ひなたのいじめ問題は停滞。その間にも、零は対局の日々です。
零が川本家を訪れると、ひなたが寝転んでいました。どうしたのかと思えば、鼻血を出してしまったようです。最初は軽い話かと思いきや、なんと鼻血の原因はひなたの担任の言動にありました。いじめ問題が発覚した後、ひなたは職員室に呼ばれました。そこで先生は、いじめた側ではなく、いじめの対象となったひなたを責めたのです。
担任から見たら、いじめが存在する事実が許せないようです。結局この担任は、自分の心配しかしてないのでした。
そんな担任の対応に、ひなたは頭の中が真っ白になる思いでした。担任は、いじめの原因はひなたの協調性のなさにあると決めつけました。その話を聞いた零も、目の前が真っ赤になるほどの怒りを感じたのでした。
あかりからその話を聞いた零は、あかりもこの先を不安に思っていることに気づきました。学校からいじめのことで呼び出したがあった時、それに対応するのはあかりになるからです。そんなあかりに、零は自分も力になると伝えました。そんな零の言葉を聞いて、ようやくあかりも笑うことができました。
その間にも、零の対局の日々は続いています。零と二階堂は順位戦を共に勝ち抜いて、準決勝まで来ていました。そんな零のところに、二階堂から電話がかかってきます。二階堂はいつになく饒舌でしたが、それは次の対戦相手が強敵だからでした。そんな二階堂に、零は万全の体調で対局に挑むためにも、ゆっくり休んだ方がいいと伝えました。
ひなたを思いやり、川本家の力になろうとしたことで、零は精神的に少しだけたくましくなったようです。今の零には、とにかく対局で勝ち進んで、ひなたにもしものことがあった時のためにお金を用意することしかできません。しかし、誰かを守るために、誰かに頼られて戦うのは、零にとって初めての経験でした。
そして零も、準決勝の対局に挑みます。零の対局相手は、東のイライラ王子という愛称(?)で知られる蜂谷五段でした。
蜂谷五段はものすごい早指しの上、対局中に舌打ちしたり、貧乏ゆすり、肘掛けをカタカタ鳴らしたりと、マナーに問題のある相手でした。(^^;
しかし、そんな相手にいらつきながらも零は着実に指し手を進めます。そして全体的には、蜂谷五段が優勢かと思った時、零の意外な手が相手の手を止めました。それは自陣に入った龍に角をただ捨てして、蜂谷五段の速さに決定的なブレーキをかけるものでした。
結局、その一手が決め手となって、この対局に零は勝利しました。そんな零を、横で対局していた三角たちがたしなめました。蜂谷五段の扱いが下手すぎるというのです。(^^;
そして零にさらなる試練が待っていました。負けた対局の後、蜂谷五段の感想戦は異常に長いのでした。零はそれに延々と付き合わされることになったのでした。(笑)
というわけで、ひなたの担任の対応は腹立たしかったですが、その後の零と蜂谷五段のコミカルな対局(?)があったおかげで救われました。(^^;
今回のお話を見ていて、人は自分のために戦う時より、大切な誰かのために戦う時の方が強くなれるのかもしれないと思いました。
零が川本家を訪れると、ひなたが寝転んでいました。どうしたのかと思えば、鼻血を出してしまったようです。最初は軽い話かと思いきや、なんと鼻血の原因はひなたの担任の言動にありました。いじめ問題が発覚した後、ひなたは職員室に呼ばれました。そこで先生は、いじめた側ではなく、いじめの対象となったひなたを責めたのです。
担任から見たら、いじめが存在する事実が許せないようです。結局この担任は、自分の心配しかしてないのでした。
そんな担任の対応に、ひなたは頭の中が真っ白になる思いでした。担任は、いじめの原因はひなたの協調性のなさにあると決めつけました。その話を聞いた零も、目の前が真っ赤になるほどの怒りを感じたのでした。
あかりからその話を聞いた零は、あかりもこの先を不安に思っていることに気づきました。学校からいじめのことで呼び出したがあった時、それに対応するのはあかりになるからです。そんなあかりに、零は自分も力になると伝えました。そんな零の言葉を聞いて、ようやくあかりも笑うことができました。
その間にも、零の対局の日々は続いています。零と二階堂は順位戦を共に勝ち抜いて、準決勝まで来ていました。そんな零のところに、二階堂から電話がかかってきます。二階堂はいつになく饒舌でしたが、それは次の対戦相手が強敵だからでした。そんな二階堂に、零は万全の体調で対局に挑むためにも、ゆっくり休んだ方がいいと伝えました。
ひなたを思いやり、川本家の力になろうとしたことで、零は精神的に少しだけたくましくなったようです。今の零には、とにかく対局で勝ち進んで、ひなたにもしものことがあった時のためにお金を用意することしかできません。しかし、誰かを守るために、誰かに頼られて戦うのは、零にとって初めての経験でした。
そして零も、準決勝の対局に挑みます。零の対局相手は、東のイライラ王子という愛称(?)で知られる蜂谷五段でした。
蜂谷五段はものすごい早指しの上、対局中に舌打ちしたり、貧乏ゆすり、肘掛けをカタカタ鳴らしたりと、マナーに問題のある相手でした。(^^;
しかし、そんな相手にいらつきながらも零は着実に指し手を進めます。そして全体的には、蜂谷五段が優勢かと思った時、零の意外な手が相手の手を止めました。それは自陣に入った龍に角をただ捨てして、蜂谷五段の速さに決定的なブレーキをかけるものでした。
結局、その一手が決め手となって、この対局に零は勝利しました。そんな零を、横で対局していた三角たちがたしなめました。蜂谷五段の扱いが下手すぎるというのです。(^^;
そして零にさらなる試練が待っていました。負けた対局の後、蜂谷五段の感想戦は異常に長いのでした。零はそれに延々と付き合わされることになったのでした。(笑)
というわけで、ひなたの担任の対応は腹立たしかったですが、その後の零と蜂谷五段のコミカルな対局(?)があったおかげで救われました。(^^;
今回のお話を見ていて、人は自分のために戦う時より、大切な誰かのために戦う時の方が強くなれるのかもしれないと思いました。
最終更新日 : 2022-10-30
第29話Chapter. 58 梅雨の始まり 桃をお土産に川本家を訪れた零、ひなたは鼻血を出して横になっていた。学校で色々有ったらしい、無理して事情を尋ねない零だった。あかりと特売に出かけた道すがら事情を聞かされる。担任の先生に呼び出されて協調性がないと言われてしまった。ちほの事も含めて前からだと伝えても受け入れられない。帰って悔しくて、怒って大暴れして鼻血を出したのだった。それ... …
2017/11/29 13:08 ぬるーくまったりと 3rd