日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

あと少しで今年が終わるので、今年1年を振り返ってみたいと思います。

今年放映されたアニメでは、「彼方のアストラ」「キャロル&チューズデイ」「本好きの下剋上」が特に心に残りました。
「彼方のアストラ」は、謎また謎の展開が面白かったです。「キャロル&チューズデイ」はストーリーは今ひとつでしたが、作中で歌われた曲がとってもよかったです。「本好きの下剋上」は、異世界を舞台にしながらも、マインたちの生活が丁寧に描かれているのがいいですね。本がないなら作ればいいという、マインの前向きさも好きです。

次に読書ですが、今年は48冊と大幅に減ってしまいました。1年を通してあまり体調が良くなかったのが原因ですが、来年は体調に注意しつつもう少し本を読みたいですね。それでも、バルガス=リョサさんの作品を何冊も読めたのは収穫でした。そして年末になって読み始めた、アルセーヌ・ルパン全集も楽しいです。(^^)

コンピュータ関係は、完全にお仕事がメインになりました。家族は新しいマシンを買ってましたが、私は結局iMacとMacbook Airを使い続けています。macOSはCatalinaがリリースされていますが、安定性に問題がありそうだったので、いまだにMojaveを使ってます。必要なソフトはこれでも全部動くので、特に困ってないんですよね。(^^;

最後に、今年は京都アニメーション放火殺人事件という、とても悲しい事件が起きました。
犠牲者の方々のご冥福をあらためてお祈りいたします。そして来年が、平和で穏やかな1年になりますように!
「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」も、ひとまず最終回です。

アスナたちの前に、突然現れた無数の戦士たち。それはアメリカ各地から送り込まれた、多数のプレーヤーたちでした。
彼らはただ、殺戮を楽しむためにこの世界にやって来たのです。戸惑う人界軍は、そんな戦士たちの攻撃を受けました。

アスナは地形操作の力を使って状況を打破しようとしますが、このように大きな力を使い続けることはできません。アスナは整合騎士たちと協力して、多数の敵と戦うことになりました。しかし敵の数は多く、簡単にはその進撃を止めることはできません。

そんな状況の中、拳闘士軍団の上空を暗黒神ベクタが飛竜に乗って通り過ぎました。ベクタは自身の手で、アリスを手に入れるために動いたのです。敵集団に囲まれていたアリスは、いきなり現れたベクタに攻撃を仕掛けます。しかし逆に、ベクタの魔法で眠らされてしまいました。アリスを奪ったベクタは、そのまま南へと逃亡します。

混沌とする戦いの中、イスカーンは怒っていました。ベクタが人形でも操るように、自分たちを動かすのに耐えきれなくなったのです。そしてイスカーンは、自らの手で右目に施された封印をえぐり出しました。仲間の力も借りて、断崖を飛び越えたイスカーンはアスナに申し入れをしました。

新たに現れた敵は、自分たちが抑え込むとイスカーンは言います。その代わりに、アスナの力で断崖に橋を作って欲しいと頼みました。光の巫女を手に入れるというベクタの目的は、すでに果たされていました。イスカーンたちは、それでひとまずベクタの支配から脱したのです。

イスカーンはアスナから、ベクタがアリスを手に入れたら、この世界全てが滅ぶことを知らされました。イスカーンたちは、いつまたベクタの命令に従うことになるかわかりません。そこでイスカーンは、ここは自分たちに任せて、アスナたちをアリスの元へと向かわせたのです。

整合騎士を中心に、アスナたちはベクタの後を追います。ところが、敵が用意していた外部プレーヤーは、他にもいたのです。あと少しでベクタに追いつきそうなところで、アスナたちの前方に再び敵集団が現れたのです。そこにようやく、シノンの登場です!

シノンの攻撃で、敵はかなりの戦力を削られました。シノンの他に、リーファもこの世界にログインしているはずですが、彼女はいつ登場するのでしょうか!?

一方、アンダーワールドで断崖に落ちたヴァサゴは、オーシャンタートルで目を覚ましました。倒された時の影響で、ヴァサゴは8時間も眠り続けていました。彼はクリッターから、現在の状況を知らされます。そこでヴァサゴは、アンダーワールドでアスナの姿を見たことを思い出しました。

自分たちと同じように、アスナたちも味方プレーヤーをアンダーワールドに送り込んでくることにヴァサゴは気づきました。別アカウントで再びアンダーワールドにログインしようとしたヴァサゴでしたが、何かに気がついたようです。ヴァサゴの表情から見て、ろくでもないことを思いついたのでしょうが、これが今後の戦局にどう影響してくるのでしょうか!?

というところで、ひとまず物語は終了です。この続きは4月までおあずけみたいです。(^^;
ここまでのエピソードは、大きな大戦がメインだったこともあり、今ひとつ面白味に欠けるものでした。
アスナの登場やリズベットの演説で終盤は盛り返しましたが、そろそろキリトにも活躍して欲しいですね。
途中で絶対に挫折するだろうなと思った作品でしたが^^;、最終回までしっかり視聴してしまいました。

聖哉の真実を知ったリスタは、マッシュとエルルと共に魔王の元へと向かいます。いきなり魔王のところに向かうのは、神界のルール違反でしたが、聖哉を救うためにはそんなことに構っていられません。

リスタたちが到着すると、聖哉は魔王と死闘を繰り広げていました。しかし聖哉の攻撃では、魔王にダメージを与えることができません。そしてついに、聖哉は自らの命を犠牲にするヴァルハラ・ゲートを発動させます。

魔王は魔力を無効化していましたが、ヴァルハラ・ゲートは魔法ではないので効果がありました。しかし魔王も、簡単にはヴァルハラ・ゲートに飲み込まれません。ゲートを中からこじ開けて、聖哉に攻撃を加えようとします。

それに対して聖哉は、ヴァルハラ・ゲートの物質と自らの剣を合成して、魔王にダメージを与えられる武器へと進化させていました。これでようやく魔王を倒したと思いきや、ヴァルハラ・ゲートを使った反動が聖哉を襲います。

そんな聖哉を、リスタは自分の治癒魔法を限界まで使い救おうとします。しかし、それでも聖哉を助けるには力が足りません。どうしても聖哉を救いたいリスタは、罰を受けることを覚悟で、神界の制限を超えた魔法を使います。

これで聖哉は助かったと思いきや、なんとヴァルハラ・ゲートが消えていません。魔王はまだ倒されていなかったのです!
そんな魔王を倒すために、聖哉はヴァルハラ・ゲート・アナザーを発動しました。これで完全に魔王を倒すことはできたものの、リスタの治癒能力も追いつかず、聖哉は砕け散ったのでした。

全てを終えたリスタは、マッシュとエルルを伴ってロザリーのところに行きました。聖哉がいない今、ゲアブランデで最強の力を持つマッシュとエルルは、ロザリーに仕えることになりました。そしてリスタは、神界へと帰りました。

帰還したリスタは、イシスターに呼び出されました。ルールを破ったリスタに、イシスターは罰として難度SSクラスの世界を救うことを命じました。難度SSの世界は、すでに魔王に征服された世界です。そこを救えとは厳しすぎる罰だと、アリアは抗議します。

それを聞き入れずにイシスターは、リスタにある勇者の同行を認めました。そこに書かれていたのは、なんと竜宮院聖哉の名前でした。魔王が使った魂の本体を破壊する力も、ヴァルハラ・ゲートに飲み込まれた時に無効化されていたのです!

というわけで、きれいにまとまった最終回でした。(^^)
勇者らしくない勇者に、女神の威厳がほぼ感じられないリスタ。この2人の組み合わせが楽しい作品でした。
髙野友也さんの「Bライフ 10万円で家を建てて生活する」を読み終えました。

何にも束縛されない自由な暮らしを求めて、著者は都心から原付で半日くらいのところに安い土地を買い、そこに小さな小屋を建てて住み始めます。

なぜそういう暮らしを選んだのか。全くの素人が、自分の力だけで小屋を作った方法。水や電気の確保。毎日の生活にかかる費用。保険や年金、税金、法律のこと。それらが具体的に、解説されています。

本に書かれた内容は10年近く前のことなので、今では変わっている部分もあると思います。それでも素人でも、自分で調べて工夫すれば、著者のように生活をすることは不可能ではないと知りました。

もちろん著者のような生活は、誰にでも勧められるものではありません。しかし自由な自分の時間を満喫できる生き方もあると知ることは、今の世の中に生きづらさを感じている方にとって、大いに力づけられる内容だと思いました。

今の日本では最低限の生活をしても、過去から見たら十分に贅沢な暮らしができる環境だということ。そして生きるために必要な、本当に最小限の収入はどれくらいなのか。それを具体的な数字として知ることができたのは、とても有意義でした。

