日々の記録

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ローマ人の物語 (6) パクス・ロマーナ塩野七生さんの「ローマ人の物語 VI パクス・ロマーナ」を読み終えました。

アントニウスを倒して、新たなローマの支配者となったアウグストゥス。しかし、彼は意外にも共和制への復帰を宣言したのでした。とはいえ、アウグストゥスにとって必要な権力は巧妙に手元に残して、元老院の目を欺いて、カエサルが目指しアウグストゥスが継承した帝制への改革を深く静かに進めたのでした。

彼の右腕であるアグリッパの活躍。そして広報担当としてアウグストゥスを支えたマエケナス。彼らの協力もあり、ローマは大きな繁栄と平和を享受できることになりました。こうしてアウグストゥスは、ローマの実質的な皇帝となっていきました。しかし、その方法が巧みで密やかであったため、元老院でさえ彼を支持したのでした。

責任感が強く、公正で強い意志を持ってアウグストゥスは数々の政策を実行しました。そんな彼の唯一のこだわりが、血縁に対する執着でした。彼は自分の後継者は、自らの血縁者から選びたいと欲していたのでした。もちろん、ただ血がつながっているだけでは、アウグストゥスが後継者に指名することはありません。その地位にふさわしい能力を持っていることも、同時に求めたのでした。

結果的にこれが、アウグストゥスの選択肢を狭めることになりました。病弱だったアウグストゥスより先にアグリッパが亡くなり、マエケナスも亡くなり、それでもアウグストゥスは血縁にこだわりました。それが遠因となって、老年になったアウグストゥスは娘のスキャンダルなどに悩まされることになりました。

そしてアウグストゥスが行った最大の失敗は、カエサルの決めた防衛ラインであるライン川を越えて、ゲルマンへと侵攻して、エルベ川を外部からの防衛ラインにしようとしたことでした。
侵攻作戦は最初こそ順調に進みましたが、ゲルマン人のゲリラ戦による抵抗に遭い、多くの犠牲者を出すことになったのでした。

そしてアウグストゥスの後を継いで2代目の皇帝となったティベリウスによって、ローマはゲルマニアから撤退することとなりました。そういった失敗はありましたが、カエサルの意志を継いでローマ帝国にその後も残る数々の政策を打ち出したアウグストゥスは、政治家として非凡な存在だったと思いました。

今回、アウグストゥスの物語が語られる過程で、年代が紀元前から紀元後に変わりました。そうなると気になるのは、イエス・キリストのことです。著者もこのことは気になっていたようで、作中でキリストの誕生について言及しています。

それによると、キリストが生まれたのはアウグストゥスの命じた国勢調査のために、キリストの父と母が本籍地へもどる途中だったというエピソードが紹介されます。しかし、実際にはこの年に国勢調査は行われていなかったのだそうです。(^^; 聖書の記述もけっこういい加減なんだなあ。(笑)

というわけで、アウグストゥスの時代は終わり、次の巻ではその後に続いた皇帝たちの物語が語られることになるようです。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻連休で時間ができたので、久々にバッハの作品に手を出しました。今回聴いたのは、以前から気になっていた曽根麻矢子さんの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」です。

曽根さんのCDは、エラート・レーベルから発売された「ゴルトベルク変奏曲」を購入したのが最初の出会いでした。聴いた直後は、きれいな演奏だけれど、そんなに心に残ったわけではありませんでした。
でもある時、寝る前にゴルトベルクを聴く時には、いつも曽根さんのCDを選んでいることに気がつきました。ピアノ演奏、チェンバロ演奏と、いろいろな演奏のゴルトベルクのCDを持っているのですが、いつも選ぶのは決まって曽根さんの演奏でした。

今はエイベックスに移られてアルバムを発表していると知り、評価の高かった「平均律クラヴィーア曲集第1巻」を聴いてみました。以前のゴルトベルクもキラキラした演奏でしたが、この平均律はよりキラキラしていました。キラキラすぎて、最初はちょっとまばゆすぎると感じましたが・・・。(^^;

