日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


舟を編む三浦しをんさんの「舟を編む」を読み終えました。本屋大賞を受賞した時から、ずっと気になっていた本だったのですが、なかなか読む機会がありませんでした。今回、ようやく読むことができました。

これは1冊の辞書を作り出そうとする人たちの物語です。この作品を読んで初めて知りましたが、辞書を作る過程では、どの単語を採録するかという取捨選択から始まり、各種専門家への原稿の依頼、正確を期すために何度も繰り返し行われる校正作業、はたまた利用者の使い勝手のいい紙の選択などなど、本当に膨大な作業がその裏にはあるのだと驚きました。

物語は、長年辞書編纂に携わってきた荒木が定年を迎えるところから始まります。その時、荒木は「大渡海」という新たな辞書に関わっていました。しかし、どうしても自分の後を継いでくれる人間が必要です。そんな荒木は、社内の別の部署で働いていた馬締という男を知りました。馬締は、まさに辞書を作るために生まれてきたような男でした。そんな馬締に、荒木は後を託すことに決めたのでした。

そんな馬締を荒木に勧めたのは、馬締と動機の西岡というチャラい男でした。彼の辞書作りに対する熱意は冷めたものでしたが、次第に馬締たちの熱意に心を動かされるようになります。ところが、西岡は宣伝部への移動が決定してしまいました。思いを残しつつ西岡は辞書編纂部から異動して行きますが、その時ちゃんと後に残る馬締やこれからやって来る新しい社員への贈り物を用意していたのでした。

ここで物語は急速に時が進んで、10年以上の時が流れます。辞書編纂部に新たな編集者として、岸辺という女の子がやって来ました。それまでファッション誌の編集をしていた岸辺は、最初は辞書作りという仕事にやりがいを感じません。しかし、西岡の残した贈り物に救われて、辞書編纂部の貴重な戦力となっていくのでした。

そして、岸辺がやって来てから数年が経過して、ようやく「大渡海」は完成します。その監修者である松本先生は、残念ながら完成した辞書を手に取ることなく亡くなってしまいましたが、松本先生がそして多くの人たちがこの辞書を通じて伝えようとしたものは、ちゃんと「大渡海」という形で残ったのでした。しかし、馬締たちの仕事はこれで終わりではありません。辞書をよりよい物にするための改訂作業、改版作業は永遠に続くのです。

辞書作成という、普段はあまり光が当たることのない世界を舞台にした物語で面白かったです。ただ、ちょっと余計だと思ったのは、馬締、西岡、岸辺のそれぞれの恋愛模様も描かれていたことです。辞書の編集作業だけだと内容的に地味だし重たいし、長い編集作業の間には冠婚葬祭だってあると思います。でも、それが辞書編纂の重さやおもしろさと釣り合っておらず、軽々しくて底が浅く、嘘くさいエピソードだったのが本当に残念でした。
セカイとフミナが、Gミューズに出かけるお話しでした。

ガンプラ選手権に向けて、他の学校も動き始めていました。他校は既にいつも1回戦負けのフミナたちが、ギャン子として知られている聖オデッサ学園を破ったことをつかんでいました。そんな中でも目を引いたのは、水中戦が得意そうな学校でした。こことセカイたちが対戦することになるのでしょうか!?

そしてセカイたちも、ラルさんとの練習を続けていました。しかし、次元覇王流をガンプラに応用して戦うセカイには、大きな弱点がありました。それはセカイの力が最大限に発揮されるのは、地面があるフィールドに限定されてしまうということでした。拳法がベースになっているだけに、次元覇王流の攻撃にはしっかりした足場が必要なようです。しかし、ガンプラバトルでは宇宙や水中などの、足場がないフィールドも存在します。それをクリアしない限り、セカイたちが勝ち抜くのは厳しそうです。

そしてフミナもまた、これからの自分の方向性に思い悩んでいました。セカイは近接戦闘、ユウマは長距離攻撃と方向性がはっきりしています。フミナはそれをサポートする役割を考えていましたが、今のジムを使った方法には今ひとつ満足できないようです。ラルさんはいろいろとアドバイスしてくれましたが、そのどれもが今ひとつしっくりきません。

そこでフミナは、セカイを誘ってGミューズに行くことにしました。Gミューズというのは、ガンプラに関する全てが詰まったアミューズメント施設みたいです。その広場には、実物大のガンダムも置かれていますし、施設の中はガンダムについていろいろと知ることができるだけでなく、ガンプラの販売や製作体験などもできるのでした。

セカイがフミナとデートすると聞いて、ミライは慌てます。年頃の男の子が一線を越えてしまわないか監視するために、ミライもGミューズへとやって来たのでした。そこに、ガンプラのパーツを買いにユウマがやって来ました。セカイのデートを邪魔されないために、ミライはユウマをカフェに誘うのでした。

そんな中、セカイは思わぬ強敵と出会っていました。ユウマにつぐガンプラビルダーとして知られている、大阪のサカイという少年でした。彼はセカイが作ったのと同じSDガンダムを作って、セカイにバトルを申し込んできました。それを受けたセカイは、サカイの実力に圧倒されるのでした。しかし、戦いの中セカイはどんな局面でも次元覇王流を使うヒントを得ることができました。それが次回以降の戦いでどう活かされるのか、楽しみです。