便利で快適な暮らしを維持するために、多くのストレスを抱えて、常に疲れ果てるほど働く必要が本当にあるのか。その便利さは本当に必要なのか。深く考えさせられる1冊でした。
マインが巫女見習いを目指す決意をするお話でした。

ずっと家族と一緒にいるために、マインは貴族に飼い殺しにされるのを拒否して、このまま朽ち果てる道を選びました。
そんな中、マインは商人見習いになることを諦めました。マインの持ついろいろな知識は、商売の材料になりますが、体が弱すぎて毎日仕事ができないのでは、他の者から反感を買う恐れがあったからです。

それでもルッツは、商人見習いになることを目指します。ルッツのお母さんは、息子が職人見習いにならないことが不満でした。しかしルッツは、このまま職人になっても、兄たちにおいしいところは全て持って行かれて、自分の手には何も残らないと考えていました。

だからルッツは、兄たちとは違う道で、自分の手に何かを残したかったのです。そんなルッツの覚悟を知って、ようやくお母さんもルッツが商人見習いになることを許してくれました。マインを支えるようになってから、ルッツは本当にたくましくなりましたね。(^^)

マインが作った紙を販売するために、ベンノは苦労していました。羊皮紙を売って利益を得ていたギルド長は、なかなかその販売を許可してくれません。妥協案を探った結果、公式文書に用いることができるのは羊皮紙だけとするという条件をつけて、ようやく紙の販売が許可されました。

やり手の商人のベンノは、意外なことに独身でした。かっては好き合った女性もいましたが、その当時はコリンナを養いオットーとの結婚で忙しく余裕がありませんでした。その間に、ベンノの愛した女性は亡くなってしまったのです。(;_;)
彼女以上の女性がいないから結婚しないというベンノですが、本当に心からその人のことが好きだったんですね。したたかなベンノの意外な一面が描かれた、よいエピソードでした。

マインは、久しぶりにフリーダのところを訪れました。マインが行かない間に、フリーダの家の女中さんはケーキ作りの腕前をさらに上げていました。それにマインはアドバイスをして、1年間はフリーダがその製造を独占できる契約を結びました。契約が終わった後は、マインはそのレシピを多くの人たちに公開するつもりでした。

しかし、そのためには1年後にもマインが生きていなければなりません。フリーダはマインが貴族と契約しないことに驚きました。それに対してマインは、魔法具を自作することができないからと答えました。

振り返ってみれば、この世界でのマインは自分の欲しい物は、知恵を絞って自分の手で作り出してきたのです。しかし、どうがんばっても魔法具を自作することはできません。

そしてついに、マインとルッツは洗礼式を迎えました。着飾ったマインを見て、お父さんはうちの娘たちが一番可愛いと大喜びです。ルッツもマインの姿を見て、頬を赤らめています。

そしてマインたちは、神殿で儀式を執り行います。ここでようやく、神官長の登場です!
洗礼式を迎えた子供たちは、そこで魔法を使って市民権が与えられました。そして神殿長からは、神様を敬う時のポーズを教わります。そのポーズの奇抜さに、マインは笑いをこらえるのに必死です。

そんなマインを見て、ルッツはマインが気分が悪くなったのかと思いました。そしてマインは、寝室で休養することになりました。でも調子が悪くなったわけではないので、マインはすぐに元の場所に帰ろうとします。しかし広い神殿で、マインは迷子になってしまいました。

その時マインは、修道女の姿を見かけました。彼女に頼んで帰ろうとしたマインは、修道女が入っていった部屋に図書室を発見しました! なんと神殿には、マインがずっと憧れてきた図書館があったのです。マインはこっそり本を手に取ろうとしますが、魔法の障壁があって本に触れることができません。

そしてマインは、神殿長にどうすれば図書館の本を読むことができるのか尋ねました。神殿長は、巫女になれば本を読むことができると教えてくれました。それを聞いたマインは、巫女見習いになりたいと言い出しました。しかし平民が巫女になるには、神殿に寄付をしなければなりません。

マインはこれまでに稼いだお金を全て使ってでも、巫女見習いになりたいと考えました。大金貨1枚までなら出すことができると言うマインに、神殿長は驚きました。マインがそれほど多額の寄付ができるとは思ってなかったようです。
お金の面はクリアでしたので、後は家族の同意を得ることが必要です。家族が反対する理由はないと思いますが、両親やトゥーリがどんな反応をするのか気になります。

というわけで、商人への道は諦めてマインは巫女見習いという道を見つけました。本を読みたい。その目的のために突き進む、マインの行動力は凄いですね。
聖哉やリスタの秘密が明らかになるお話でした。

珍しく休息を取れと聖哉に言われて、リスタはマッシュやエルルと一緒にショッピングを楽しみます。でも、水着を買うときの姿は、どう見ても女神とは思えない浅ましさでしたけど。(^^;

宿に戻っても、聖哉の姿がありません。不思議に思うリスタたちの前に、アリアが現れました。アリアはリスタに真実を教えるために、イシスターに命じられてリスタを呼びに来たのです。

そしてリスタは、今の冒険に挑む前の昔の聖哉を知りました。その時の聖哉は、今とは真逆の性格で、ろくに準備も整ってないのに敵に挑んでゆく無茶すぎるキャラでした。それでも、資質に恵まれていた聖哉は、なんとかモンスターを倒して、ついにボスキャラと戦うことになりました。

そこで本来なら、賢者の元を訪れて情報を得るはずでした。しかし聖哉は、それを飛ばしてラスボスとの戦いに挑みます。
HPもMPもギリギリながら、なんとかラスボスを倒したかと思いきや、ラスボスは2つの命を持っていたのです。復活したラスボスのために、聖哉は愛するようになっていた王女を救うこともできずに、敗北してしまったのです。

その王女こそが、女神に転生したリスタでした。今回、リスタはたまたま聖哉を選んだように見えましたが、2人は実は深いつながりがあったのです。

以前の戦いの記憶は今の聖哉にはありませんが、その時に得た教訓は聖哉の魂の中で生き続けていました。それが聖哉を、慎重な上にも慎重な勇者にしたのです。

そして聖哉は、昔から何よりも仲間を大切にする勇者でした。マッシュやエルルを遠ざけたのも、できれば自分の戦いに2人を巻き込みたくなかったからです。そして今、仲間を連れずにたった1人で難易度Sの魔王との戦いに赴きました。

真実を知ったリスタは、聖哉と共に戦うためにゲアブランデへと向かいます。そんなリスタに、マッシュとエルルも同行します。彼らのささやかな力が、聖哉を助けることになるのでしょうか!?

というわけで、今回は聖哉の出番はほぼなしで、聖哉とリスタの真実が明かされました。
問題はすでに聖哉はレベルMAXで、これ以上のレベルアップができないことです。おまけに魔王は、聖哉の本来の魂すらも殺すことができる武器を持っています。こんな相手に、どうやったら勝つことができるのでしょう!?
アルセーヌ・ルパン全集の第10巻、「金三角」を読み終えました。

傷痍軍人のパトリス=ベルバル大尉は、負傷したときに世話になった篤志看護婦のコラリーが、何者かに狙われていることを知りました。

彼女を救うために、パトリスは同じ傷痍軍人仲間を招集して、コラリーの危機を救います。パトリスとコラリーは不思議な縁でつながっていました。2つに割れた紫水晶を、それぞれが所持していたのです。

やがてパトリスは、コラリーの夫が殺された事件を通して、金三角という謎のキーワードと出会います。その謎解きに、やがてルパンも関わってきます。

前巻に続いて、この巻も第一次世界大戦中の物語ですが、戦意高揚的な内容は少なく、謎解きがメインになっています。またパトリスを通して、傷痍軍人に対する差別を取り除こうという意志も感じられます。

ところがパトリス大尉は、彼に忠実に尽くすセネガル人の部下ヤ=ボンに対して、彼を侮辱するような発言を連発します。これが気になって、この物語の主人公のパトリスに、全く共感できなくなってしまいました。

その上、ルパンが登場したあたりから、パトリス大尉が間抜けで足手まといな人物になって、さらに感情移入できなくなってしまいました。(^^; ルパンが事件に関わったのも、ヤ=ボンのおかげでしたし。

というわけで、今ひとつこの作品は楽しいものではありませんでした。タイトルになっている、金三角の謎もあっと驚くようなものではありませんでしたし。唯一の見所は、終盤のルパンの鮮やかな大逆転くらいだったかも。(^^;
名人とクイーンとの、挑戦者決定戦が行われるお話でした。

東と西の代表によって、名人とクイーンに挑戦者決定戦が始まろうとしています。名人戦挑戦者は、東の原田先生と西の新の戦いです。クイーン戦挑戦者は、東の猪熊さんと西の逢坂恵夢です。勝負は3回戦で、より多く勝ち抜いた者が挑戦権を獲得します。

