日々の記録

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2019-04-29 (Mon)

航空宇宙軍史・完全版(2) 火星鉄道十九・巡洋艦サラマンダー/谷 甲州

航空宇宙軍史・完全版(2) 火星鉄道十九・巡洋艦サラマンダー/谷 甲州

谷甲州さんの「航空宇宙軍史・完全版(2) 火星鉄道十九/巡洋艦サラマンダー」を読み終えました。1巻では外惑星同盟の視点から物語が描かれましたが、この巻では航空宇宙軍視点の作品が大きな割合を占めています。「火星鉄道一九」は、複数の場所を舞台にした短編集です。派手な戦闘があるわけではなく、一見地味なテーマが取り上げられているのですが、どの作品にも引き込まれました。表題作の「火星鉄道十九」から始まり、「ドン...

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2017-08-29 (Tue)

覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(下)/谷 甲州

覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(下)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第13作、「覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(下)」を読み終えました。転章では、久しぶりに日下部が登場しました。彼は独自に、戦争を終わらせるために道を探っています。しかし、それには現政権の首相である東條内閣を新たな内閣へと交代させる必要があります。和平への道を進むためには、想像以上の困難を克服しなければならないようです。その頃、ブナに進出した陣内少佐は、ブナから近いオロ湾...

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2017-08-25 (Fri)

覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(上)/谷 甲州

覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(上)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第13作、「覇者の戦塵 ダンピール海峡航空戦(上)」を読み終えました。東太平洋での戦いが進められている間に、陸軍を中心にポートモレスビー攻略を目指した戦いが強行されました。その結果、制空権を完全に米豪に奪われ、前線への補給も滞り、前線部隊は壊滅的な状況にありました。前線を視察した秋津中佐は、その悲惨な状況に驚きました。そして秋津中佐は、陣内少佐と共に機械化された設置部隊を...

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2017-08-16 (Wed)

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(4)/谷 甲州

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(4)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(4)」を読み終えました。ミッドウェイから発進した、5機の機種のバラバラな偵察機は、それぞれの索敵線に沿ってアメリカ軍の機動部隊を探しています。その中の二式陸上偵察機が、ついにヨークタウン型の空母を発見しました。しかし後方には、さらに別の空母機動部隊が存在する可能性があります。その間も、ミッドウェイでの日米の激闘は続いていました。こ...

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2017-08-13 (Sun)

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(3)/谷 甲州

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(3)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(3)」を読み終えました。この巻では、ついにミッドウェイに上陸したアメリカ軍と、それを阻止しようとする日本軍が激突します。日本軍の予想に反して、アメリカ軍はミッドウェイ環礁の南ではなく、北から侵攻を開始しました。アメリカ軍は、水陸両用車両まで投入してきました。それを迎え撃つ日本軍の思わぬ力となったのは、前巻でミッドウェイにたどり着い...

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2017-08-12 (Sat)

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(2)/谷 甲州

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(2)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(2)」を読み終えました。ついにアメリカ軍による、ミッドウェイ奪還作戦が始まりました。ミッドウェイに進出していた部隊は、大編隊で押し寄せる部隊の物量に物を言わせた攻撃にさらされることになりました。そして日に日に、迎撃できる機体は失われ、連日の爆撃で滑走路は補修と破壊を繰り返しています。その頃、本土で姫川大佐を通じて、秋津中佐は岡田元...

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2017-08-09 (Wed)

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(1)/谷 甲州

覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(1)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(1)」を読み終えました。今作の舞台は、再び東太平洋です。哨戒中の伊一六八潜水艦が、アメリカ軍の機動部隊らしき動きをつかんだところから物語は始まります。開戦初期の日本軍の攻撃で、アメリカの太平洋艦隊は大きな打撃を受けましたが、ついに反撃に出ようとしています。伊一六八潜はその後も敵の動きを探りますが、米機動部隊の動きがなかなか読めませ...

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2017-08-04 (Fri)

覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(下)/谷 甲州

覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(下)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第11作、「覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(下)」を読み終えました。前巻の終わりに、満州へと派遣された秋津中佐は、日ソ間に速やかに停戦条約を締結させるために動き始めました。それを実現するために、秋津中佐はシベリア鉄道を分断する電撃戦を目論みました。山下中将から作戦実施の許可を得た秋津中佐は、その準備に取りかかります。ソ連との戦いで、まず問題になるのは重装甲を持つソ連軍戦車へ...

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2017-08-01 (Tue)

覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(上)/谷 甲州

覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(上)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第11作、「覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(上)」を読み終えました。前巻では技術的な視点が少ないのが不満でしたが、今回は陸軍の電探と本土防空体制を中心に、技術者の出番が多くなりました。アメリカと開戦した日本ですが、ノモンハンで戦った後、日本とソ連はいまだに中途半端なにらみ合いを続けていました。公式的には宣戦布告していないので、日ソ間は戦争状態にはないという不思議な状況が続い...

