ヴァイオレットが、初めて思いのこもった手紙を代筆するお話でした。
社長の提案で、ヴァイオレットは自動式人形の養成学校に通うことになりました。そこでもヴァイオレットは、周囲からは浮いた存在です。そしてタイピングの正確さ、語彙などといった技術面では、ヴァイオレットは常に満点を取りました。
しかし、授業が本格的な代筆の実習に入ると、ヴァイオレットの弱点が現れました。彼女の代筆した手紙は、どれも相手の思いをくみ取ったものでなく、事実を並べた報告書になってしまうのです。
そんな中、ヴァイオレットは隣の席で一緒に学ぶ、ルクリアという女の子と仲良くなりました。最初の代筆の練習で、ルクリアはヴァイオレットに両親への手紙を頼みました。しかし実はルクリアの両親は、先の戦争で亡くなっていたのでした。
ルクリアは、戦場から生きて帰ったお兄さんと一緒に暮らしていたのでした。
せっかく生きて帰ることができたのに、お兄さんの心はすさんでいました。兵士として戦いに赴きながら、これといった功績をあげたわけでもなく、帰ってみれば両親が亡くなったことを知って、お兄さんはそれが自分のせいだと悔やむようになったのです。そして今では、特に働くわけでもなく、毎日お酒を飲んではケンカするような生活をしていました。
ある日、ルクリアはヴァイオレットを高い鐘楼へと誘いました。そこからは、ヴァイオレットたちが住んでいる街を一望することができました。かって少佐がヴァイオレットに見せたいと言った景色は、そういう景色だったのでしょうね。
そして養成学校の授業が終わる日が来ました。ルクリアは自動式人形の証であるバッチを手にすることができましたが、残念ながらヴァイオレットはそれを手にすることができませんでした。ヴァイオレットには、どうしても相手の思いをくみ取った手紙を書くことができなかったのです。
それを社長に報告するヴァイオレットでしたが、気持ちは晴れません。ヴァイオレットは、いつしかルクリアに教えられた鐘楼へと再び赴いていました。そこでヴァイオレットは、ルクリアと再会したのでした。ルクリアはヴァイオレットに、もう一度手紙をタイプするようにすすめました。ルクリアは、本当はお兄さんにどうしても伝えたい気持ちがあったのです。
戦争で両親を失ったルクリアでしたが、お兄さんは無事に帰ってきてくれた。それだけで、ルクリアには十分でした。その気持ちを何とかお兄さんに伝えようと思うのですが、いざとなる言葉が出てきません。そんなルクリアの思いを、ヴァイオレットは手紙にしました。それは無事に帰ってきてくれた喜び。そして、生きてくれてことへの感謝を伝えるシンプルな手紙でした。
それをヴァイオレットは、自分の手でルクリアのお兄さんへと届けました。その手紙を読んだお兄さんは、ようやくルクリアの本当の思いを知ることができました。そしてルクリアとお兄さんは、2人の思い出の場所でもある鐘楼へと登りました。ルクリアにこの場所を教えてくれたのは、お兄さんだったのです。
ルクリアは、ヴァイオレットが代筆してくれた手紙を養成学校の先生にみせました。それを見た先生は、ヴァイオレットにも卒業の証であるバッチを与えてくれたのでした。サブタイトルにもなっている、「あなたが、良き自動書記人形になりますように」という言葉が心に残る、とても素敵な内容でした。(^^)
今回は文句なしに満足できる神回でした!
