重く残りました。

最終更新日 : 2018-07-20

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