日々の記録

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そして誰もいなくなる (中公文庫)今邑彩さんの「そして誰もいなくなる」を読み終えました。

名門女子高校の天川学園では、百周年記念の記念行事が行われていました。その行事の1つとして、演劇部によるクリスティの「そして誰もいなくなった」の上演がありました。ところが、芝居の上演中に役者の1人が「そして誰もいなくなった」と同じような死に方をしてしまいました。それを手始めに、次々と「そして誰もいなくなった」に見立てられた殺人が続きます。
演劇部の部長の江島小雪は、顧問の向坂先生と共に事件の真相を追いかけるのでした。

この物語では、一応小雪と向坂先生がメインとはなっていますが、それ以外からの視点の描写も多くて、特に2人が探偵役というお話ではありません。それでも、テンポがよく物語が進むので、久しぶりに一気に読み終えることができた作品でした。

謎解きについては本を読んでいただくとして、見立て殺人の犯人はそれほど意外性がありませんでした。・・・というか、ミスリードを誘う方法が露骨だったので、逆にそれ以外の視点から犯人を考えていたら、たぶんこの人だろうなというのがわかってしまいました。(^^;

見立て殺人だけなら、今ひとつなミステリーだったでしょうが、それが解決した後にも物語が二転三転するのが面白かったです。