少佐の死を知ったヴァイオレットが、絶望から抜け出すまでのお話でした。
今回は、冒頭からヴァイオレットと少佐の最後の戦いが描かれました。敵の本営を攻略したヴァイオレットたちでしたが、銃撃された少佐は重傷を負ってしまいます。そんな少佐をかばいながら、あくまでもヴァイオレットは戦い続けます。
少佐は何度も自分にかまわず、逃げるようにヴァイオレットに言います。しかし、その命令だけはヴァイオレットには受けいられませんでした。
戦いの中、ヴァイオレットも両腕を失うほどの重傷を追いしました。しかしそれでも、ヴァイオレットは少佐を助けることを止めません。あれだけの傷を負いながら、ヴァイオレットがまだ動けるのは何か特殊な体質なのでしょうか!?
そして最後の砲撃が、ヴァイオレットたちを襲います。その時、少佐が最後の力でヴァイオレットを突き飛ばしました。
そのおかげで、ヴァイオレットだけは生き延びることができたのです。
そして物語は現在に戻り、少佐の死を受け入れられないヴァイオレットは、最後の戦いの地にいました。そこで瓦礫を掘り返して、ヴァイオレットは少佐の姿を探します。そこにホッジンズが現れました。彼はこの地にヴァイオレットがいることを、予想していたのです。
ヴァイオレットは、ホッジンズに連れられてベネディクトの運転する車で会社へと戻ります。その途中、軍が通行規制をしている場所がありました。戦いは終わりましたが、国内にはまだ不穏分子がいて抵抗を続けているようです。しかし今回の抵抗は、軍によって鎮圧されたようです。
会社に帰ったヴァイオレットは、すっかり抜け殻のようになってしまいました。カトレアはヴァイオレットを気遣いますが、してあげられることは何もありません。ホッジンズに相談したカトレアは、ホッジンズがヴァイオレットに過去は変えられないと語ったことを知って怒りました。そんなカトレアに、ホッジンズはそれはヴァイオレットだけでなく、自分たちも同じだと答えるのでした。
エリカとアイリスも、ヴァイオレットのことを心配しています。しかし彼女たちに出来ることは、何もありません。今はそっとしておくしかないと言うエリカに、アイリスは本当にそれでいいのかと尋ねます。そこに代筆を頼みたいという男性がやって来ました。それはなんと、ヴァイオレットが自動手記人形の養成学校時代に知り合ったルクリアのお兄さんでした。
その頃、会社ではちょっとしたトラブルが発生していました。手紙の配達を任された新人が、仕事を処理しきれず手紙を途中で捨ててしまっていたのです。年配の配達員とベネディクトは、その手紙を回収して配達しようと奮闘していました。
そしてヴァイオレットのところに、夜遅く手紙が届きました。それはエリカとアイリスからの手紙でした。こんな時間にどうしてと、ヴァイオレットは不思議に思います。そして手紙の配達でトラブルが起きていることを、ヴァイオレットは知りました。
ヴァイオレットは年配の配達員を手伝って、手紙を届けます。その途中で、手紙が届けられた人たちの喜びの声が聞こえてきました。誰かへの思いを伝えたい人がいて、誰かからの頼りを待つ人がいます。ヴァイオレットたちがしているのは、そういう思いを伝える力になることなんですね。
そしてヴァイオレットは、エリカとアイリスからの手紙を読みました。ヴァイオレットにとって、それは初めての自分宛の手紙でした。そこにはエリカとアイリスの思いが込められていました。そして、ヴァイオレットの代筆を必要とする人がいることを知らせる手紙でもありました。
それを知った時、ヴァイオレットは動き出しました。代筆の依頼人は、ルクリアのお兄さんでした。かってヴァイオレットが代筆した手紙で自分を取り戻したお兄さんは、今度は自分の思いをルクリアに届けたいと思ったのです。そして、その手紙を代筆してもらうのは、ヴァイオレット以外にないと思っていたのです。
そしてヴァイオレットは、お兄さんからルクリアに宛てた手紙の代筆をしました。その仕事をしたことが、ヴァイオレットを絶望の中からすくい上げました。かって少佐からもらった言葉は、今もヴァイオレットの中で生きています。そしてこの世界には、少佐以外にもヴァイオレットを必要としてくれる人たちがいます。
会社に帰ったヴァイオレットは、ホッジンズのところに顔を出しました。そんなヴァイオレットに、ホッジンズはこの前の話を続けます。過去は変えられない。それは戦いの辛い記憶だけでなく、ヴァイオレットが自動手記人形として働いてきたことも含めての過去がです。すべての善きことも、悪しきことも、過去は変えようがありません。でもだから人は、少しでも善き過去を残そうと、未来に向かって生きられるのかもしれませんね。
というわけで、ヴァイオレットが絶望のどん底から立ち上がって歩き始めるお話でした。
今回はこれまでヴァイオレットが関わった人たちが、いろいろな形で作中に登場するのもよかったです。そしてホッジンズの存在感が素晴らしかったです。彼自身も苦い過去を抱えて生きているようです。だからこそ、安易な慰めの言葉を口にするのではなく、きちんと真実に向かい合って生きることの大切さを知っているのでしょうね。
今回は、冒頭からヴァイオレットと少佐の最後の戦いが描かれました。敵の本営を攻略したヴァイオレットたちでしたが、銃撃された少佐は重傷を負ってしまいます。そんな少佐をかばいながら、あくまでもヴァイオレットは戦い続けます。
少佐は何度も自分にかまわず、逃げるようにヴァイオレットに言います。しかし、その命令だけはヴァイオレットには受けいられませんでした。
戦いの中、ヴァイオレットも両腕を失うほどの重傷を追いしました。しかしそれでも、ヴァイオレットは少佐を助けることを止めません。あれだけの傷を負いながら、ヴァイオレットがまだ動けるのは何か特殊な体質なのでしょうか!?
