日々の記録

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望郷の聖双生児―グイン・サーガ(7)グイン・サーガ第7巻、「望郷の聖双生児」を読み終えました。

前巻では顔見せ程度の登場だったアルゴスの黒太子スカールですが、今回は草原の風雲児といった姿を見せてくれました。パロとは同盟関係にあるアルゴスですが、スカールは騎馬の民グル族を使った独自の情報網を持っているようです。スカールはグル族を各地に派遣して、いろいろな勢力の情報を探らせていました。しかし、それを使ってスカール自身が中原の覇者となろうとしているのではないのが、ちょっと不思議な人物だと思いました。風のようにあちこち彷徨い、冒険の旅を送るのがスカールの夢なのかもしれませんね。

その頃、モンゴールのアストリアスは、アムネリスを恋い慕うあまり、命令を無視して軍から抜け出していました。そんな時、アストリアスは吟遊詩人のマリウスという人物から声をかけられました。
このマリウスこそが、なんとナリスの義理の弟だったのでした。マリウスは魔導の力を使い、アストリアスからパロの双生児がノスフェラスで生きているという情報を得るのでした。

そして、パロのクリスタル・パレスでは、貴公子ナリスがアムネリスを口説きにかかっています。
氷の公女と呼ばれるアムネリスは、最初はそんなナリスの態度に反感を持っていました。しかし、これまで誰も接したことのないやり方でアムネリスに言い寄るナリスに、とうとうアムネリスは心を奪われてしまいました。氷の公女とはいえ、中身はまだ18歳のうら若き乙女なんですね。(^^;
すっかりナリスの虜になってしまったアムネリスが、妙に可愛かったです。

そして、後半ではグインたちの旅が描かれました。モンゴール領を避けて荒野を横断したグインたちは、ようやくケス河へたどり着きました。そこから彼らは、河を下ってロスの街を目指すのです。
しかし、その旅の間にレムスの心に大きな変化が起きていました。彼は、旅の間髑髏のような姿のカル=モルの夢にうなされていたのです。その夢は、予言者であるリンダにではなく、レムスにだけもたらされたものでした。この夢が意味するものは、何なのでしょうか!?
そして、ケス河にたどり着いたその日、レムスは今のこの世界の始まりともいえるような夢を見たのでした。それ以来、レムスはただの臆病な少年ではなくなり、物事の暗い一面を知ったようです。

グインたちは、ケス河を下りようやくロスの街へとたどり着きました。そこでは、海賊船出身のイシュトヴァーンが大活躍することになるのでした。グインの姿を隠すフードの手配から、宿の手配、そしてアルゴスへと向かう船探しまでイシュトヴァーンは大忙しです。
しかし、そんなロスの街にも危機が迫っていました。モンゴールの黄騎士たちが街を徘徊して、来るべきアルゴスやトルースとの戦いに備えて、港を封鎖しようとしていたのです。

港を封鎖されてしまえば、グインたちのレント海を越えてアルゴスを目指すという計画は破綻してしまいます。さらに、白騎士の追っ手が自分たちを捜していることを知ったイシュトヴァーンは、その日のうちにロスの港から発つことにしたのでした。
しかし、彼らが乗ったガルムの首と呼ばれる船は、かなりたちの悪い海賊船でした。海賊たちは、怪しい乗客であるグインたちを襲おうと計画しています。しかし、これも事前にそれを察知したイシュトヴァーンのおかげで奇襲を免れたのでした。

ところが、嵐の中船乗りたちにグインの豹頭が知られてしまいました。彼らはグインを恐れて、グインを海へと放り込みそうな勢いです。そんな時、光り輝く謎の船が彼らの前に現れました。そしてガルムの首メインマストに、激しい雷が直撃しました。グインたちは、一体どうなってしまうのでしょうか!?
モンゴール軍との戦いの切り札として、グインが幻の民と呼ばれるラゴンを捜しに出るお話でした。

セム族の思わぬ攻撃に痛手を受けたモンゴール軍でしたが、このまま引き下がるつもりはありません。
アムネリスは、当面の戦闘の目的をグル・ヌー探索からセム族の殲滅へと切り替えて、一気にセム族を倒すつもりのようです。

そんな中、青騎士の鎧を手に入れたイシュトヴァーンは、密かにモンゴール軍の陣内へと潜入していました。そこでアルゴルのエクを始末したイシュトヴァーンは、エルと名乗って青騎士隊長マルスへと近づきました。イシュトヴァーンの姿に息子の面影を感じたマルスは、イシュトヴァーンを自分の親衛隊の一員として引き立てることにするのでした。

その頃、セム族の本拠地ではグインが1つの賭けに出ようとしていました。モンゴール軍との戦いに決着をつける切り札として、幻の民ラゴンを探し出そうというのです。セム族に4日間の猶予をもらい、リンダの予言に導かれたグインは、東のドッグヘッドを目指します。その途中、グインは激しい砂嵐に巻き込まれて、そこで不思議な夢を見たのでした。3人の女と出会うことで、グインが人となるという言葉の意味することは何なのでしょうか!?