新は慣れない着物姿に戸惑っていますが、調子は良さそうです。対戦相手の原田先生は、なかなか会場に現れません。ようやく先生が姿を現したと思ったら、何やら周囲から殺気が漂います。(^^;

翠北かるた会の北野さんと、読手の牧野美登里さんは、特に激しい敵意を原田先生に感じています。どうして原田先生がこんなに2人に嫌われているのかと思えば、理由は31年前の吉野会大会の決勝戦にありました。

そこで原田先生と北野さんは、決勝で戦うことになりました。その当時、北野さんは美登里さんに憧れていて、なんとかお近づきになりたいと思っていました。その決勝戦で、予定されていた読手が都合が悪くなり、急遽美登里さんが読手を務めることになりました。

それを知った原田先生は、美登里さんの読みで調子を崩したくないからという理由で、勝ちを北野さんに譲りました。それにショックを受けた美登里さんは、その時に慰めてくれた男性と結婚しました。その時の悔しさが忘れられず、美登里さんは猛特訓して専任読手になったのでした。(^^; 原田先生って、その当時から我が道を行く人だったんですね。(笑)

1回戦では、原田先生が序盤から積極的な攻めをみせます。相手を威圧するような取り方に、新はやりにくさを感じます。しかし、簡単には新も引きません。自陣右を積極的に原田先生が攻めてくるのに対処して、すぐに札の配置を変更しました。その上、新には超加速と呼ばれるスピードもありました。

しかし原田先生は慌てません。新が全ての札で超加速できるわけではないことを、的確に見抜いていました。そして新とは対照的に、体は若い頃のように素早く動けませんが、その代わりに最小限の動きで札を取れる技術を身につけていました。

そして原田先生は、先生と呼ばれる重さも背負っていました。弟子たちを指導する時、徹底して原田先生は置き札を動かすなと教えてきました。その教えが正しいことを証明するためにも、原田先生は新のように札を動かさずに勝ってみせる必要があるのです。

一方、クイーン戦挑戦者も猪熊さんと恵夢が激しい戦いを繰り広げていました。猪熊さんは、恵夢が額に巻いた鉢巻きが気になっています。試合を続けるうちに、猪熊さんはかって自分が現役のクイーンだった頃と時代は変わっていることに気づきました。

かっては猪熊さんの旧姓が千早だというこは、誰もが知っていることでした。しかし新しい世代は、それを知らず彼女の得意札である「ちは」を送ってくるのです。時代の流れを感じながらも、それに気づいたことで猪熊さんはさらに闘志を燃やします!

そして1回戦は、原田先生と猪熊さんの勝利となりました。若手2人も健闘しましたが、手堅くベテランがそれをしのいだ戦いでした。続く2回戦は、午後からです。ところが、それを前に原田先生がとんでもないことを言い出しました。

なんと2回戦は棄権して、新に勝ちを譲るというのです。これには周囲が雑然としますが、原田先生には深い考えがありました。かって吉野会大会の決勝戦で読手の美登里さんを拒否した原田先生が、今回は3回戦が美登里さんだからこそ、そこに全てを賭けて勝負をするというのです!

それを知って、原田先生の批判者だった美登里さんは、一気に原田先生ラブへと気持ちが変わります!(^^;

ということで、ベテランらしい時に姑息な手段^^;も辞さない原田先生ですが、まさか1つ勝負を捨てて最後の3回戦目に挑んでくるとは思いませんでした。先生は膝の調子が悪いようなので、長い休憩を必要としたのかもしれませんが、戦わずに勝ちを譲られた新は冷静ではいられませんよね。(^^;
「マッハGoGoGo」の実写化作品、「スピードレーサー」を視聴しました。

この手の実写化作品は、多くがトンデモ作品になることが多いのですが^^;、この作品はとても面白い映画でした!

主人公のスピードは、幼い頃から車が大好きでした。レーサーの兄を尊敬して、いつか自分もあんな風になりたいと憧れています。ところが兄はあるときから突然、レース−中に他の車をクラッシュさせる汚い走りをするようになりました。
そして兄は、レース中の事故で亡くなってしまいました。

兄の死にショックを受けながらも、やがてスピードもレースに参加するようになりました。そんな時、彼の走りを見たローヤルトンという大金持ちが、彼を好条件でスカウトしたいと申し出ました。スピードは迷った末に、ローヤルトンの申し出を断ります。

ローヤルトンは、自社の利益になるように裏で汚い工作をしていました。その悪行の証拠を、ローヤルトンのライバル会社の息子・テジョが持っていました。ローヤルトンの悪事を暴こうとするレーサーXと共に、スピードはテジョのチームに参加してローヤルトンの送り込んだレーサーたちと戦います。

みんなの協力で、なんとかレースーに勝利したスピードたちでしたが、優勝したテジョも自社の株価を上げることが目的だったと知ります。なんのためにレースをするのかわからなくなるスピードでしたが、テジョの妹ハルコの協力により、グランプリレースへの参加権を得ます。

自社のレーサーを勝利させるために、手段を選ばないローヤルトンを相手に、スピードは家族が力を合わせて作り上げたマッハ号でレースに出場するのでした。

自動車レースの闇を描きながらも、全体的にコミカルに表現されていて、娯楽作品として単純に楽しむことができる作品でした。中でも凄いのは、マシンとマシンがぶつかり合う激しいレースシーンです。このレースシーンを見ていたら、昔遊んだスーファミの「F-ZERO」を思い出しました。(^^;
アルセーヌ・ルパン全集の第9巻、「オルヌカン城の謎」を読み終えました。

エリザベートと結婚したばかりのポール=デルローズは、彼女の父が所有するオルヌカン城で暮らすため城にやってきました。ポールは幼い頃に父と旅する途中で、フランス領内でドイツ皇帝と出会いました。その直後に、皇帝に同伴していた謎の女性の手で父は殺害されました。彼も召使いにナイフで刺されましたが、なんとか一命を取り留めました。

ポール少年から事情を聞いた警察は捜査に乗り出しましたが、手がかりは何も発見できないばかりか、その日にドイツ皇帝は別の場所にいたという情報まで得ます。結局、そのまま事件は迷宮入りしてしまいました。

しかしポールは、なんとしても真相を突き止めたいと思っていました。そんな彼はオルヌカン城に到着した日に、思わぬ形で事件の手がかりを得ました。

エリザベートの母はすでに亡くなっていましたが、城に残されていた母の肖像画の女性こそが、幼い日にポールの父を殺した犯人の姿だったのです! しかしエリザベートは、母はそんな人ではないと反発します。

そしてポールは、エリザベートと気まずい雰囲気になってしまいます。その上、その翌日からフランスとドイツの戦争が始まり、ポールは戦場へと向かい、エリザベートと離ればなれになってしまいます。やがてポールは、オルヌカン城に大きな秘密が隠されていることに気づくのでした。

ポールとエリザベートの運命、城に隠された謎と、事件の背後で暗躍する謎の敵と、見所がたくさんあって引き込まれる作品でした。でもルパン・シリーズの中では番外編にあたる作品で、ルパンがほとんど登場しないのが残念でした。(^^;

また、フランスとドイツの戦争中に書かれた作品のせいか、フランスを称えドイツを貶める文章があったり、戦意を鼓舞する文章が多いのも残念ポイントでした。

物語本編では、謎が提示される部分は面白かったですが、後半の謎解きや展開が雑な感じだったのも残念でした。
榛野なな恵さんの「Papa told me Cocohana ver.7 〜王女様の中庭〜」を読み終えました。

例によって、本を手にしたのは春頃でしたが、読み終えたのは年末になりました。(^^;
1作1作じっくり味わって読みたいので、まとめて一気に読んでしまいたくないので、どうしても読み終えるのが遅れがちになってしまいます。

でも、この作品のゆったりとして自由な雰囲気を考えると、これくらいのペースで読むのがちょうどいいかもと思います。

今回は、10作の作品が収録されています。どれもいいお話なんですが、その中でも「シアターストリート」「シークレットベース」「リトルスパークル」「フューチャープラン」「レインレイン」が、特に自分の好みに合いました。

そして巻末には、掲載誌の企画で描かれた「こだわりのモノ」が収録されていました。そこでドラマ化されたブラウン神父のことを描かれているのですが、物語の内容よりも衣装や風景に目がいってしまうというのが、榛野先生らしいなあと思いました。
リズベットがALOのプレーヤーにアンダーワールドを救って欲しいと協力を求めるお話でした。

キリトを囲む女子会の力で、キリトは一気に回復・・・とはなりませんでした。(^^;
でも美女4人に添い寝されて、ロニエの差し出すご飯を食べるくらいにはなってました。

一方、ダークテリトリーはアスナが作り出した断層で、人界軍への進路を絶たれました。しかしベクタの命令は、非情なものでした。断崖にロープを張り渡して、それを渡って攻め込めと命じたのです。それを知った整合騎士たちは、こちら側に到着した敵を倒しながら、断崖のロープを断ち切ります。