そして最後の砲撃が、ヴァイオレットたちを襲います。その時、少佐が最後の力でヴァイオレットを突き飛ばしました。
そのおかげで、ヴァイオレットだけは生き延びることができたのです。
そして物語は現在に戻り、少佐の死を受け入れられないヴァイオレットは、最後の戦いの地にいました。そこで瓦礫を掘り返して、ヴァイオレットは少佐の姿を探します。そこにホッジンズが現れました。彼はこの地にヴァイオレットがいることを、予想していたのです。
ヴァイオレットは、ホッジンズに連れられてベネディクトの運転する車で会社へと戻ります。その途中、軍が通行規制をしている場所がありました。戦いは終わりましたが、国内にはまだ不穏分子がいて抵抗を続けているようです。しかし今回の抵抗は、軍によって鎮圧されたようです。
会社に帰ったヴァイオレットは、すっかり抜け殻のようになってしまいました。カトレアはヴァイオレットを気遣いますが、してあげられることは何もありません。ホッジンズに相談したカトレアは、ホッジンズがヴァイオレットに過去は変えられないと語ったことを知って怒りました。そんなカトレアに、ホッジンズはそれはヴァイオレットだけでなく、自分たちも同じだと答えるのでした。
エリカとアイリスも、ヴァイオレットのことを心配しています。しかし彼女たちに出来ることは、何もありません。今はそっとしておくしかないと言うエリカに、アイリスは本当にそれでいいのかと尋ねます。そこに代筆を頼みたいという男性がやって来ました。それはなんと、ヴァイオレットが自動手記人形の養成学校時代に知り合ったルクリアのお兄さんでした。
その頃、会社ではちょっとしたトラブルが発生していました。手紙の配達を任された新人が、仕事を処理しきれず手紙を途中で捨ててしまっていたのです。年配の配達員とベネディクトは、その手紙を回収して配達しようと奮闘していました。
そしてヴァイオレットのところに、夜遅く手紙が届きました。それはエリカとアイリスからの手紙でした。こんな時間にどうしてと、ヴァイオレットは不思議に思います。そして手紙の配達でトラブルが起きていることを、ヴァイオレットは知りました。
ヴァイオレットは年配の配達員を手伝って、手紙を届けます。その途中で、手紙が届けられた人たちの喜びの声が聞こえてきました。誰かへの思いを伝えたい人がいて、誰かからの頼りを待つ人がいます。ヴァイオレットたちがしているのは、そういう思いを伝える力になることなんですね。
そしてヴァイオレットは、エリカとアイリスからの手紙を読みました。ヴァイオレットにとって、それは初めての自分宛の手紙でした。そこにはエリカとアイリスの思いが込められていました。そして、ヴァイオレットの代筆を必要とする人がいることを知らせる手紙でもありました。
それを知った時、ヴァイオレットは動き出しました。代筆の依頼人は、ルクリアのお兄さんでした。かってヴァイオレットが代筆した手紙で自分を取り戻したお兄さんは、今度は自分の思いをルクリアに届けたいと思ったのです。そして、その手紙を代筆してもらうのは、ヴァイオレット以外にないと思っていたのです。
そしてヴァイオレットは、お兄さんからルクリアに宛てた手紙の代筆をしました。その仕事をしたことが、ヴァイオレットを絶望の中からすくい上げました。かって少佐からもらった言葉は、今もヴァイオレットの中で生きています。そしてこの世界には、少佐以外にもヴァイオレットを必要としてくれる人たちがいます。
会社に帰ったヴァイオレットは、ホッジンズのところに顔を出しました。そんなヴァイオレットに、ホッジンズはこの前の話を続けます。過去は変えられない。それは戦いの辛い記憶だけでなく、ヴァイオレットが自動手記人形として働いてきたことも含めての過去がです。すべての善きことも、悪しきことも、過去は変えようがありません。でもだから人は、少しでも善き過去を残そうと、未来に向かって生きられるのかもしれませんね。
というわけで、ヴァイオレットが絶望のどん底から立ち上がって歩き始めるお話でした。
今回はこれまでヴァイオレットが関わった人たちが、いろいろな形で作中に登場するのもよかったです。そしてホッジンズの存在感が素晴らしかったです。彼自身も苦い過去を抱えて生きているようです。だからこそ、安易な慰めの言葉を口にするのではなく、きちんと真実に向かい合って生きることの大切さを知っているのでしょうね。
最終更新日 : 2022-10-30
過去は、決して消せない。 …
2018/03/10 22:14 LUNE BLOG