日々の記録

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軍事ドローンと、朱たちが対決するお話でした。

鹿矛囲の罠にはまり、軍事用ドローンの開発現場で朱たちはドローンに襲われました。彼らを狙っているのは、自分たちが人殺しをしているとは知らず、ゲームで遊んでいるつもりの一般市民でした。

公安の監視官と執行官は、ドミネーターを使い軍事ドローンに対抗します。しかしドミネーターも、無限に使えるわけではありません。そんな中、犯罪係数が悪化した公安刑事たちを、ドミネーターを使い鹿矛囲が狙います。その傍らには、完全に鹿矛囲の虜になった酒々井もいます。

状況を打破するために、志恩は軍事用ドローンをハッキングしているサーバを探します。しかし、それは巧みに偽装されていて、簡単には見つけることができません。その間にも、公安の刑事たちは1人また1人と殺されていきます。

鹿矛囲がドミネーターを持っているため、犯罪係数の高い執行官はドミネーターの標的になってしまいます。朱は現場から執行官を下げて、監視官が対処にあたるように命じました。

一方、雑賀譲二の協力で志恩はハッキング対象となっているサーバを発見しました。それはなんと、軍のサーバだったのです。そして朱は、鹿矛囲の目的に気づきました。刑事たちを殺して、鹿矛囲はさらにドミネーターを手に入れようとしていたのです。

そして志恩の介入により、ゲームで遊んでいた者たちは自分たちが殺人ゲームに参加していた事実を知りました。その結果、都内の犯罪係数が飛躍的に上昇しました。それを見越したかのように、鹿矛囲は公安のドローンもハッキングしていました。ようやく落ち着くかと思えた状況は、ますます混乱していきます。

それでも朱は、なんとか鹿矛囲と酒々井を発見して追い詰めました。しかし鹿矛囲は、こうなることも想定して逃亡用の船を用意していました。ドミネーターを使えば、朱は鹿矛囲を止めることもできます。しかし、この状況でも朱はドミネーターを使わないことを鹿矛囲は見越していたのでした。

一方、東金の部屋に入り込んだ霜月は、彼がずっと朱の犯罪係数をチェックしていたことを知りました。東金は、朱の犯罪係数が悪化することを望んでいるようです。なぜ彼は、それを望むのでしょうか!?
ジャック・ドゥルワールさんの「いやいやながらルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」を読み終えました。

アルセーヌ・ルパンの生みの親として知られるモーリス・ルブランですが、その生涯は意外なくらいに知られていません。
詳細な調査に基づいて書き上げられたのが、この伝記です。

内容はその生い立ちから始まり、文学作家としてのデビュー、ルパンを書くことになった経緯、ルパンの大ヒット、文芸家協会での活躍、出版社や映画会社との契約を巡る問題、そしてその最期までです。

伝記には、ルブランの妹ジョルジェットについても数多く言及されています。ジョルジェットは、女優として活躍していて、「青い鳥」で有名なメーテルリンク(作中ではフランス語発音でメーテルランクと表記)と関係をもっていました。

そしてルブランは、同じ芸術家気質を持つ妹を、常に気遣っていました。最終的にジョルジェットは、女優時代に稼いだ財産も失い、貧困の中で亡くなります。そして、そんな妹を追いかけるように、その1ヶ月ほど後にルブランも亡くなりました。兄妹の深い絆を感じさせるエピソードですね。

この本を読み始めた最初は、ルブランの過ごした場所や出会った人々の詳細な描写が少し細かすぎるように感じましたが、途中から内容に引き込まれて、それは気にならなくなりました。

この本を読んだのをきっかけに、久しぶりにルパン・シリーズを読み返そうと思ったのですが、ポプラ社や偕成社から発売されている本の他は、シリーズ通しての翻訳本がないことを知って驚きました。シャーロック・ホームズは、各社から複数の翻訳が全集として発売されているのに、大人向けに翻訳されたルパン全集がないのは残念です。

また翻訳権の問題で、「813」と「続813」は新潮文庫から発売されている堀口大學の訳しか大人向け翻訳がないのも残念です。翻訳を独占するなら、ルパン・シリーズすべての作品をそろえて欲しいと思いますし、それができないのなら、潔く他社での翻訳を認める度量が欲しいですね。

ホームズと同じように、ルパン・シリーズも新しい訳者による、新しい翻訳で全シリーズを読みたいものですね。