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2017-12-30 (Sat) 17:12

QED 白山の頻闇/高田 崇史

QED ~ortus~白山の頻闇 (講談社ノベルス)高田崇史さんのQEDシリーズ、「QED 白山の頻闇」を読み終えました。

今回は、結婚して金沢に住んでいる奈々の妹・沙織のところへ崇と一緒に赴くお話と、奈々と崇が大学時代に初めて出会った時を舞台にした作品の2本立てでした。

「白山の頻闇」は、白山比咩神社に奈々と崇が訪れることになります。奈々の妹の沙織が結婚して、金沢に住んでいることから、この話が決まりました。お話のメインとなっているのは、「日本書紀」に1行だけ姿を現す菊理媛神(くくりひめのかみ)です。黄泉国で伊弉諾尊と伊弉冉尊を仲裁したらしいのですが、その時になんと言って二神を止めたのかはわかっていません。

それと平行して、例によって殺人事件が起こります。(^^;
今回は、奈々の出発前に外嶋や美緒から事件に巻き込まれることを予想されていました。奈々は事件に巻き込まれる体質は、崇のせいだと思っていましたが、崇は奈々がその体質だと思っていることが判明するのも笑えました。

事件の被害者・日影修平は、手取川で首を切り取られた死体として発見されました。その容疑者は、沙織の結婚相手である白岡隆宏の兄・喬雄でしたが、喬雄は修平が殺された河原で昏倒しているところを発見されていたのでした。

いつもの通りですが、殺人事件の解決は無理矢理な感じです。しかし、白山比咩神社と菊理媛神に関する歴史的な謎解きは面白かったです。

もう1作の「江戸の弥生闇」は、吉原の遊女にまつわる悲しく凄惨な歴史が明らかになるお話です。こちらは、物語の舞台が崇と奈々の大学時代(1985年)というところが、意外と面白かったです。友人の晴美に誘われて、奈々はオカルト同好会の部室を訪れます。そこで奈々は、初めて崇と出会ったのです。

初めて崇と出会った時の奈々の印象は、あまり良いものではありませんでした。しかし、同じ薬学部に在籍していながら、歴史的な出来事にも詳しい崇が、奈々は気になります。そして奈々は、崇と共に遊女たちの投げ込み寺として知られる浄閑寺に赴くことになりました。

それと平行して、大物政治家の愛人となった紫(ゆかり)という女性が、自分の運命と吉原の遊女たちの運命を重ねつつ、やがて自殺してしまったという物語が語られます。

そして崇は、浄閑寺の近くのマンションに住んでいた自殺した女性に関わる謎を解き明かすことになります。こちらの方が、吉原の歴史と自殺した女性の運命とのつながりがある感じでした。

というわけで、久々のQEDシリーズでした。シリーズが完結した時は、ちょっと寂しい気がしましたが、その後もこうして番外編が続いているのはうれしいです。・・・というか、QED別に完結しなくてもよかったんじゃない!?という気がしてきたのですが。(^^;

最終更新日 : 2017-12-30

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