そのあまりの非情さに、ダークテリトリーの軍勢の中からも嘆き苦しむ声が上がります。しかしベクタはアリスを手に入れるためなら、どんな犠牲もいといません。
_
その頃、現実世界で動きがありました。オーシャンタートルに潜入した部隊が、システム内部の時間の流れを操作することに成功したのです。これによって、ゲーム内での時間経過と現実の時の流れが同じになりました。

それと共に、彼らはβテストという名目でアメリカのゲームプレーヤーに参加を呼びかけました。それに応じて、多くのプレーヤーがこの戦いに参戦してきます。

この異常をユイは、感知しました。シノンとリーファに連絡を取ったユイは、ALOの仲間たちと共にアンダーワールドを救って欲しいとお願いします。しかし、それにはシノンたちだけでなく、他のプレーヤーの協力も必要です。

さらにいくらプレーヤーを送り込んでも、レベルが低い状態では戦力になりません。しかし、これはALOからアンダーワールドにプレーヤーのデータをコンバートすることで、なんとかなりそうですが、それには危険も伴いました。

1つはログインしたら、自らの意思ではログアウトすることができないこと。さらに、プレーヤーが敵から攻撃を受けた時に、今までのゲームとは違う痛みがフィードバックされるかもしれないこと。その上、こうしてコンバートしたプレーヤーの情報を、無事にALOに再コンバートできる保証もないのです。

リズベットからその提案と条件を聞いて、集まったプレーヤーは怒りました。どうして自分たちが、元SAOのメンバーを救うために、そこまでのリスクを背負わなければいけないのかと疑問をぶつけます。また彼らは、普段から元SAO組から見下されているとも感じていたのです。

これでは協力のお願いは失敗かと思いましたが、それでもリズベットは引き下がりませんでした。リズベットは元SAO組は、そうでない者たちを見下してなどいないこと。むしろ、自分たちの方が1つの学校に集められて、行動を制限され、不愉快なヒアリングにも応じなければならない上に、犯罪予備軍だと思われていると訴えました。

そしてそれは、元SAO組に対するものだけではないとリズベットは訴えました。VRMMOに参加するプレーヤー全体が、現実世界に適応できない社会のお荷物と見なされていると指摘します。しかし、自分たちにとってVRMMOの世界は現実逃避ではなく、この世界も現実だと信じているからゲームに打ち込んでいるではないかと訴えます。

そしてリズベットは同じゲームを愛する仲間として、頭を下げてプレーヤーたちに協力をお願いしました。そんなリズベッツに、シリカたちも加わって頭を下げました。

そんなリズベットたちの行動に、集まったプレーヤーたちは心を動かされたようです。しかしすでに、アメリカのプレーヤーたちは、アンダーワールドへと参加していました。ダークテリトリーの軍勢に彼らも加わり、どんな戦いが繰り広げられることになるのでしょうか。

今回は、とにかくリズベットの訴えが熱かったです!
大きな戦いが続いていることもあって、ここまでの展開は少し大味で、なにか物足りなさを感じていました。それだけに、リズベットの必死の訴えを聞いて、こういうのを見たかったんだと再確認した感じでした。
マインが自分の病気のことを、家族に打ち明けるお話でした。

ベンノと商談をしていたマインは、身食いで熱を出して倒れてしまいました。マインを救うために、ベンノはギルド長のところにマインを運びました。そこでフリーダの魔法具を借りたマインは、なんとか危機を切り抜けました。

しかし魔法具は、一度使えば大丈夫というものではありません。魔法具は身食いの熱を、ほんの少し食い止めてくれるだけなのです。身食いを治す方法はなく、魔法具を使っても身食いを抑えることしかできません。

フリーダの魔法具を使ったおかげで、マインの命は延びました。それでもマインに残された時間は、あと1年ほどしかないようです。再び魔法具を手に入れることができなければ、マインには確実な死が待っています。(;_;)

魔法具は貴族が独占していて、平民には手に入れることができません。フリーダの手に入れた魔法具も、貴族のお下がりをギルド長が買い込んだものでした。ギルド長はフリーダのために、魔法具を買い占めていました。そのため、中古品の魔法具も今では手に入れることが難しい状況です。

フリーダのところ泊めてもらったマインは、フリーダの将来について聞かされました。継続的に魔法具を手に入れるためには、貴族の言いなりになるしかありません。そこでフリーダは貴族の愛妾になることを条件に、これからも魔法具を手に入れられる契約を結んでいました。

フリーダは、この運命を受け入れていました。そしてマインが助かる一番確実な方法は、フリーダと同じように貴族に飼い殺しにされることだと教えてくれました。

倒れたマインを心配して、フリーダのところに家族がお見舞いに来てくれました。貴族と契約を結べば、マインは家族と離れて貴族のところで暮らさなければなりません。それはマインにとって、あまりにも辛い選択でした。

家族と会った日も、もう1日マインはフリーダのところに泊まりました。そこでマインは、フリーダと一緒にお菓子を作ったり(レシピを盗まれたことを後でベンノに怒られましたが^^;)、お風呂に入ったり、一緒に寝たりしました。

そしてフリーダは、洗礼式を迎えました。マインとルッツが用意した髪飾りをつけたフリーダの姿は、とても可愛くギルド長を満足させるものでした。そして自宅に帰ったマインも、洗礼式の用意をしていました。こちらは衣装はトゥーリのお下がりでしたが、着飾ったマインを見て家族は喜んでくれました。

それからついに、マインは身食いのことを家族に打ち明けました。この病気を治す方法はなく、症状を抑えるためには貴族のところでいいなりになるしかないこと。今回、自分が助かったのは高価な魔法具を使うことができたからだということ。
今回の魔法具を手に入れるために、フリーダに小金貨3枚を支払ったことも話しました。

トゥーリは、マインと別れるのは嫌だと泣き出しました。そしてもちろん、マインが死ぬことも受け入れられないことでした。その思いは、家族みんな一緒でした。マインがトゥーリやお母さんと寝た後、お父さんは暖炉に向かって何やら考え込んでいます。子供もために何もしてやれない親の哀愁が感じられました。

マインが助かるには、本当に貴族に飼い殺しにされるしか道はないのでしょうか!?(;_;)
これまでもマインの家族の温かさが描かれてきましたが、今回は特に家族とのつながりの深さを感じさせるエピソードでした。異世界から転生したマインにとって、今の家族は本当の家族ではありません。しかし一緒に暮らす間に、マインはお父さんやお母さん、トゥーリを本当の家族だと思うようになっていました。
「放課後さいころ倶楽部」も、いよいよ最終回です!

綾や翠、エミーと出会えたことで、美姫は今までで一番充実した1年を過ごすことができました。しかし、2年生になるとクラスが変わってバラバラになってしまいます。それが美姫には寂しかったのです。

それから翠のコンペの結果も判明しました。コンペでは翠のゲームは高評価だったものの、ゲームとして発売されるには至りませんでした。ジョージは、このゲームにはまだ手を加えられると考えたのです。それだけでなく、翠にその気があればアメリカに来てゲームを作らないかと誘います。

同じゲーム作家志望のエミーは、アメリカではなく幼い頃を過ごしたドイツでゲーム作家になりたいと考えていました。日本よりもボードゲームの人気が高いドイツの方が、将来のゲーム作家を育てる環境も整っているのです。

そして綾にも夢がありました。動物好きな綾は、お父さんと同じような動物の写真を撮影するカメラマンか、獣医さんになりたいと思っていました。でも将来の進路希望は文系なので、獣医さんは難しそうですけど。(^^;

そんな風に、みんなそれぞれの夢があるのに、美姫だけは将来の夢がありませんでした。それよりも美姫は、今のこの時間がずっと続いて欲しいと思っていたのです。

不安に駆られた美姫は、夜中に綾に連絡します。しかし綾は、電話にでません。翌日、エミーのお店を訪ねますが、エミーもお店にはいません。さらに「さいころ倶楽部」にも顔を出しますが、そこにも翠の姿はありません。落ち込んだ美姫は、1人川沿いで黄昏れています。

そんな美姫を、田上と吉岡が見つけて、綾たちに連絡してくれました。そのおかげで、綾たちは独りぼっちの美姫を見つけることができました。その時、美姫は「さいころ倶楽部」で買った「ナンジャモンジャ」というゲームを手にしていました。ゲームのキャラクターの絵柄が、美姫が幼い頃に好きだったぬいぐるみと似ていたので、何となく買ったのです。

美姫は1人で、カードのキャラクターに名前をつけて、やり取りをします。しかし、それは余計に美姫を寂しくさせただけでした。そんな美姫を、ようやく綾たちが見つけました。そして美姫は、やっと3人に自分の不安を打ち明けることができました。ずっと今のままの友達でいたい。それは美姫だけでなく、綾や翠、エミーも同じ気持ちでした。

