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2017-12-12 (Tue) 01:06

機龍警察 狼眼殺手/月村 了衛

機龍警察 狼眼殺手 (ハヤカワ・ミステリワールド)月村了衛さんの機龍警察シリーズ第5弾、「機龍警察 狼眼殺手」を読み終えました。

このところ「機龍警察」シリーズの続編が出なくて、どうなってるのかなと思ったら新刊が発売されていました。
2年前に短編を集めた番外編的な1冊が発売されましたが、本編の方は3年前の「未亡旅団」以来でした。そして内容は、今回も期待を裏切らない満足できるものでした!(^^)

今回は特捜部が、捜査一課や捜査二課と合同で捜査を進める異例の展開から始まりました。その発端となったのは、日中合同で進められている「クイアコン」プロジェクトの関係者が、次々と殺害されていたことです。捜査一課は殺人事件の犯人を追って、捜査二課はその背後にいる黒幕を捕まえるために、特捜部はすべての黒幕だと疑われる<敵>に迫るために、協力体制をとることになりました。

そして一連の殺害事件が、ある1つの意図に基づいて遂行されたことが明らかになります。殺害された者の元には、いずれもカトリックの聖人が印刷されたカードが届けられていたのです。その事実が判明してからも、引き続き犯行は続きます。事件の背後には、警察の動きすらつかむことができる黒幕と、凄腕の暗殺者がいるらしいことがわかってきます。

また警察とは別に、特捜部との因縁も深い和義幇も、この事件の首謀者を追いかけていました。そして和義幇の關が招き寄せた、凄腕の暗殺集団・虎鯨公司の殺し屋たちも暗躍しています。

今回は狼眼殺手と呼ばれる暗殺者の正体が不明だったり、ターゲットにカードを送りつけることから、これまでよりもミステリー色の強さを感じました。そして徐々に真相が見えてくる中、特捜部のライザ・ラードナーと技術班の主任・鈴石緑にスポットが当たっていく展開も面白かったです。

それから、捜査中に見えてくる警察の隠蔽体質や、政財界の闇にも驚かされました。また今回は、特捜部の主要兵器である龍機兵の持つ意味が見えてきたのも興味深かったです。

今回の事件はひとまず落着しましたが、特捜部が<敵>を目指して進めば進むほど、闇の深さ、敵の狡猾さ、巨大さが見えてくる感じです。権力機構の中枢に巣くっているような敵に、特捜部がどう立ち向かうのか、この先も楽しみです!(^^)

最終更新日 : 2017-12-12

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(書評)機龍警察 狼眼殺手
著者:月村了衛 経産省とフォン・コーポレーションが進める日中合同プロジェクト・クイアコン。そのプロジェクトにかかわる一大疑獄。1課、2課が合同で捜査を進める中、その関係者が次々と殺害されていき…… 機龍警察シリーズ第6作……で良いんだよなぁ(長編としては5作目だけど) まず、読んでいて思ったのは、これまでの長編とは大分、構成を変えてきたな、ということ。これまでの作品では、最... …
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