平均律はゴルトベルクほど他の演奏家の演奏を聴いていないので、どんなタイプの演奏が好きという好みもまだしっかり持っていないのですが、それでもこのCDではかなり緩急のある演奏をされているように感じました。でも、それが鼻につく感じではなく、演奏を通しで聴いた時の緊張感につながっていると感じました。

同じエイベックスから、新たに録音されたゴルトベルクも発売されていますが、こちらは演奏内容をCD1枚におさめるために一部をカットしたらしいことを知って、なんだかがっかりしてしまいました。
エラートのゴルトベルクは、曽根さんが真摯に曲と向き合っていることが感じられる素敵な演奏です。エイベックスのCDでは、その真摯さが失われているのではないか怖くて、どうも手を出すことができません。

話が平均律から脱線してしまいましたが、できれば曽根さんの平均律の第2巻も聴いてみたいですね。
ゴルトベルクゴルトベルク
曽根麻矢子

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ひとり歩きの登山技術 [ヤマケイ山学選書]インドア派な私ですが^^;、登山やサバイバルの本を読むのはけっこう好きです。今回は、ひとり歩きの登山に焦点を当てた、「ひとり歩きの登山技術」という本を読みました。

山で何かあった時、ひとりで行動しているよりも、大勢で行動している方が選択肢が多くなります。それでもなお捨てがたい、ひとり歩きの魅力を伝えてくれる本でした。単独の最大の魅力は、自分の思うように全てを計画できることですね。休憩をとるのも自由ですし、他の人のペースに合わせて歩く必要もありません。

しかし、とはいえ1人だからこそ気をつけたり、気を配る点があることが、丁寧に説明されていて好感が持てました。そして、1人だからこそ、人に頼らずより自分自身の登山技術が磨かれる。1人だからこそ、より慎重に事前の下調べに時間をかけることが大切なのだとわかりました。

みんなでワイワイ山歩きも楽しそうですが、ひとりでの山登りも山登りのエキスパートみたいでかっこいいですね。昔から、人里離れた山奥での一人暮らしに憧れがあることもありますけど。(^^;
何はともあれ、この本を読んだことで、本格的に山に登るのは無理でも、近くの山にでも登ってみようかなと思いました。
ナルサスという臣下を得たアルスラーンでしたが、その間にもルシタニアの王都への進撃は続いていました。

自分が王位を回復した暁には、ナルサスを宮廷画家として迎え入れるという提案に、ナルサスはアルスラーンに仕えることを誓いました。アルスラーンと共に戦うことを決意したナルサスは、エラムを逃がそうとします。しかし、それにエラムは従いませんでした。アルスラーンは王子で、ダリューンの武勇、ナルサスの知略は優れていても、メンバーの中に生活力がある人が1人もいなかったのでした!(^^; これは大問題ですね。(笑)

やむなくナルサスは、エラムが同行することを許しました。そして、これまで同じ年頃の友達がいなかったアルスラーンにとって、エラムの存在は貴重なものとなりそうです。4人はすぐに旅支度を調えましたが、すぐには王都へと向かうことはしませんでした。ナルサスの領地の周囲は、カーラーンの兵たちによって固められていたからです。カーラーンの注意が他へ向くまで、アルスラーンたちは洞窟に忍んで時を稼ぐことになりました。

その頃、王都エクバターナには、ルシタニアの軍勢が迫っていました。それを知った兵たちは、城門を閉ざして戦いに備えます。そしてルシタニアの大司教ボダンは、囚われの身となったシャプールと共に軍勢の前に現れました。戦いに先立ち、シャプールをなぶり殺しにしようというのです。あくまでもボダンに屈しないシャプールは、城内の兵たちに自分を射殺してくれと頼みます。しかし、シャプールのところまで弓を届かせることができる者はいませんでした。