どんなに離れたところにいても、4人はずっと友達だと気づいて、美姫は安心することができました。そして美姫が買った「ナンジャモンジャ」を、みんなでプレーすることになりました。

このゲームは、カードに描かれたキャラにプレーヤーが勝手に名前をつけて、同じカードが出された時につけられた名前を最初に言った人が、それまでに開いたカードを全て手に入れることができます。これを繰り返して、最終的に手持ちのカードが一番多い人の勝利となります。シンプルだけでれど、楽しそうなゲームですよね。

というわけで、独りぼっちだった美姫は大切な友達と出会いました。みんなそれぞれに夢がありますが、夢に向かっている時でも4人が友達なのに変わりはありません。できれば、美姫も何か夢を見つけて欲しかった気もしますが、きれいにまとまった作品だと思います。そしてなんと言っても、ボードゲームの魅力を知ることができたのがよかったです!(^^)
ドメニコ・スタルノーネさんの「靴ひも」を読み終えました。

この著者の本を読むのは初めてでしたが、お気に入りの作家の1人・ジュンパ・ラヒリさんが惚れ込んで英訳したとカバーにあったので、なんとなく読んでみることにしました。

物語は3つの書がなっています。1つめは、恋人を作り家に帰られない夫に向けた、妻からの批難の手紙です。2つめは、寄りを戻した夫婦が老後を迎え、ヴァカンスに出かけた間に家を荒らされ、飼い猫も行方不明になってしまいます。その片付けをしながら夫が妻の昔の手紙を見つけて、夫の視点から過去が回想されます。3つめは、夫婦の息子と娘がヴァカンス中の両親の家を訪れて、対話をするお話です。

正直、この物語を読んでいる間、あまりいい気分ではありませんでした。論理で徹底的に相手を追い詰める妻、身勝手な理由で妻や子供を捨てながらも再び身勝手な理由で寄りを戻した夫。伯母からの遺産をめぐり対立している、息子と娘。どの登場人物も身勝手で傷ついていて好きになれなかったからです。

しかし、不思議なことに読むのをやめることができませんでした。この物語で描かれている家族ほど極端ではないにしろ、どの家族にもある対立や不満、怒り、悲しみなどが凝縮されている気がしたからかもしれません。そして最後まで読み終えた後の読後感は、不快なものではなく、すっきりとしたものでした。最終的に、事件の結末も明らかになり、ちょっとしたミステリーとしても楽しめたのもよかったです。

書き方によっては、もっと重い内容になったでしょうが、耐えられないほどの重さや暗さではないバランス感が絶妙だったと思います。この感じはどこかでと思ったら、ジュンパ・ラヒリさんの作品にも通じるものだと気づきました。
アルセーヌ・ルパン全集の第8巻、「ルパンの告白」を読み終えました。

前巻までは長編作品が続きましたが、この巻は短編集でした。「太陽のたわむれ」「結婚指輪」「影の合図」「地獄の罠」「赤い絹のスカーフ」「うろつく死神」「白鳥の首のエディス」「麦わらのストロー」「ルパンの結婚」の9作が収録されています。

9作の中では、「赤い絹のスカーフ」が一番面白かったです。偶然手に入れた材料から、何が起きたかを的確に見抜き、自分の目的のためにガニマール警部さえ利用してみせる。やはりルパンは、こういう格好良さが魅力だと思います。

その他では、かって愛した夫人に尽くす「結婚指輪」、「ルパンの冒険」のソニアが再登場する「白鳥の首のエディス」、いきなりルパンとアンジェリク=ド=サルゾー=バンドーム公女との結婚が発表される「ルパンの結婚」が面白かったです。

他の話でもそうですが、ルパンは女性に尽くす一方で、多くの女性から愛されてますよね。大胆不敵で冒険好き、上品さと細やかな心を持ち、そして多分イケメン^^;なルパンが、女性から愛されるのは当然なのかもしれませんけど。(^^;
南直哉さんの「老師と少年」を読み終えました。

活きることに悩む少年は、話を聞いてもらうためにとある老師の元を訪れます。生きるとは何か。本当の自分とは何か。少年は老師に問いかけます。

しかし、いつも老師はその問いかけに対して、明確な答えを出してはくれません。ただわからないということを、教えてくれるだけです。

全編を通して、禅問答を読んでいるような感じでした。読み終えた後に、多少心に引っかかりは残りましたが、深く心に残る内容ではありませんでした。老師が答えを出さない(=出せない)のはいいとして、内容的にもう一歩踏み込みが足りないような気がしました。
前回が総集編だったので、ようやく9話の続きです。(^^;

戦帝の驚異的な強さで、四天王の1人・イライザ=カイゼルは瞬殺されました。しかし戦帝は、その力を使うと赤ん坊になってしまうのです。強力な力を持ちながら、戦帝が魔王と戦えないのにはそういう事情があったのです。

そんな戦帝の前に、娘のロザリーが現れました。そして戦帝の秘密が明らかになりました。かって魔王を討伐しようとした戦帝は、卓越した力を持ちながらも、ついに勇者になることはできませんでした。そればかりか、戦帝は魔王の持つ圧倒的な力に魅了されたのです。

聖哉やマッシュ、エルルを遠ざけた戦帝は、リスタだけを女神の像の前に連れて行きました。そこで戦帝は、自分の思いをリスタに語りました。さらに戦帝は、勇者や女神がこの世界で殺されても、死ぬことがない秘密も明らかにしました。

勇者や女神の本当の魂は別のところにあって、今ここにあるのは仮の魂だけでした。そのおかげで、仮の魂を殺されても、本当の魂は無事だったのです。

ところが戦帝は魔王から力を得て、勇者や女神の魂本体を破壊できる武器を手に入れました。戦帝は手始めに、リスタを殺そうとします。絶体絶命のリスタの前に、聖哉が現れました。聖哉は、戦帝と刃を交えることになりました。

その戦いはもはや異次元レベルで、リスタにすら攻撃を見ることができません。聖哉はエルルのクイックの魔法の力も借りて、なんとか戦帝と互角の戦いをしています。しかし、それでも戦帝の優位は変わりません。

そこで聖哉は、魔王との戦いのために準備していた、体の重りを取り外しました。しかし、それでも聖哉の攻撃では戦帝を倒すことができません。そしてついに、聖哉は右腕を切り落とされてしまいました。

しかし片手になっても、聖哉は戦いを止めようとはしません。聖哉はいつの間にか、自分に与えられたのと同じダメージを相手に与える魔法を使っていました。その力で、戦帝の右腕も吹き飛ばされました。片手になった戦帝の手には剣がありません。しかし最初から2本の剣を使っていた聖哉は、まだ左手に剣を持っています。

それが勝敗を分けたようで、ボロボロになりながらも聖哉はなんとか戦帝を倒しました。倒された戦帝を、娘のロザリーは複雑な気持ちで見つめます。しかし聖哉に張り手で諭されて^^;、ようやく素直に父の死を悲しむことができました。

こうして聖哉は、なんとか勝ち抜きました。しかし戦帝以上に強力な力を持つ魔王に、どうやったら聖哉たちは対抗できるのでしょうか!?
さらに気になるのは、今まで修行の鬼だった聖哉が、今回は息抜きや遊びを許可したことです。この行動にも、聖哉なりの深い理由があるのでしょうか。
名人との戦いに万全の備えをする原田先生、子育てに励みながら、クイーン戦に挑む猪熊さんがメインのお話でした。

学校の先生になりたいという夢を持った千早ですが、どんな教科の先生になりたいかは全く考えていませんでした。(^^;
このあたりの抜けてる感じは、千早らしいですね。カルタとのつながりで考えると、国語の先生が理想なのでしょうが、現在の千早は体育以外は絶望的な成績みたいですね。

東日本予選に負けて以来、太一は調子が良くありません。一方、予選に出場しなかった千早は、先日の優勝以来好調をキープしています。カルタ部の練習では、そんな2人の対戦もありますが、千早は常に全力で太一と勝負することしかできません。ここで手を抜くのは違うと、千早は感じていたのです。

そんな時、白波会からメールで緊急招集がかかりました。何かと思えば、名人との挑戦戦に向けて、原田先生が会員全員の力を借りて、万全の体制で勝負に挑もうとしていたのです。

そして衝撃の事実が判明しました。今回、原田先生が東日本の代表に決まったのは、決勝の対戦相手の須藤が勝負を辞退したからでした。その原因が太一にあることに、原田先生は気づいていました。それでも原田先生は、このチャンスを最大限に活用しようとしていました。

先生は太一に、新のようなカルタをとって欲しいとお願いしました。太一の器用さを見込んでのことですが、それは太一にとっては辛いことでした。その提案を断ろうとする太一を、あくまでも原田先生は引き留めました。そして太一は、不本意ながら仮想新になることになりました。

