日々の記録

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紅蓮の島―グイン・サーガ(9)グイン・サーガ第9巻、「紅蓮の島」を読み終えました。

前半は、モンゴールの都トーラスでの動きが描かれました。アムネリスがナリスに心を奪われてしまったことで、ヴラド大公はご立腹です。アムネリスは本当にナリスと夫婦になろうと考えていますが、ヴラド大公はそれを許さず、婚約が成立次第ナリスを抹殺するための刺客を送り込んだのでした。

その頃、アムネリスの弟・ミアイル公子の身辺にも動きがありました。ミアイルとケイロニアの皇女シルヴィアとの婚約が成立したのです。氷の公女と呼ばれるアムネリスとは対照的に、体が弱く虚弱なミアイルですが、ヴラド大公はあくまで政治の道具としてミアイルを利用するつもりのようですね。

そんのミアイルの前に、ナリスの密命を受けてトーラスにやって来ていた吟遊詩人のマリウス(その正体は、ナリスの義理の弟ですが)が、その歌声に目をつけられてミアイルの慰め役として抜擢されました。おとなしく虚弱で、人生を諦めきっているかのようなミアイルの姿に、マリウスは過去の自分自身を見るような思いを味わいました。
そしてミアイルとマリウスは、次第に深い絆で信頼し合う間柄へとなっていったのでした。

しかし、そんなマリウスに兄のナリスから再び密命が下ります。なんとミアイル公子を暗殺しろというのです。同情しているミアイルを殺すことはできないマリウスでしたが、マリウスを監視していた魔導士の手によってミアイルは暗殺されてしまいました。
嘆き悲しんだマリウスは、もう2度とパロとは関わらないと決めて、放浪の旅へと出るのでした。

そうそう。今回、マリウスと思いがけない縁があったのは、以前スタフォロス砦でグインが助けられたトーラスのオロの実家、煙とパイプ亭でした。まだグインは、そこへと到着していませんが、いずれ顔を出してオロの消息を伝えることもあるのでしょうか!?

後半は、謎の島へと到着したグインたちの冒険が語られました。その島の黒い洞窟には、何やらこの世界の常識を越えたものが潜んでいました。それが原因となって、島に噴火の前兆のような地震を引き起こしていたのです。
グインたちは、その正体を探るべく洞窟に潜り込みましたが、結局その正体はわからずじまいでした。しかし、レムスの夢にも現れた光る球体は、遙かな昔に世界を支配していた一族の生き残りなのでしょうか!? しかし、多くの謎を残したまま島は紅蓮の炎に包まれてしまったのでした。

そして、グインたちは島から脱出して再び海賊船で漂流を続けます。そんなグインたちは、ついに一隻の船と遭遇したのでした。その船は、パロの友好国アグラーヤのものでした。その船に保護されたリンダとレムスは、アグラーヤ国王ボルゴとの会見を果たしました。
ボルゴ王にレムスは、パロの正統な王位継承者として堂々と渡り合いました。そんなレムスを見て、ボルゴ王はレムスに、そしてパロに力を貸すことを決意するのでした。

ボルゴ王の助力を得て、リンダとレムスは叔母であるエマ女王がいるアルゴスへと送られました。
ルードの森へと飛ばされて以来、苦難の連続であったリンダとレムスは、ようやく本来の目的地であるアルゴスへと到着して、エマ女王との再会を果たしたのでした。

リンダとレムスが保護されたことで、後半ではグインやイシュトヴァーンの影が薄くなってしまいましたね。特にイシュトヴァーンは、苦難の旅の中でリンダと互いに愛し合う仲になったのに、今では気安く会うこともできなくなってしまい、何だか可哀想でした。
唯の家で、軽音部のクリスマス会が開かれるお話でした。

アバンは幼い時の唯と憂から。ちび唯とちび憂が可愛かったです。2人でクリスマスの飾り付けをしていましたが、唯はちょっと元気がありません。あんまりいい子ではなかったので、サンタさんからプレゼントをもらえないのではないかと心配していたのです。
そして、憂の希望はプレゼントに雪を降らせてくれること。そんな憂の夢をかなえるために、唯はクッションから綿を取り出して、まるで雪が降ったかのように木や地面を飾ったのでした。

そんな唯と憂の姉妹は、今も仲良しです。マフラーをなくしてしまった憂のために、唯が自分のマフラーを半分こしてあげ、手袋を片方なくしてしまった唯のために憂が唯の手を温めてあげる場面は、先の展開の伏線としても、2人が仲良しなのを描く上でもよかったです。

そんな時、突然律が軽音部のクリスマス会を開こうと言い出しました。最初は紬の家を使わせてもらうつもりでしたが、紬の家は最低でも1ヶ月前には予約を入れておかないと家が使えないのだそうです。(^^; 一体紬はどんな家に住んでいるんだか。(笑)
そこで両親が出かけてしまって留守の唯の家で、クリスマス会が開かれることになりました。

憂はパーティーの料理を準備するのに大忙しです。唯は飾り付け担当でしたが、予想通りあまり役には立ってないみたいですね。そして、軽音部のメンバーの他に和も呼ばれて、いよいよパーティーが始まりました。・・・と思ったら、人数が1人多いです。誰かと思ったら、顧問のさわ子先生でした。
さわ子先生は、クリスマスを一緒に過ごす予定の彼氏に振られて、急遽軽音部のクリスマス会に乱入してきたのでした。(^^;

それぞれ一発芸も飛び出して、楽しいクリスマス会を過ごすことができました。そして、そのまま年末年始に突入です。唯は家事はすっかり憂に任せて、ぐーたらな年末年始を過ごしていたようですね。
そんな生活をしていても太らないという、唯はなかなかうらやましい体質だったのでした。

今回は、唯&憂姉妹の仲の良さが微笑ましかったお話でした。唯はダメダメなお姉さんですが、そんな唯にも憂のことを思いやる優しさがあるのがよかったです。しかし、憂は完璧な妹ですねえ。・・・というか、お姉さんの世話だけでなく、家の家事もやって欲しいかも。(^^;