
今回はビブリオバトル部の夏合宿と、図書館で行われる戦争をテーマにしたビブリオバトルのお話でした。
夏休み中に空たちビブリオバトル部のメンバーは、武人の家に集まっていました。大きな武人の家を利用して、部の夏合宿を行なっていたのです。最初は冗談のような話から始まった合宿話でしたが、家計が厳しい空は本格的な夏合宿に参加できる余裕がありません。そこで武人の家で合宿することになったのです。
夏合宿でのビブリオバトルのテーマは、怖い話でした。空は当然のように、SF本を紹介しました。ジョン・ウィンダムの「時間の種」に収録されている短編「強いものだけ生き残る」です。
ミーナは小野不由美さんの「魔性の子」、部長は「死ぬほど怖い噂100の真相」というコンビニ本、武人は「生活保護ー知られざる恐怖の現場ー」というノンフィクション、銀は「びっくりモンスター大図鑑」、明日香は「七時限目の怪談授業」です。
この中では、私は明日香が紹介した「七時限目の怪談授業」が読んでみたくなりました。
図書館のビブリオバトルでは、戦争をテーマにした本が取り上げられました。
これが今回のメインで、このバトルで空は筒井康隆さんの「馬の首風雲録」を取り上げました。
銀は宗田理さんのぼくらシリーズから、「ぼくらの太平洋戦争」。明日香は「戦場における人殺しの心理学」、部長は「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ」、武人は「戦争を取材する 子どもたちは何を体験したのか」、ミーナは「軍靴のバルツァー」というマンガでした。
この中では、私は部長が紹介した「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ」が気になりました。
今回は戦争がテーマだったこともあり、少し重めでした。でも、フィクションだからこそ伝えられることがある。どんな不謹慎な考えでも、それを抱くのは止めることはできない。この2つが深く心に残りました。
最終更新日 : 2022-10-30