そして千早は、自分から志願して仮想周防名人として、原田先生の練習に付き合うことにしました。周防名人になりきるために、千早は普段の振る舞いから周防名人のようになりきろうとします。

一方、クイーン戦の挑戦者となった猪熊さんは、桜沢先生にお願いして富士崎高校の練習に参加させてもらっていました。猪熊さんはすでに30代ということもあり、全盛期の時のような感じの良さは持っていません。それでも彼女は、富士崎高校に通って、再びクイーンになることを目指しています。

小さな子供を抱えた猪熊さんにとっては、それは簡単なことではありません。自分が不在の時に、子供が体調を崩したことを知って、なんのために自分はカルタを続けているのかと悩むこともあります。また挑戦者の大会でも、着物を着付けて準備を整えたところで、赤ん坊がお乳を欲しがって泣き出してしまいます。

そんな状況に、猪熊さんの心は折れそうです。それを救ったのは、奏のお母さんでした。洋服とは違い着物なら、着付けを崩さずに脇から赤ん坊にお乳をあげることもできたのです。あらゆる機会を利用して、着物の素晴らしさを広めようとする奏のお母さんも凄いですが^^;、そのおかげで猪熊さんは救われました。

そして、いよいよ名人&クイーンとの対戦車を決める戦いが始まろうとしています。勝負に勝って、挑戦者となるのは誰なのでしょうか。そしてさらに、新たな名人やクイーンが誕生することになるのでしょうか。次回以降が楽しみです!(^^)

というわけで、原田先生と須藤との対戦がみられなくて残念でしたが、貪欲に名人を目指す先生の姿勢には圧倒されました。また、幼い子供を育てながら勝負に挑む猪熊さんの姿にも、とても引きつけられました。子供とカルタ、どっちが大切かなんて、どちらも本気で好きなら選べるはずがありません。そんな時は、苦しくても両方を手に入れるために頑張るしかありません。そんな猪熊さんを、応援したくなりました。
アルセーヌ・ルパン全集の第7巻、「水晶の栓」を読み終えました。

この事件は「奇岩城」と「813」の間に起きたらしいです。事件はルパンが、手下のジルベールとボーシュレーが計画した、代議士のドーブレックの屋敷からの窃盗現場から始まります。なぜか手下2人は、水晶の栓を手に入れることにこだわります。それが原因で、2人は警察に逮捕されてしまいました。

ルパンは捕まった2人の手下を救おうとしますが、彼らを救い出すのは容易なことではありません。その上、水晶の栓に隠された謎をめぐってドーブレック、警察、そして謎の敵との対決でも、簡単に相手を出し抜くことができません。その間にも、手下2人の死刑の期日が迫ります。果たしてルパンは謎を解き明かして、手下を救うことができるのか。この2つが、絡み合った面白さのある作品でした。

「813」でもそうでしたが、この作品でもルパンは何度も敵に出し抜かれます。悪徳代議士ドーブレックにしてやられるのはともかく、子供にまで出し抜かれるのはうかつすぎる気がしました。(^^;

そして今回も、ルパンは事件を通してクラリス=メルジ夫人と出会います。例によって、ルパンはこの女性に尽くすことになりますが、結末はやはり苦いものでした。それが「続813」で明かされた出来事へつながる行動へと、ルパンを動かすことになったようです。
キリトを囲む女子会が結成されるお話でした。(^^;

創世神ステイシアというスーパーアカウントで、アスナがアンダーワールドに現れました。いきなり地割れで敵軍を圧倒して、これだったらベクタ相手でも楽勝じゃないかと思いましたが^^;、そこまで強力な力を使うのには制限がありました。地形を変えるほどの力は、アスナにダメージを与えてしまうのです。

アスナに救われたロニエとティーゼは、彼女の願いに従いキリトとアスナを会わせました。アスナと会っても、やはりキリトは動けませんでしたが、自分の前にいるのがアスナだとは認識していました。

久しぶりにキリトと再会したアスナに、アリスがいきなり斬りかかりました!(^^;
アリスの言い分はいろいろあるでしょうが、要するに自分がいない間にキリトとイチャイチャするなということですね。(笑)

そして女の戦い勃発。アスナとアリスは、キリトをめぐって刃を交えることになりました。それを止めたのは、ベルクーリでした。ベルクーリの提案で、まずはアスナの話を聞いて、アンダーワールドの状況を教えることになりました。

アスナは自分が、アンダーワールドの外の世界から来た人間だと明かしました。そこでアスナは、アンダーワールドの住人に禁忌という封印が施されていることを知りました。しかし、その制限はラースの目的からするとおかしいことにアスナは気づきました。

そしてアスナは、ラースの中に裏切り者がいることに気づいたのでした。しかもこの世界にはすでに、ダークテリトリーのスーパーアカウントを持つ暗黒神ベクタがいるのです。

このような状況ではありますが、アスナとアリスの対立が収まったわけではありません。お互いに、自分はキリトとこんな時間を過ごしたのよ〜合戦が始まりました。(^^;
また殺伐とするのかと思いきや、そこにロニエが加わりました。アスナたちには及びませんが、ロニエもキリトの傍付きとして過ごした日々があります。これで一気に、雰囲気がやわらぎました。

そこにさらにキリトの先輩のリーナも、自分にもキリトと過ごした時間があるからと参戦しました。こうしていつの間にか、キリトを囲む女子会が結成されていたのでした。(^^;

前回まで戦いの連続だったので、いきなりキリトをめぐる女子たちの争いになったのは笑いました。でも、こういう展開の方が楽しいかも。(^^;
マインの身食いが、進行するお話でした。

フリーダから何かに前向きに取り組んでいる時は身食いの進行を抑えられると聞いたマインですが、それで完全に身食いを抑えられたわけではありません。時にはやはり熱で動けなくなってしまうことがあります。以前は感情が高ぶった時に身食いが発動していましたが、今では感情と無関係に熱が出てしまうこともあります。

マインが助かる方法は、貴族の使う高価な魔法具を手に入れて、身食いを何とかする以外にありません。しかしフリーダと違い、今のマインにはそんな大金はありません。

マインとルッツがベンノのところで働くに先立ち、ベンノは3つの要求をしてきました。1つは、身なりを整えて挨拶ができること。2つめは、基本的な文字と数字が全部書けること。3つめは、計算器が使えることでした。

マインはその3つをクリアしていますが、ルッツは冬の間に文字や計算を覚えなければならないのでたいへんです。まだ頼りないところもあるルッツですが、マインのことを大切に思う気持ちは誰にも負けていません。そんなルッツの一番の取り柄は、優しいことですね。(^^)

一方、ベンノはマインから本格的にチャンリンシャンを買い取り、それを販売する計画です。しかし、その製造がうまくいかなくて、マインに助けを求めます。マインが製造現場に行ってみると、使っていた布の質が良すぎたことが原因でした。
マインはその解決策を、ベンノに売ってお金を稼ぎます。稼げる時に稼げという、ベンノの教えをちゃんと守ってますね。

さらにベンノは、マインの作る髪飾りの販売にも積極的です。とはいえ冬の準備も忙しいこの時期に、髪飾りを作るのはたいへんです。しかし、それがかなりのお金になることを知って、トゥーリもお母さんも積極的に協力してくれるようになりました。

マインの家族と違い、ルッツの家族は協力的ではありませんでしたが、マインがそれがお金になることを示したおかげで、ルッツの兄弟も髪飾りの部品を作るのに手を貸してくれるようになりました。お金の力って、凄いですよね。(^^;

そしてベンノも、マインの身食いを心配してくれていました。そのためには、マインの持つ知識を活用して、売れる物を売ってお金を稼げとマインをけしかけます。そしてフリーダの祖父が、彼女の身食いために大量の魔法具を買い込んだ余りがあることを教えてくれました。

今回、うるっときてしまったのは、マインのことを思いやるルッツの姿でした。日に日に進行するマインの身食いに、自分は何の力にもなれないことをルッツは悔しがります。そしてルッツは、ベンノに力を貸して欲しいと頼みます。
そんなルッツを、ベンノは彼なりのやり方で激励しました。1つはマインに気を遣わせないこと。そしてもう1つは、お金を稼ぐことでした。ベンノの言葉を聞いたルッツは、それまでと表情が変わりました。

というわけで、今回もいいお話でした。特にルッツの健気さには、泣かされました。(;_;)
ジョージ・ベレスフォードが開催するゲームコンペに、翠が参加することを決意するお話でした。

「さいころ倶楽部」の店主を通じて、翠はジョージ・ベレスフォードがゲームコンペを開催することを知りました。前に顔を合わせた時は、ジョージから相手にされませんでしたが、今度は彼を見返すようなゲームを作り上げてみせると翠は気合いが入っています。