これまでは作画的なクオリティは高くても、ストーリーの重さや共感できる登場人物なさから、今ひとつ物語の世界に引き込まれませんでした。しかし、今回はゲストキャラとして登場したルクリアに共感できるものがありましたし、そのおかげでヴァイオレットの心が少しだけ開かれる流れが絶妙でした。
社長の提案で、ヴァイオレットは自動式人形の養成学校に通うことになりました。そこでもヴァイオレットは、周囲からは浮いた存在です。そしてタイピングの正確さ、語彙などといった技術面では、ヴァイオレットは常に満点を取りました。
しかし、授業が本格的な代筆の実習に入ると、ヴァイオレットの弱点が現れました。彼女の代筆した手紙は、どれも相手の思いをくみ取ったものでなく、事実を並べた報告書になってしまうのです。
そんな中、ヴァイオレットは隣の席で一緒に学ぶ、ルクリアという女の子と仲良くなりました。最初の代筆の練習で、ルクリアはヴァイオレットに両親への手紙を頼みました。しかし実はルクリアの両親は、先の戦争で亡くなっていたのでした。
ルクリアは、戦場から生きて帰ったお兄さんと一緒に暮らしていたのでした。
せっかく生きて帰ることができたのに、お兄さんの心はすさんでいました。兵士として戦いに赴きながら、これといった功績をあげたわけでもなく、帰ってみれば両親が亡くなったことを知って、お兄さんはそれが自分のせいだと悔やむようになったのです。そして今では、特に働くわけでもなく、毎日お酒を飲んではケンカするような生活をしていました。
ある日、ルクリアはヴァイオレットを高い鐘楼へと誘いました。そこからは、ヴァイオレットたちが住んでいる街を一望することができました。かって少佐がヴァイオレットに見せたいと言った景色は、そういう景色だったのでしょうね。
そして養成学校の授業が終わる日が来ました。ルクリアは自動式人形の証であるバッチを手にすることができましたが、残念ながらヴァイオレットはそれを手にすることができませんでした。ヴァイオレットには、どうしても相手の思いをくみ取った手紙を書くことができなかったのです。
それを社長に報告するヴァイオレットでしたが、気持ちは晴れません。ヴァイオレットは、いつしかルクリアに教えられた鐘楼へと再び赴いていました。そこでヴァイオレットは、ルクリアと再会したのでした。ルクリアはヴァイオレットに、もう一度手紙をタイプするようにすすめました。ルクリアは、本当はお兄さんにどうしても伝えたい気持ちがあったのです。
戦争で両親を失ったルクリアでしたが、お兄さんは無事に帰ってきてくれた。それだけで、ルクリアには十分でした。その気持ちを何とかお兄さんに伝えようと思うのですが、いざとなる言葉が出てきません。そんなルクリアの思いを、ヴァイオレットは手紙にしました。それは無事に帰ってきてくれた喜び。そして、生きてくれてことへの感謝を伝えるシンプルな手紙でした。
それをヴァイオレットは、自分の手でルクリアのお兄さんへと届けました。その手紙を読んだお兄さんは、ようやくルクリアの本当の思いを知ることができました。そしてルクリアとお兄さんは、2人の思い出の場所でもある鐘楼へと登りました。ルクリアにこの場所を教えてくれたのは、お兄さんだったのです。
ルクリアは、ヴァイオレットが代筆してくれた手紙を養成学校の先生にみせました。それを見た先生は、ヴァイオレットにも卒業の証であるバッチを与えてくれたのでした。サブタイトルにもなっている、「あなたが、良き自動書記人形になりますように」という言葉が心に残る、とても素敵な内容でした。(^^)
今回は文句なしに満足できる神回でした!
これまでは作画的なクオリティは高くても、ストーリーの重さや共感できる登場人物なさから、今ひとつ物語の世界に引き込まれませんでした。しかし、今回はゲストキャラとして登場したルクリアに共感できるものがありましたし、そのおかげでヴァイオレットの心が少しだけ開かれる流れが絶妙でした。
最終更新日 : 2022-10-30
ヴァイオレットちゃん、学校へ通う。 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の第3話。 オープニングテーマ「Sincerely (AA)」。 京アニ作品お馴染みのTRUEさんのしっとりバラード。 「良き自動手記人形」を養成するための短期講習に通うことになったヴァイオレット。 人形のような容姿と軍人のような雰囲気で注目を浴びるが、それ以上に技術や 座学でダントツの優秀さを見せつ... …
2018/01/29 00:14 ゆる本 blog