田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」、本伝の完結編である第10巻を読み終えました。最終巻となる10巻では、ラインハルトとヒルダの結婚式から始まりました。しかし、挙式の途中で再び惑星ハイネセンで反乱が勃発しました。皇子を身ごもっているヒルダをフェザーンに残し、ラインハルトは自らも再び出征を決意しました。当面、惑星ハイネセンはワーレンが治安の任をつとめていました。そんな中、帝国内ではイゼルローン要塞に民主共和主...
日々の記録
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田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」第9巻を読み終えました。この巻のメインは、さまざまな謀略の末に、ついにロイエンタールがラインハルトに叛逆することです。前巻でヤン・ウェンリーが物語から去り、これでしばらく大きな戦いは起きそうにないと思われていた中での、衝撃的な出来事でした。ヤンの後を継いで、イゼルローン要塞の司令官となったユリアンですが、残された者の中には彼を支えようとする人たちだけでなく、彼に対する...
田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」第8巻を読み終えました。旧同盟領を支配下に収め、ラインハルトの覇業はほぼ完成していました。しかし、それでもなおラインハルトは、宿敵であるヤンとの戦いに、自らの手で決着をつけることを望んでいました。こうしてイゼルローン要塞を拠点とするヤンたちの前に、大軍を率いてラインハルトが向かいます。単純に戦力比で見れば、戦いの勝者は既に決まっているともいえる戦いでしたが、イゼルロー...
田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」第7巻を読み終えました。同盟領に駐在させたレンネンカンプが自縊したことは、ラインハルトの知るところとなりました。しかし、ここで再び兵を動かすか、ラインハルトには迷いがありました。またラインハルトには、同盟を追われることになったヤンを自らの臣下として迎えたい気持ちもありました。そんなラインハルトを行動に移させたのは、黒色槍騎兵を率いるビッテンフェルトでした。ラインハルト...
田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」6巻を読み終えました。前巻で、帝国と同盟の戦いは終了しました。そしてラインハルトは皇帝となり、ヤンは妻のフレデリカと共に待望の年金生活に入りました。しかし、平和な時間は長くは続きませんでした。まずは、ラインハルトが地球教が目論んだ事件に遭遇します。それはラインハルトの主席秘書官である、ヒルダがきっかけとなりました。ヒルダの父マリーンドルフ伯が後見してきた、病弱なキュン...
田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」5巻を読み終えました。この巻では、ラインハルトとヤンの直接対決、そして帝国と同盟の長きにわたる戦いがついに終わります。フェザーンを制圧したラインハルトは、フェザーン回廊を通り同盟領へと侵攻を開始します。フェザーン回廊という新たな通路を得たことで、ヤンの守るフェザーン回廊とイゼルローン要塞はその意義を失ったのでした。そんなヤンの前には、ロイエンタールに率いられた艦隊が控...
田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」4巻を読み終えました。この巻では、銀河帝国、自由惑星同盟、フェザーンの均衡がついに崩れます!きっかけはフェザーンの手引きによる、銀河帝国の現在の皇帝であるエルウィン・ヨーゼフ二世の誘拐計画でした。フェザーン領内に亡命してきた貴族たちを利用して、まだ7歳の皇帝を誘拐させて、銀河帝国と自由惑星同盟の対立を決定的なものにすべく謀ったのです。フェザーンは既に自由惑星同盟の将来...
前巻を再読したのが、なんと2007年(!)。本当に久々に、銀英伝の3巻を読み終えました。(^^;前巻でラインハルトは、銀河帝国の実権を手にしました。一方のヤンは、なんとか首都でのクーデターを阻止しました。両軍共にちょっとした空白状況が生まれようとする中、銀河帝国の科学技術総監であるシャフトは、とんでもない計画をラインハルトの元へと持ちかけていました。先の貴族連合との戦いの場となったガイエスブルク要塞を、ワー...
田中芳樹さんの「タイタニア」第5巻、凄風篇を読み終えました。4巻が22年ぶりに発売された後、続きは1〜2年の間に出るといいな〜と感想を書いたのですが、本当に1〜2年の間に続編が出て驚きました。しかも、この第5巻が完結編となります。藩王の陰謀により、ジュスランと共に戦っていたアリアバートは、イドリスの12歳の弟ゼルファの手で暗殺されました。これを受けてアリアバート・ジュスラン連合は、一時的に茫然自失の状態...
田中芳樹さんの「タイタニア」第4巻、烈風篇を読み終えました。もう続きは出ないものと諦めていただけに、実物を手にした時は感慨深いものがありました。ジュスラン+アリアバートとイドリスは、タイタニアを真っ二つに分けて戦うことになりました。それに先立ち、イドリスはファン・ヒューリックたち一行を自らの陣へと招き入れたのでした。もちろん両者の間に信頼関係はなく、緊張感のある状況が続いています。そんな中イドリス...
田中芳樹さんの「タイタニア」第3巻 旋風篇を読み終えました。この巻では、物語が大きく動くことになりました。バルガシュへと軍を向けたアリアバートでしたが、いくら探してもファン・ヒューリックとバルガシュ軍を見つけることができませんでした。なんと、バルガシュ軍はヒューリックたちに乗っ取られて、どこかへ姿を消したというのです。もちろん、こんな説明にアリアバートは満足しません。残されたバルガシュを制圧する一...
22年ぶりに続編が発売される「タイタニア」の、第2巻・暴風篇を読み終えました。前巻では、数奇な運命からファン・ヒューリックがタイタニアと戦うことを決意するまでが描かれました。第2巻では、そんなヒューリックと4公爵の1人・ザーリッシュが戦うことになりました。とはいえ、強大な勢力を持ったタイタニアの前に、今日もヒューリックは追われる者の立場です。そればかりか、あっさりザーリッシュの配下に捕らわれてしまっ...
本屋に行った時に、田中芳樹さんの「タイタニア」第4巻の発売がわかったのでメモしておきます。4巻は、9月25日に発売だそうです。それまでに前の巻を読んで、しっかり復習しとかないといけませんね。(^^;...
アニメ化もされたこの作品ですが、なんと22年ぶりに続巻が発売されることになったそうです。そこで久しぶりに、第1巻から読み返してみることにしました。まず最初は、この世界の成り立ちから説明されます。宇宙へと進出した人類は、その版図を広げて銀河系各所に居住しています。そんな中、従来とは違った勢力が誕生して、その1つが星間都市連盟でした。そして連盟の敵となるのが、ヴァルダナ帝国でした。2つの勢力の戦いは膠着...
第1巻を読んだ勢いで、引き続き第2巻を読み終えました。この巻では、ラインハルトがいよいよ銀河帝国での支配権を確立するために、反目する貴族達と戦いを繰り広げることになります。それに先だって、アムリッツァの会戦で大敗を喫したものの、万全の体制で内部の体制固めを行うために自由惑星同盟内部にクーデターを起こさせる作戦をラインハルトは立てました。その謀略を同盟のヤン・ウェンリーは見抜いていました。そのために...
久しぶりに田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」を読み返しています。田中芳樹さんの「創竜伝」や中国物、冒険小説は好みではありませんが、銀河英雄伝説だけは大好きで何度も読み返しています。その中でも第1巻は、ラインハルトとヤン・ウェンリーの初めての対決ということで読み応えのある内容になっています。遙か未来、宇宙へと進出した人類は、銀河系に版図を広げます。しかし、銀河連邦の支配に陰りが出てきた時、ルドルフ・ゴー...