そして翠は、寝る間も惜しんでゲーム作りに取り組みました。普段は真面目な翠が、授業中に居眠りしているほどの気合いの入れようです。でも居眠りしてても、先生に当てられた時はきちんと正しい答えを答えられるのが凄いですね。(^^;

ようやくゲームを完成させた翠は、そのゲームを美姫たちにプレーしてもらいます。以前に作った家具を集めるゲームを、翠なりに工夫して、さらに面白くする要素を詰め込んだのです。そのゲームを、美姫たちは楽しんでくれました。

しかし、エミーはこのゲームには何か足りないものがあると感じました。そしてそれは、翠も感じていたことでした。
このゲームをどうして作りたいと思ったのか。その一番大事な気持ちが、いつの間にか薄れていたのです。

そして翠は、なぜこのゲームを作ろうと思ったのか思い出しました。幼い頃の翠は、よく父親の会社を訪れていました。そんな翠を、コーディネーターの坂本さんが面倒見てくれました。ある日、坂本さんから勧められた椅子に座った翠は、その座り心地の良さに驚きました。

それをきっかけに、翠は世界各国のお気に入りの家具を調べるようになりました。そして、そうした家具がとても高価なことを知りました。その当時の翠では、とても手が届くような金額ではありません。その経験が、今回のゲームに活かされていました。ゲームの中で、自分の好きな家具を集めて部屋を彩る。それが翠が一番やりたかったことでした。

それに気づいた翠は、ゲームにさらに改良を加えます。これまでは記号のようなデザインだった家具を、資料を集めて本物らしく描きました。そして翠は、徹夜でヘロヘロになりながらもゲームを完成させました。

そのゲームを、再び美姫たちがプレーします。美姫たちは遊んでいるうちに、それが翠が作ったゲームだということを忘れるほどゲームを楽しみました。このゲームなら、ジョージ・ベレスフォードも納得してくれるでしょうか!?

楽しい時間の隙間に、美姫はこの楽しい時間がいつまで続くんだろうと考えました。美姫には、翠のように何かやりたいことはないのでしょうか!?
アルセーヌ・ルパン全集の第6巻、「続813」を読み終えました。

この巻では、前巻で明らかにならなかった謎が判明します。そして物語の鍵となるのが、ドイツの秘密文書だということがわかります。

一応、この事件にもショルメス(ホームズ)が関わっていますが、事件の大きな謎の解決に挑んだらしいことが示されるだけで、作中で再びルパンと対決することもなく、拍子抜けな感じでした。「奇岩城」での扱いも酷かったけど、さらに扱いが酷くなってますね。(^^;

この巻の感想を書くのは、とても難しいです。何について触れても、前巻からのネタバレを踏んでしまいそうです。ルパンと謎の強敵との戦いも面白いですが、それ以上にルパンのはったりの凄さが感じられる内容だったとだけ書いておきます。

そして物語の結末は、「奇岩城」と同じく苦いものでした。とはいえ、勝手に他人を自分の意のままにしようとしたルパンの自業自得な気がしなくも・・・。(^^;
東と西の名人戦挑戦者が決定するお話でした。

西の名人戦予選は、同じ南雲会の新と村尾さんが対決することになりました。しかし大きな勝負を前に、新はお腹の調子が悪いだけでなく、精神的な不調が続いています。そして新は、序盤から村尾さんに大きな差をつけられてしまいました。

そんな新に勝って、どうしても周防名人と対戦した村尾さんですが、相手につけ込んで勝つことはしません。なんと試合中に、村尾さんは新を励ましてくれたのです。

そんな中、試合の途中にも関わらず、新はトイレに行きたくなってしまいました。選手が不在でも、試合は決められた通りに進められます。新がいない間に、村尾さんとの差はさらに広がっています。その上、すでに読まれた空札が何なのかも新は知りません。周囲も、それを教えることは禁止されています。

しかし新は、それでも勝負を諦めていません。必死に試合に勝つイメージを探しながら、村尾さんに対抗します。
意外なことに、村尾さんが序盤に大幅に勝ち越していたことで、普段なら新に送ることのない札を送ることになり、それが村尾さんを苦しい状況に置くことになりました。

そして新は、ジリジリと村尾さんとの差を詰めます。今までに見せたことのない攻めカルタで、新は村尾さんを下して西日本の代表となりました。一方、東日本では千早たちの師匠・原田先生が挑戦者に決定していました!

もしかしたら、次回で原田先生と須藤と戦いが描かれるのかもしれませんが、どんな形で原田先生が須藤に勝ったのか、それを見たいですね。

その頃、千早は修学旅行に集中していました。そんな修学旅行に、途中から太一が参加しました!
太一の姿を見つけた千早は、混乱します。そして太一から、東日本の代表が原田先生に決まったことを教えられました。そして、西日本の代表が新だということも・・・。

今回は、新と村尾さんの関係がよかったです。努力を積み重ねて、圧倒的な才能を持つ周防名人と戦いたい村尾さん。
その願いは、同じ南雲会の新に阻止されました。周防名人が今期での引退を表明しているので、村尾さんは是が非でも名人と戦いたかったでしょうが、勝負の世界は本当に厳しいですね。

そしてもう1つよかったのが、遅れて修学旅行に合流した太一を、机君が静かにねぎらう場面でした。
誰しも勝ちたいと思いながら戦いますが、どんな勝負にも必ず敗れる者がいます。しかし戦いに敗れたからこそ、得られるものもあります。今回の机君を見ていて、それを強く感じました。
アルセーヌ・ルパン全集の第5巻、「813」を読み終えました。

パリのパレス・ホテルに滞在していたダイヤモンド王・ケッセルバッハが、何者かに殺害されました。その死の直前、ケッセルバッハのところにはルパンが訪れていました。ルパンが初めての殺人を犯したのかと、世間は騒然となります。

捜査の指揮を執るのは、国家警察部長のルノルマンです。彼が捜査に入ってからも、ケッセルバッハの秘書のチャップマン、ホテルの清掃をしたボーイが次々と殺されました。現場には、813という数字の入ったレッテルが残されていました。
L.Mという頭文字の入ったシガレット・ケースもその後の捜査で発見されましたが、犯人によって奪い返されてしまいました。

今回ルパンは、セルニール公爵というロシア人になりすましています。奇岩城の事件から4年が経過していて、ルパンはなぜか両親を失ったジュヌビエーブという少女を、乳母に預けて育てさせていました。そしてジュヌビエーブの相手として、事件の重要人物になりすまさせたジェラール=ボープレという青年と知り合わせます。

これまでのルパン・シリーズは、ルパンと彼を追う探偵や警察という形式でしたが、この作品ではルパンに勝るとも劣らない組織との対立も物語の大きな要素になっています。ルパンと敵組織、そして警察の3つがそれぞれの思惑で動いていて緊迫感のある内容でした。物語は大きな仕掛けが明かされたところで、次巻の「続813」へと続いています。

最後に明かされる大きな謎は、途中でなんとなく答えが見えていて、やっぱりという感じでした。(^^;
物語の大筋はとても面白いのですが、その途中でルパンがジェラール=ボープレを追い込んで、重要人物になりすまさせる場面は、ルパンの冷酷な一面が描かれていて、あまり気分のよい展開ではありませんでした。
整合騎士シェータと拳闘士軍の戦い。そしてついに、アスナ登場です!!!

アリスが自ら名乗りを上げたことで、闇の軍勢の目的はアリスを捕まえることに変更されました。そしてアリスたち遊撃隊と、拳闘士軍の戦いが始まろうとしていました。拳闘士軍を迎え撃つのは、これまで存在感のなかったシェータです。

シェータは整合騎士の中でも、かなり変わった存在でした。そんな彼女のために、アドミニストレータは黒百合の剣を与えました。その剣はまるで針のような細さですが、シェータが使うと恐ろしい武器になります。

拳闘士軍の首領は、自分たちの前に立ちはだかったシェータを見て拍子抜けします。しかしシェータの放った一撃を見て、彼女に対する意識が変わりました。そして自らが、シェータと戦います。剣と拳の戦いは、互いに一歩も引かない壮絶な戦いになりました。

戦いの中で、拳闘士軍の首領はシェータが自分たちと同じ、戦いそのものを楽しむタイプだと気がつきました。2人の戦いがどうなるかと思いきや、飛竜でシェータが撤退して勝負は引き分けに終わりました。

一方、闇の軍勢のヴァサゴが、ついに戦場に現れました。彼が狙うのは、人界軍の補給部隊です。次々と兵士たちを殺したヴァサゴの前に、ロニエが現れました。ロニエもヴァサゴの手にかかるのかと思いきや、キリトに鍛えられた彼女は、背後から近づくヴァサゴの気配に気づいていました。