砂嵐に飛ばされたグインが目を覚ますと、そこはドックヘッドでした。そこでグインは、砂漠狼の集団に襲われてしまうのでした。狼の数は多く、このままではグインといえど力尽きてしまいそうだった時、白く巨大な狼の王が姿を現しました。狼王は他の狼からグインを守っただけではなく、塩の結晶で埋め尽くされた不思議な谷へとグインを案内したのでした。

そこでグインは不思議な棒を手に入れました。グインをそこまで案内すると、狼王は自らの役目は終えたとばかりグインの前から姿を消してしまいました。そんなグインに背後から槍をつきつけた男がいました。彼は一体何者なのでしょうか!?

今回は、原作をかなり端折って詰め込んだ感じでしたね。(^^;
グインがリンダの予言を頼りにドッグヘッドへ向かう場面、そしてドッグヘッドでのグインの戦いはもう少しじっくり描いて欲しかった気がします。でも、原作にはないナリスがちらりと登場していたのは、今後を考えるとよかったかも。(^^)

それから、アムネリスのお姫様っぷりが描かれていたのもよかったですね。軍の司令官として指揮を執っていても、ノスフェラスでは貴重な水を惜しげもなく使ってしまう贅沢ぶり。鎧に身を包み、軍の先頭に立っていても、彼女は本質的にお姫様としての甘さがあるのがよくわかりました。
あむたちが世界音楽博覧会に出かけるお話でした。

ルルは相変わらず、お母さんがバラエティーの仕事をすることが気に入らないようです。お母さんに以前のように女優として輝いてもらうためにも、早くエンブリオを探し出そうとルルは焦るのでした。

その頃、聖夜学園ではややが世界音楽博覧会のちらしを持ってきていました。ガーディアンのみんなで、博覧会を見学に出かけようというのです。多くの人が集まる場所なので、イースターの×タマ集めに利用されるかもしれないと唯世が考えて、みんなで博覧会に行くことになりました。

学校からの帰り道、あむたちはヨルと出会いました。ヨルは相変わらずイクトの行方を探しています。以前はあむたちもイクト探しを手伝ってあげたのに、今はもう飽きちゃったのかヨルと出会っても探すのを手伝うとは言い出しませんね。(^^;
おまけに、1人がんばっていたヨルも、お菓子に釣られてイクト探しを一時中断してしまいました。(笑)

元気のないルルの様子を心配して、ナナはイースター社に潜入していました。そこで九十九たちが、音楽博覧会を利用してエンブリオを呼び出そうとしていることを知るのでした。ナナからそれを聞いたルルも、音楽博覧会に乗り込むことになりました。

当日、ルルはダンサーに扮してイースターの動きを監視していました。そこへ、九十九たちがやって来ました。九十九たちのトラックに乗り込んだルルは、あっけなくイクトを救い出したのでした。
そしてイクトは博覧会場へとさまよい出ました。しかし、あと少しであむたちに気づいてもらえそうだったのに、謎キャラがあらわれたことであむたちと出会えませんでした。

今回の謎キャラは、ルルの踊りに魅せられてしまった女の子。ダンサーに憧れる気持ちを利用されて、謎キャラになってしまいました。その攻撃を受けて、りまとややがコサックダンスを踊らされたのには笑ってしまいました。

あむと唯世はキャラなりして謎キャラに挑みますが、周囲を謎キャラに操られた人たちに取り囲まれて動きが取れません。そんな中、謎キャラの相手をしたのは、なんとなぎひこでした。
謎キャラは、なぎひこと踊ったことで、本当のダンスは人に操られて踊るものではないと知ったのでした。久しぶりのなぎひこの活躍でしたが、肝心のダンスシーンの作画が今ひとつしょぼかったのが残念でした。

逃げ出して彷徨っているイクトでしたが、イースターの追っ手にあっさりと捕まってしまいました。
結局、状況は全部振り出しに戻りましたね。(^^; こういう何の進展もないお話が延々続くのは、ちょっと辛いなあ。