ところが、マントに身を隠した男が城壁に現れると、信じられない長距離にも関わらずシャプールを射殺しました。これが旅の吟遊詩人ギーヴでした。ギーヴの功績を認めた王妃タハミーネは、彼に報償を与えるために呼び出しました。ギーヴは、並の兵以上の剣や弓の腕と美貌を持っていました。しかも、その美貌を利用して、自分はとある国の王子だと偽り、王妃の侍女に手を出していたのでした。(^^;

かなり困ったちゃんのギーヴですが、吟遊詩人としての腕前はなかなかのものでした。そんなギーヴに、王妃は侍女を偽った罪の分を差し引いた報償を与えたのでした。

一方、その頃アルスラーンは、洞窟の中でナルサスから戦略についてのレクチャーを受けていました。エクバターナの城壁は堅く、普通の攻撃では落とすことは困難です。しかし、それを破る方法はあるとナルサスは指摘しました。それは城内にいる多数の奴隷を利用することだと、アルスラーンは気づきました。そして、アルスラーンの予測した通り、ルシタニアによる奴隷たちへの呼びかけが始まりました。

ルシタニアに手を貸せば、自由の民になれる。その上、ルシタニア市民としての地位も約束していました。
この誘惑に、奴隷たちの心は動かされました。そしてついに、エクバターナの城内から火の手があがりました。
アルスラーンたちの帰還を待つことなく、エクバターナは陥落してしまうのでしょうか!?
士郎たちとキャスターの戦いも、ついに決着です!

ランサーと手を組んだ士郎と凜は、キャスターとの戦いに挑みます。しかし、キャスター側は魔術に優れたキャスターと、セイバーさえも圧倒した体術の持ち主である葛木先生という強敵です。それでも、凜には何か勝算があるようです。そして、ついに戦いが始まりました。

まずは、教会の外にいるアーチャーとランサーの戦いです。弓兵であるはずのアーチャーですが、近接した戦いでもランサーと互角に渡り合っています。それを知ったランサーは、ついに大技を繰り出しました。その攻撃は、アーチャーが繰り出した盾をも次々と破壊していきます。しかし、そんなランサーの必殺技を、アーチャーは以前から知っていたようです。

そしてギリギリのところで、アーチャーはランサーの攻撃に耐え抜きました。そこでランサーは、アーチャーの真意に気がつきました。やはりアーチャーは、本気で凜を裏切ったわけではないようです。そしてランサーは、そのまま姿を消してしまったのでした。

その頃、教会の中では士郎と葛木先生、凜とキャスターの戦いが始まっていました。しかし、士郎が葛木先生を引きつけている間に、凜が何かするという作戦は完全に葛木先生に見抜かれていました。自らの欲望を持たない葛木先生ですが、どうやら暗殺者として育てられたようです。その体術は、その時に身につけたもののようです。

そんな葛木先生に、士郎は苦戦します。そして凜もまた、キャスターの魔力に苦戦するのでした。キャスターの攻撃を、凜は完全に防いでいました。それはキャスターの攻撃が、士郎をも巻き込むような形で行われていたからでした。そしてついに、凜は万策尽きました。・・・と思ったら、それを見たキャスターが油断した瞬間こそが、凜が狙っていたものでした。

なんと凜は、魔術師でありながら、並外れた格闘術も身につけていたのでした。凜の攻撃は、キャスターに大きなダメージを与えました。しかし、その命を奪うまでには至りませんでした。その間に、葛木先生が凜に襲いかかりました。凜の作戦は、あと一歩キャスターたちに及ばなかったのでした。

これで完全に打つ手がなくなりました。しかし、そこに今度はアーチャーが割り込んできました。アーチャーの攻撃は、キャスターの息の根を止めました。そして葛木先生もまたアーチャーに戦いを挑み、命を落とすことになったのでした。

そして士郎は、ようやくセイバーを助けることができました。ところが、そのセイバーをアーチャーが狙っていました。なんとアーチャーは、凜のサーヴァントに戻ったわけではありませんでした。凜の動きを封じたアーチャーは、士郎とセイバーを狙います。いろいろと謎が多いアーチャーですが、彼の目的は何なのでしょうか!?