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2017-07-30 (Sun)

覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(下)/谷 甲州

覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(下)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第10作、「覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(下)」を読み終えました。海兵隊の決死の攻撃で、日本軍はミッドウェイのイースタン島をほぼ占拠しました。しかし、日米の戦いはまだ続いています。最初の戦いで、赤城と蒼龍を失った日本海軍でしたが、残された飛龍の航空部隊を投入して、米空母への大規模な攻撃を実行します。それと同様に、アメリカ海軍もまた前線で戦う空母レキシントンを支援すべ...

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2017-07-26 (Wed)

覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(上)/谷 甲州

覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(上)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第10作、「覇者の戦塵 反攻 ミッドウェイ上陸戦(上)」を読み終えました。アメリカとの開戦と同時に、真珠湾とミッドウェイを同時奇襲攻撃をかけた日本軍。真珠湾での作戦は、それなりに戦果を上げましたが、ミッドウェイでの戦いでは日本軍は大きな被害を出していました。米空母とミッドウェイから航空部隊の攻撃により、赤城と蒼龍の2隻の空母を失っていたのです。今回は、蒼龍の航空部隊の一員で...

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2017-07-25 (Tue)

覇者の戦塵 急進 真珠湾の蹉跌/谷 甲州

覇者の戦塵 急進 真珠湾の蹉跌/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第9作、「急進 真珠湾の蹉跌」を読み終えました。この巻では、ついに日米が開戦します。史実とは異なる状況の変化があるので、この世界での最初の日米の戦いも異なるものになりました。その一番大きな違いは、アメリカが日本の侵攻を事前に予期して、戦いへの備えを進めていたことです。物語は、南シナ海で行動する日本軍の駆逐艦が、アメリカ国旗を掲げた哨戒艇を発見するところから始まります。...

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2017-07-22 (Sat)

覇者の戦塵 撃滅 北太平洋航空戦(下)/谷 甲州

覇者の戦塵 撃滅 北太平洋航空戦(下)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第8作、「撃滅 北太平洋航空戦(下)」を読み終えました。上巻では、ソ連の強襲に日本軍が電探を活かして、何とか反抗する展開でした。占拠された武蔵基地への爆撃も成功して、ここから巻き返しかと思いきや、意外なことに戦いは膠着状態に陥っていました。前線の兵士は闘志にあふれているのですが、後方からの支援が滞っているのです。海軍の主要部隊は、いずれ実行される作戦のために力を注いでい...

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2017-07-19 (Wed)

覇者の戦塵 撃滅 北太平洋航空戦(上)/谷 甲州

覇者の戦塵 撃滅 北太平洋航空戦(上)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第8作、「撃滅 北太平洋航空戦(上)」を読み終えました。占守島に配備された尾辻兵曹は、導入されたばかりの試作十四号電探の異変を知りました。異変の原因は、機器の不良によるものと考えた兵曹でしたが、それはソ連による大規模な北方への侵攻作戦の始まりだったのでした。攻撃の規模を把握できなかった日本軍は、一気に占守島への上陸部隊と空挺部隊による攻撃にさらされ、島の各所に配置されて...

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2017-07-17 (Mon)

覇者の戦塵 殲滅ノモンハン機動戦(下)/谷 甲州

覇者の戦塵 殲滅ノモンハン機動戦(下)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第7作、「殲滅ノモンハン機動戦(下)」を読み終えました。一時的に休止していますが、日満軍とソ蒙軍の戦いは続いています。圧倒的に不利な状況の日満軍でしたが、前巻の終わりに決死の渡河作戦を決行したことで、なんとか戦局を互角の形成にまで持ち込みました。しかし、ソ蒙軍の前線部隊の増強は続いており、これを放置すれば日満軍は決定的な敗北を喫しそうな状況です。そんな中、秋津少佐は奉天...

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2017-07-15 (Sat)

覇者の戦塵 殲滅ノモンハン機動戦(上)/谷 甲州

覇者の戦塵 殲滅ノモンハン機動戦(上)/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第7作、「殲滅ノモンハン機動戦(上)」を読み終えました。これまで読んできた覇者の戦塵シリーズは、角川から発売されたものの合本版でした。この本から、中央公論社のC-NOVEVLSシリーズとして書き続けられています。今回は、モンゴル人民共和国と満州国との国境紛争という形で、モンゴルを後押しするソ連と、満州国の関東軍との戦いが繰り広げられることになりました。その背後には、北満州油田の...

