ヴァイオレットたちが、天文台の古い書物を保存するために呼び集められるお話でした。
数多くの自動手記人形たちが、山の上に向かうロープウェイに乗っていました。その中には、ヴァイオレットの姿もありました。彼女たちは、山頂にある天文台へと向かっていました。そこで仕事をするために、彼女たちは呼び寄せられたのです。
なぜか天文台の職員は若い男ばかりで^^;、代筆屋の女の子たちが集団でやって来ることでざわついています。しかし、そんな中、彼女たちに興味を示さないリオンという青年がいました。彼は自動手記人形をというより、女性を嫌っているようです。
そして、数多くの自動手記人形たちが集められた理由がわかります。天文台には数多くの貴重な本が所蔵されていて、それを管理・維持するのも彼らのつとめです。そして各地で発見された貴重な文献が、次々とここに集められているのでした。しかし、それらの中にはきわめて状態の悪い物もありました。そこで、その写本を作るために自動手記人形の力が必要になったのです。
ヴァイオレットは、女性を嫌っているリオンとペアを組むことになりました。女性に対する嫌悪感を持っているリオンですが、ヴァイオレットの美しさには思わずうろたえてしまいました。そしてヴァイオレットとリオンの作業が始まりました。
リオンは優秀な研究者のようで、古い文字で書かれた本もあっという間に解読していきます。しかし、そんなリオンの早さに遅れることなく、ヴァイオレットもタイピングしてみせました。そして2人は、通常なら3日間かかる量の作業を1日で終えたのでした。
そんなヴァイオレットと、リオンは少しずつ心の距離を縮めていきます。そんな中、他の同僚たちがヴァイオレットに声をかけてきました。彼らはリオンの性格の悪さや孤児であることを理由に、自分たちと仲良くしようと誘います。
しかしヴァイオレットもまた、リオンと同じ孤児でした。孤児とはいえ、リオンは両親の顔を覚えていました。しかしヴァイオレットは、自分の両親の顔さえ知らなかったのでした。
それをきっかけに、ますますヴァイオレットに親近感を感じたリオンは、さらにヴァイオレットに惹かれていきます。そしてついに、あれほど女性を嫌っていたリオンは、ヴァイオレットを一緒にアリー彗星を見ようと誘ったのでした。
そして2人で星空を眺めながら、リオンは自分の過去をヴァイオレットに話しました。彼の母親は、元々は旅芸人でした。それがこの町で出会った男性と恋に落ちて、リオンが生まれました。リオンの父親は、各地をめぐって貴重な書物を集めていました。
ところが、ある日いつまで待っても父親が帰ってこなくなってしまいました。そんな父を探して、リオンの母もリオンを残して父を探す旅へと出て行方知れずになってしまったのです。母親が自分ではなく、父を探すことを選んだことが、リオンの女性嫌いの原因だったのでした。
そしてリオンは、ヴァイオレットにも大切な人がいるかと尋ねました。もちろん、ヴァイオレットには少佐という大切な人がいます。これまで寂しいという気持ちを知らなかったヴァイオレットに、離れていても大切な人を思い出してしまうことが寂しいという気持ちだと、リオンは教えてくれたのでした。
さらにリオンは、自動手記人形としての契約中に大切な人が危険な状態にあったらどうするか問いかけました。それにヴァイオレットは、迷わず少佐の元へ駆けつけることを選んだのでした。その一方で、そうしてしまうことをどう謝罪すればいいのか考えているところが、ヴァイオレットらしいですね。
そして契約期間が終わり、自動手記人形たちが帰る日が来ました。ヴァイオレットと別れる前に、リオンはこれからの自分の目標を教えてくれました。それは彼の父と同じように、各地をめぐって貴重な書物を集めたいという希望でした。これまでの彼は、ここで両親が帰ってくるのを待っているだけでしたが、ヴァイオレットと出会ったことで自分の足で世界に踏み出してみようと決意したのでした。
というわけで、手紙の代筆とはまた違った自動手記人形のお仕事が見られたお話でした。
今回のエピソードでは、養成学校時代に知り合ったルクリアとの再会もあったのが良かったです。
前回のラストに現れた、少佐の兄との出会いがヴァイオレットにどんな影響を与えたのかは描かれませんでしたが、ヴァイオレットの暗い表情がそれを十分に補っているのが凄いですね。
しかし、憂い顔がこんなに魅力的なヒロインというのも珍しいですね。(^^;
ヴァイオレット本人には、悲しいとか寂しいという気持ちの自覚はないのでしょうが、心に抱えた辛さを静かにじっと耐えている健気さが、その美しさをさらに引き立てているように思えました。
数多くの自動手記人形たちが、山の上に向かうロープウェイに乗っていました。その中には、ヴァイオレットの姿もありました。彼女たちは、山頂にある天文台へと向かっていました。そこで仕事をするために、彼女たちは呼び寄せられたのです。