しかしロニエには、ヴァサゴを倒せるだけの力はありません。そして補給部隊の兵士たちの前に、ヴァサゴに率いられた騎士たちが現れました。異変に気づいたベルクーリは、アリスたちを救援に向かわせます。しかしそれは、ベルクーリが1人で正面の軍勢の相手をすることになります。

そんな苦しい状況の中、突然光り輝く女神が現れました。アスナが創世神ステイシアとなってこの世界に現れたのです!
ステイシアの力によって、ヴァサゴと彼に率いられた部隊、そしてベルクーリの前に立ちはだかった部隊は、地割れの中へ落とされました。

というわけで、ようやくアスナ登場ですね!(^^)
マインとルッツがギルド長に会い、孫娘のフリーダのために髪飾りを作ることになるお話でした。

ついにマインとルッツは、紙作りに成功しました。とはいえ、正式にそれを販売するには、商業ギルドに加入しなければなりません。でもギルド長は、ベンノと相性が悪く、簡単にはマインとルッツのギルド加入を認めてくれそうにありません。

そこでベンノは、トゥーリの洗礼式にマインが作った髪飾りを商売の品物として利用することにしました。ギルド長の孫娘のフリーダが、洗礼式の時にあの髪飾りを気に入って、ギルド長はそれを孫にプレゼントしたいと思っていたのです。

ベンノの予想通り、最初はギルド長はまだ見習い前のマインとルッツを加入させることを渋ります。そこでベンノが髪飾りを取り出すと、ギルド長が食いついてきました。そしてマインとルッツは、めでたくギルド入りを認められました。

そして髪飾り作りのため、マインとルッツはフリーダと会うことになりました。ベンノは孫娘のフリーダも、ギルド長と同じように一筋縄ではいかない女の子だと教えます。ところが、マインたちの前に現れたのは、どこから見ても育ちのよい可愛いお嬢さんにしか見えません。

フリーダの希望を聞いたマインは、髪飾りを作ることを約束しました。しかしフリーダが、ツインテールに髪を結っているのを見たマインは、髪飾りも2つあった方がいいのではと提案します。それを聞いたフリーダは、2つ分の代金を支払うと言います。

しかし髪飾りの材料となる赤い糸をフリーダから提供してもらったこともあり、もう1つはサービスするとマインは言います。ところが、それではフリーダが聞き入れません。結局、ルッツの提案で、2人の意見の間を取って、2つ目は1つめの半分の代金で作ることで決着しました。

そしてフリーダの本性が、顔をのぞかせます。稼げる時に稼いでおくのが商人と、マインたちがベンノから言われたのと同じことをフリーダも言います。見た目は可愛いフリーダですが、中身はしっかり商人でお金が大好きな女の子だったのでした。(^^;

そしてフリーダから、マインは身食いの話を聞きました。なんとフリーダも、身食いという病を抱えていたのです。その治療には、かなりの大金が必要になるようです。フリーダがお金に厳しいのは、そんな身の上も関係しているのかもしれませんね。

さらにフリーダは、身食いは自分の夢に絶望した時に悪化することを教えてくれました。マインが自分の夢に向かって突き進んでいる間は、身食いに抵抗できることを教えてくれました。そういえば、マインが倒れた時はいつも、自分の夢が砕かれた時でしたね。

フリーダのところから帰ったマインは、2つめの髪飾りを半額で請け負ったことをベンノに怒られました。稼げる時にはしっかり稼ぐ。それが商人には大事なんですね。(^^;

そしてマインは、フリーダの髪飾りを作り上げました。それをつけたフリーダを見て、ギルド長も満足そうです。
そしてマインとルッツは、フリーダと友達になることができました。

というわけで、今回はマインにフリーダという新しい友達ができるお話でした。その一方で、商業ギルドにも参加できることになり、まだ先は遠いけれど着実に本作りに近づいている感じですね。(^^)
綾のお父さんの帰国と、クリスマスパーティーのお話でした。

世界中を飛び回って動物の写真を撮影している、綾のお父さんが久しぶりに帰国しました。お父さんがいない間に、綾にはお父さんに話したいことが山ほどありました。その1つはもちろん、美姫や翠、エミーのこと。そしてボードゲームのことです。

そのために綾は、近々行うことになっているクリスマスパーティーにお父さんを招待しました。ところが、お父さんは綾との約束を忘れて、その日に仕事を入れてしまったのです。怒った綾は、家から飛び出してしまいました。街を歩いていると、美姫と出会いました。いきなり泣き出した綾に困って、美姫は翠のバイト先の「さいころ倶楽部」へと連れて行きました。

一方、お父さんは綾のお姉さんの花に怒られて、どれだけ綾が自分に話したいことがあったのか気づきます。そして綾を探して、お父さんも「さいころ倶楽部」へとやって来ました。しかし怒っている綾は、お父さんを見向きもしません。

そんな中、店長がここはボードゲームのお店だから、ゲームをしないのなら帰れと言い出しました。それは綾と一緒に、お父さんもゲームをさせるための作戦でした。今回遊ぶのは「ブロックス」という色つきのピースをボードに置いてゆくゲームでした。

一緒にゲームをしながらも、綾はお父さんを避け続けます。しかしゲームを続けながら、お父さんは自分の気持ちを綾に伝えました。自分は思い立ったらすぐに行動してしまう人間だということ。しかし、それを否定したら自分が自分でなくなってしまうこと。そんなお父さんですが、綾や花を大切に思う気持ちは本物でした。たとえ綾に嫌われても、自分は綾を愛し続けると断言しました。

そんなお父さんの言葉を聞いて、ようやく綾の怒りもおさまりました。本当は綾も、お父さんのことが大好きなのですから。こうして2人は、仲直りをすることができたのでした。

後半はエミーのお店で、クリスマスパーティーが開かれました。そこには美姫たちだけでなく、田上や吉岡も呼ばれていました。田上は綾から誘われた時、お父さんに会わせたいと言われたので、盛大に誤解をしていましたけど。(^^;

そして美姫たちに田上と吉岡を加えた6人で、「レディース&ジェントルメン」というゲームをすることになりました。
このゲームでは、プレーヤは2人が1組になります。1人は女性で、お店でパーティーのためのお買い物をします。その間に、男性はカードを集めてお金を貯めて、女性からねだられたプレゼントを買う資金を稼ぎます。

男性が2人しかいないので、翠が男性側にまわり、綾&田上、美姫&吉岡、そしてエミー&翠の組み合わせでゲームスタートです! 田上と吉岡は、このゲームでは男としての器が試されると闘志を燃やします。一方、女性側は可愛く男性にお願いしてアクセサリーなどを買ってもらいます。

結果は、エミー&翠のペアの勝利でした。綾&田上は資金を田上が思ったほど稼げず最下位に、美姫&吉岡は美姫が吉岡に遠慮して高い物を買おうとしなかったので2位に終わりました。(^^;

というわけで、田上と吉岡は不本意な結果でしたが、それぞれに少しは綾や美姫との距離を縮められた感じですね。とはいえ、ペアの破壊力が一番高かったのは、女の子同士ペアのエミーと翠でしたけど。(^^;
アルセーヌ・ルパン全集の第4巻、「奇岩城」を読み終えました。

アンブリュメジーのジェーブル伯爵の屋敷に、夜中に何者かが侵入しました。伯爵の娘のシュザンヌと2年前に両親を亡くして引き取られた姪のレーモンドは、その気配に気づいて目を覚ましました。

レーモンドは銃を手にすると、逃げ出してゆく賊の1人を撃ちました。その弾は賊に当たり重傷を負わせたものの、不思議なことに賊は屋敷の敷地内で姿を消してしまいました。

レーモンドに撃たれたのは、ルパンだったらしいことが判明します。警察は徹底的に周辺を調査しますが、どうしてもルパンを見つけることができません。そこに現れたのが、イジドール=ボートルレという高校生でした。彼の推理力は、学内でも評判になるほどのものでした。

そんな高校生探偵ボートルレが、ルパンの謎を追うことになります。そして彼は、残された謎の文書からエギーユ・クルーズ(空洞の針)というキーワードにたどり着きました。そしてボートルレがその謎を解き明かしたかと思いきや、そこからまたさらに二転三転する展開になります。

この作品には、再びホームズが登場しますが、なんと事件の調査に取りかかる前に、ルパンに捕らわれてしまいます。おまけに、物語のクライマックスではルパンの前に立ちはだかったものの、ホームズの行動が悲劇的な結末を招くことになりました。

物語のメインは、ルパンとボートルレの対決ですが、ホームズはシリーズに登場するたびに酷い役回りになっていて^^;、ホームズも好きなファンとしては、このあたりはちょっと納得いかない感じです。(笑)

とはいえ、シリーズ中の傑作の1つ言われるだけあって、物語はとても面白かったです。特に終盤、エギーユ・クルーズに秘められた歴史が明らかになってくるところが、スケールが大きくてとても面白かったです。