日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


サヴァイヴ近藤史恵さんの「サヴァイヴ」を読み終えました。この作品は、「サクリファイス」「エデン」と続いてきた作品の3作目です。

「サクリファイス」と「エデン」は白石誓を主人公とした長編作品でしたが、この「サヴァイヴ」は物語の視点が誓だけでなく、伊庭や赤城の視点から描かれた物語も収録されています。前2作とは変わり、今回は6本の短編を集めた作品集になっているのも異なります。

収録されている作品は、誓を主人公とした「老ビプネンの腹の中」、「トウラーダ」、伊庭を主人公にした「スピードの果て」、赤城を主人公にした「プロトンの中の孤独」、「レミング」、「ゴールよりももっと遠く」です。
これまでの誓だけを主人公とした作品より、視点が広がった分だけ物語が広がった気がします。また、物語で描かれるエピソードも、「サクリファイス」や「エデン」の過去だったり未来だったりしてバリエーションに飛んでいました。

これらの作品を読んでいて感じたのは、作者のロードレースに対する愛情です。日本ではマイナーな競技であるロードレースの裏側や人間関係などを、これだけ描いている作品は他には思いつきません。この作品と出会ったことで、ロードレースを始めてみよう、自転車を始めてみようと思った方もいるかもしれませんね。
それをお金で買いますか――市場主義の限界これからの正義の話をしよう」で有名な、マイケル・サンデル教授の「それをお金で買いますかー市場主義の限界」を読み終えました。

この本では、市場主義が拡大した結果、ありとあらゆるものが商売の材料になっていることを指摘しています。そして、それの何が問題なのかを考えています。市場主義の拡大は日本でも見られますが、アメリカではさらにそれがエスカレートしているようです。通勤時間帯の優先車線の販売、優先的に医者に診察してもらうための制度、本を読み終える度に報酬を支払う学校、自分に代わって贈り物を考えてくれたりスピーチの内容を考えてくれるサービス、血液の売買、会社の労働者に対する生命保険、そしてありとあらゆるところに侵入してくる広告。
著者は、こういった状況がエスカレートすることで公共性が損なわれたり、道徳心が腐敗することを懸念しています。

今使っているこのブログやインターネットの多くの無料サービスでもそうですが、無料であることを条件にそこには広告があふれています。無料で使えることで、誰でも気軽にサービスを利用できる点は評価できます。しかし、右を見ても左をみても広告だらけの現状にうんざりする気持ちがあることも事実です。

この本を読んでいて恐ろしいなあと思ったのが、個人の生命保険の売買が行われていることです。余命が長くない人の保険料を肩代わりする代わりに、その人が死んだ時には保険金を受け取れるようにするのです。これだけでも醜悪だと思いますが、今ではこれがさらにエスカレートして、サブプライムローンの時のように証券化されているのだそうです。世界経済に大きな打撃を与えたサブプライムローンですが、金融業界はいまだにこりてないみたいですね。人の死さえ商売にしようとする心の浅ましさには、吐き気を感じました。

ということで、少し堅めの本ではありますが、知らず知らずのうちに生活を広告に侵されてしまわないためにも、お金をもうけることと同じかそれ以上に大切なことを守るためにも、この本を読んでどういった形で市場が広がっているのかを知ることは無駄ではないと思います。
万華鏡女を巡って、ルパンと不二子は死闘を繰り広げることになるのでした。

ルパンは日本の温泉街にやって来ていました。そばには次元も一緒です。どうやら、この2人の間には腐れ縁が芽生えたみたいですね。2人の目的は、とある画家が女の体をキャンバスにして作り出した芸術品、万華鏡女です。
それを狙っていたのは、ルパンたちだけではありませんでした。不二子も万華鏡女を狙って乗り込んできたのです。

しかし、今回の不二子はいつもと様子が違いました。万華鏡女を盗み出そうというよりは、彼女を殺してしまっても構わないような荒っぽいやり口なのです。ルパンと次元は、そんな不二子から万華鏡女を守ることになってしまいました。海に山に温泉に、ルパンたちと不二子は激しい戦いを繰り広げます。

ここまで執拗に不二子が万華鏡女を狙うのは、彼女の過去と深い関わりがあるようです。どうやらルパンはその過去について何か知っているらしいようですが、不二子の過去にいったい何があったのでしょうか!?
男たちの手で何やらされている不二子の回想シーンみたいなのがありましたが、まさか不二子は普通の人間ではなくサイボーグだったりするのでしょうか!?(^^;