そしてセカイの戦いぶりをみて、フミナも何かヒントをつかんだようです。公式HPで思いっきりネタバレしていますが^^;、フミナがどんな機体を作り上げるかも楽しみですね。
死をポケットに入れて (河出文庫)チャールズ・ブコウスキーの「死をポケットに入れて」を読み終えました。これは作家で詩人だったブコウスキーが書いた日記ですが、普通の日記とはちょっと違ったエッセイのような内容でした。

ブコウスキーのことは全く知らなかったのですが、タイトルに惹かれて何となく読み始めました。最初は短編小説なのかと思ったら、日記だったので驚きました。この本が書かれた頃には、著名な作家として知られるようになっていたブコウスキーですが、若い頃は各地を放浪したりする、かなりの無頼漢だったようです。

しかし、彼にはたった1つ書く才能がありました。この本の中でもブコウスキー自身が書くことについて触れていますが、とにかく彼は書かずにはいらない人だったようです。お金のためでも、名声のためでもなく、ただ書くこと、それがブコウスキーにとっては必要だったのでした。

そんな彼の毎日は、基本的に昼間は競馬場へ行き、夜にはコンピュータの前に座り(Macを使っていたようです)夜中まで文章を書く。そんな毎日です。そして浴びるようにお酒を飲みます。この本の執筆時点ではそれほどでもないようですが、若い頃はそれなりに女性とも関係があったようです。

またブコウスキーは、基本的に人間嫌いだったようです。できる限り人と関わらないようにしているのに、有名になってしまった彼に人は何かと声をかけてきます。編集者を装ってファンがやって来たり、彼の半生をドラマにしたいとテレビ局の人間がやって来たりします。文章の端々からも、彼が人間にうんざりしていることがうかがわれるのですが、そこにどこかおかしさがあるのがブコウスキーの人間性なのかもしれません。

そして、この本にもそんなブコウスキーの人間性があふれています。かなり汚い言葉遣いもあって、何度も途中で読むのをやめようかと思ったのですが、結局最後まで読み通してしまいました。それは時折はっとするような人生の真実らしきものが語られていたり、全てのことが破天荒なブコウスキーが書くということに対しては誠実であったり、混沌の中にきらりと光るものが感じられたからかもしれません。
Magic Tree House #5: Night of the Ninjas (A Stepping Stone Book(TM))多読です。Magic Tree Houseシリーズの第5巻を読み終えました。最初の冒険を終えて、モーガンと知り合った後のジャックとアニーの物語です。

魔法の木の家でモーガンと知り合った後、ジャックとアニーはしばらく魔法の木の家を見つけることができませんでした。そんなある日の夕方、2人は魔法の木の家が帰ってきているのを見つけました。すぐに魔法の木の家に駆けつけた2人でしたが、そこにはモーガンの姿がありません。その代わりに一匹のネズミとモーガンのメモが残されていました。モーガンは何かの魔法をかけられてしまったようです。彼女を救うには、4つのものが必要になるようです。モーガンを助けるために、ジャックとアニーは冒険に出発します。

今回の目的地は、昔の日本です。ジャックが手にした本には、忍者の絵が描かれていました。魔法の木の家は、そんな時代にジャックとアニーを連れてきたのでした。そこで2人は、いきなり忍者と出会いました。アニーは忍者に、モーガンを助ける方法を探していると話しました。すると忍者は、2人を首領の元へと連れて行ったのでした。

忍者の首領は、モーガンを助ける方法を知っていました。しかし忍者たちは、今侍と戦っている最中でした。そこで首領は、ジャックとアニーに試練を与えました。いまいる洞窟から、自分たちの力だけで魔法の木の家まで戻って見せろというのです。家は東にあることは教えられましたが、月明かりの夜では方向もはっきりしません。そんな2人に、首領は自然を利用すること、自然と一体化すること、自然に従うことを教えたのでした。

魔法の木の家を目指す途中、ジャックは月明かりを頼りに方向を割り出しました。さらに侍に見つかりそうになった時は、石のように息を潜めることで侍をやり過ごすことができました。そして氷のように冷たい川を渡る時には、ジャックたちと一緒に行動していたネズミを信じて壊れそうな木の橋を渡りました。こうしてジャックとアニーは、無事に魔法の木の家へとたどり着いたのでした。

そこには、忍者の首領が待っていました。試練を突破した2人に、首領は月の石を手渡してくれました。それがモーガンを救う最初の1つのものでした。こうして最初の冒険を終えたジャックとアニーは、元の世界へと帰ってきました。元の世界も、すでに暗くなっていました。残りの冒険は明日にしようと決めたジャックたちは、家へと帰るのでした。

今回は、日本が舞台ということで期待して読み始めました。でも、読み進むうちに、これはいったいどこの世界なんだと、不思議な気持ちになりました。(^^; 外国人が考える昔の日本や忍者って、こういうイメージなんですかね。

YL 2.4〜3.0
総語数 5260語