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2017-07-14 (Fri)

覇者の戦塵 黒竜江陸戦隊/谷 甲州

覇者の戦塵 黒竜江陸戦隊/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第6作、「黒竜江陸戦隊」を読み終えました。C-NOVELSの合本版で読んだので、先に「黒竜江陸戦隊」の状況を生むことになった短編「断章 蹶起」から読みました。この世界では、史実で起きた二・二六事件が未遂に終わり、起きなかったことが判明します。それが後の歴史に、史実とは違う影響を与えていくことになります。学生時代に、日本の近代史に興味が持てなかった・・・というか授業でまともに取...

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2017-07-09 (Sun)

覇者の戦塵 謀略熱河戦線/谷 甲州

覇者の戦塵 謀略熱河戦線/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第5作、「謀略熱河戦線」を読み終えました。この巻では、先に読んだ「オホーツク海戦」に登場した陣内大尉(この巻では中尉)の視点から、時代を昭和7年へと遡って物語が展開しました。その当時、陣内中尉は北満での警備任務に就いていました。アメリカで暮らしたこともある陣内中尉は、一般的な日本人とは異なる国際感覚を持っていて、現在の満州政策にも疑問を持っていました。そんな独自の感覚を...

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2017-07-06 (Thu)

覇者の戦塵 第二次オホーツク海戦/谷 甲州

覇者の戦塵 第二次オホーツク海戦/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第4作、「第二次オホーツク海戦」を読み終えました。前作において、敵の目的を阻止して、戦略的な勝利を手にした日本軍。しかし、それで戦いは終わりではありません。ソ連の次なる作戦が、日本軍の意表を突いた形で進行していたのでした。巡洋艦・鳥海から発進した水偵に乗り込んだ塚田大尉は、何度目かになるペトロパブロフスクへの偵察を遂行していました。その途中で大尉は、流氷面に残された謎...

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2017-07-04 (Tue)

覇者の戦塵 オホーツク海戦/谷 甲州

覇者の戦塵 オホーツク海戦/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第3作、「オホーツク海戦」を読み終えました。これまでの物語では、満州を中心に話が動きましたが、「オホーツク海戦」では米ソの動きも活発化してきます。その発端となったのは、駆逐艦・島風が遭遇した不審な船でした。座礁したその船は、島風の接近をしると強引に逃走を図ろうとします。そして、それが不可能だと知った時、その船は自沈したのでした。表向きはノルウェー船籍のその船は、実はソ...

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2017-07-01 (Sat)

覇者の戦塵 激突上海市街戦/谷 甲州

覇者の戦塵 激突上海市街戦/谷 甲州

谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第2作、「激突上海市街戦」を読み終えました。今回読んだのは、前作の「北満州油田」と合本になったものでしたので、本編に加えて追加の短編「断章 廟行鎮の敵の陣」もあわせて読みました。前作では、実際に歴史にはない、北満州油田の発見が描かれました。それを受けて、前作にも登場した満鉄の技術員・南部は、石原中佐の計画を聞いて満州に日本独自のトラクター生産施設の建造に向けて考えをま...

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2017-06-28 (Wed)

覇者の戦塵 北満州油田/谷 甲州

覇者の戦塵 北満州油田/谷 甲州

一時期は、書店の新書棚を埋めるほどの作品が発売されていた、架空戦記とかif戦記と呼ばれるジャンルの作品。個人的にも、荒巻義雄さんや川又千秋さんの作品を読みあさっていた時期もありましたが、いつの間にかブームが去って本屋で見かける作品数も減っていきました。ところが最近、「航空宇宙軍史」の谷甲州さんが書かれた「覇者の戦塵」というシリーズが、今も続いていることを知りました。シリーズ最初の作品が発売されたのが...

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2017-01-02 (Mon)

航空宇宙軍史・完全版(1) タナトス戦闘団/谷 甲州

航空宇宙軍史・完全版(1) タナトス戦闘団/谷 甲州

今年最初に読み終えたのは、谷甲州さんの「航空宇宙軍史・完全版(1)」の後半に収録されている、「タナトス戦闘団」でした。「カリスト - 開戦前夜 -」では、カリスト側からの視点だけから物語が描かれているので、相手の動きが読めずに緊張感がありました。「タナトス戦闘団」では、多少は航空宇宙軍側の動きも描かれていました。しかし、ダンテ隊長を中心とする現場の物語になっていて、上層部の動きや考えは想像するしかないとこ...

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2016-12-16 (Fri)

航空宇宙軍史・完全版(1) カリスト -開戦前夜-/谷 甲州

航空宇宙軍史・完全版(1) カリスト -開戦前夜-/谷 甲州

昔読みたいと思いつつ、今まで読まずに来てしまった谷甲州さんの「航空宇宙軍史」が、大幅な加筆修正されて発売されたと知り、ようやく読むことができました。今回の刊行では、従来2冊の本として発売されたものが1冊になって発売されました。そのため1冊の単価が1,000円を越ているのが、ちょっとお財布に辛いものがありました。(^^; でも、1冊の中に2冊分の内容が収録されているので、2冊の本を買ったと思えばいいかと割り切...

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