なぜか天文台の職員は若い男ばかりで^^;、代筆屋の女の子たちが集団でやって来ることでざわついています。しかし、そんな中、彼女たちに興味を示さないリオンという青年がいました。彼は自動手記人形をというより、女性を嫌っているようです。
そして、数多くの自動手記人形たちが集められた理由がわかります。天文台には数多くの貴重な本が所蔵されていて、それを管理・維持するのも彼らのつとめです。そして各地で発見された貴重な文献が、次々とここに集められているのでした。しかし、それらの中にはきわめて状態の悪い物もありました。そこで、その写本を作るために自動手記人形の力が必要になったのです。
ヴァイオレットは、女性を嫌っているリオンとペアを組むことになりました。女性に対する嫌悪感を持っているリオンですが、ヴァイオレットの美しさには思わずうろたえてしまいました。そしてヴァイオレットとリオンの作業が始まりました。
リオンは優秀な研究者のようで、古い文字で書かれた本もあっという間に解読していきます。しかし、そんなリオンの早さに遅れることなく、ヴァイオレットもタイピングしてみせました。そして2人は、通常なら3日間かかる量の作業を1日で終えたのでした。
そんなヴァイオレットと、リオンは少しずつ心の距離を縮めていきます。そんな中、他の同僚たちがヴァイオレットに声をかけてきました。彼らはリオンの性格の悪さや孤児であることを理由に、自分たちと仲良くしようと誘います。
しかしヴァイオレットもまた、リオンと同じ孤児でした。孤児とはいえ、リオンは両親の顔を覚えていました。しかしヴァイオレットは、自分の両親の顔さえ知らなかったのでした。
それをきっかけに、ますますヴァイオレットに親近感を感じたリオンは、さらにヴァイオレットに惹かれていきます。そしてついに、あれほど女性を嫌っていたリオンは、ヴァイオレットを一緒にアリー彗星を見ようと誘ったのでした。
そして2人で星空を眺めながら、リオンは自分の過去をヴァイオレットに話しました。彼の母親は、元々は旅芸人でした。それがこの町で出会った男性と恋に落ちて、リオンが生まれました。リオンの父親は、各地をめぐって貴重な書物を集めていました。
ところが、ある日いつまで待っても父親が帰ってこなくなってしまいました。そんな父を探して、リオンの母もリオンを残して父を探す旅へと出て行方知れずになってしまったのです。母親が自分ではなく、父を探すことを選んだことが、リオンの女性嫌いの原因だったのでした。
そしてリオンは、ヴァイオレットにも大切な人がいるかと尋ねました。もちろん、ヴァイオレットには少佐という大切な人がいます。これまで寂しいという気持ちを知らなかったヴァイオレットに、離れていても大切な人を思い出してしまうことが寂しいという気持ちだと、リオンは教えてくれたのでした。
さらにリオンは、自動手記人形としての契約中に大切な人が危険な状態にあったらどうするか問いかけました。それにヴァイオレットは、迷わず少佐の元へ駆けつけることを選んだのでした。その一方で、そうしてしまうことをどう謝罪すればいいのか考えているところが、ヴァイオレットらしいですね。
そして契約期間が終わり、自動手記人形たちが帰る日が来ました。ヴァイオレットと別れる前に、リオンはこれからの自分の目標を教えてくれました。それは彼の父と同じように、各地をめぐって貴重な書物を集めたいという希望でした。これまでの彼は、ここで両親が帰ってくるのを待っているだけでしたが、ヴァイオレットと出会ったことで自分の足で世界に踏み出してみようと決意したのでした。
というわけで、手紙の代筆とはまた違った自動手記人形のお仕事が見られたお話でした。
今回のエピソードでは、養成学校時代に知り合ったルクリアとの再会もあったのが良かったです。
前回のラストに現れた、少佐の兄との出会いがヴァイオレットにどんな影響を与えたのかは描かれませんでしたが、ヴァイオレットの暗い表情がそれを十分に補っているのが凄いですね。
しかし、憂い顔がこんなに魅力的なヒロインというのも珍しいですね。(^^;
ヴァイオレット本人には、悲しいとか寂しいという気持ちの自覚はないのでしょうが、心に抱えた辛さを静かにじっと耐えている健気さが、その美しさをさらに引き立てているように思えました。
最終更新日 : 2022-10-30
なかなか片付きません++; 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 第6話 「どこかの星空の下で」 「見てみろよ!大陸中から来た女たちがこっちに向かってくるぜ!」 という台詞に良からぬことを想像してしまいましたが、 たくさんの代筆屋が必要な仕事のためだったんですね^^; 自動手記人形を、 金持ちとの結婚を夢見る女がなる職業と嫌悪する青年リオン。 ヴァイオレットはリオ... …
2018/03/01 22:04 マイ・シークレット・ガーデン FC2