久しぶりにクリスティーのポワロ・シリーズから、「葬儀を終えて」を読み終えました。新訳版も発売されていますが、加島祥造さんの翻訳が好きなので、旧訳版を読みました。物語はアバネシー家の当主リチャードが亡くなったところから始まります。親族が集まり葬儀を終えた席で、コーラが「リチャードは殺されたんじゃなかったの」と口にします。それをきっかけに、集まった人々の中に本当にリチャードは病気で亡くなったのかという...
日々の記録
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修道士カドフェル・シリーズ、第10作です。スティーブン王が幽閉され、女帝モードが権力を握ろうかという時代のお話です。シュルーズベリでは、聖ウィニフレッドの祭りが行われようとしていました。それを目指して、各地から多くの巡礼者が集まってきます。その中に、特に人目を惹く2人の青年がいました。彼らの1人は、裸足で重い十字架を持って歩いています。その傍らにいる青年は、裸足の青年から目を離そうとしません。彼らはな...
アンソニー・ホロヴィッツさんの「メインテーマは殺人」を読み終えました。以前読んだ著者の「カササギ殺人事件」とは異なり、このシリーズでは著者本人がワトソン役として登場して、元警官のホーソーンと事件に挑みます。物語の中で、著者はドラマの仕事で知り合ったホーソーンから、自分を主人公にした本を書いて欲しいと頼まれます。ホーソーンはかなり気むずかしい人物なので、著者はあまり乗り気ではありませんでしたが、結局...
アガサ・クリスティーのミステリーではない小説、「春にして君を離れ」を読み終えました。この物語の主人公ジョーン・スカダモアは、良き妻、良き母として満ち足りた人生を送っていました。しかしバグダッドにいる娘を訪ねた帰りに、旧友と出会ったことをきっかけに、それまでの自分の生き方を見直すことになります。そして彼女の幸福は、実は家族の犠牲の上に成り立っていたという、認めたくない事実に直面します。殺人や難事件が...
「青列車の秘密」に続いて、クリスティーの「死との約束」を読み終えました。エルサレムを訪れていたポアロは、滞在先のホテルで男女が誰を殺害しようと相談していたのを聞いてしまいました。しかし声を聞いただけで、誰が誰を殺害するつもりなのかはこの時点ではわかりません。物語は2部構成で、第1部では事件の関係者の人間関係が描かれます。物語の中心となるのは、ボイントン家の人々です。ボイントン家は独裁的な老婦人に支...
「カササギ殺人事件」に触発されて、久しぶりにアガサ・クリスティの作品を読みました。アメリカ人の大富豪オールディンは、娘のルースを溺愛していました。娘のためにオールディンは、素晴らしいルビーを手に入れました。ルースは、デリク・ケタリングというイギリス貴族と結婚していました。しかし、2人の結婚は上手くいっていませんでした。デリクはギャンブル好きな上に、ミレーユというダンサーを愛人にしていたのです。娘を...
アンソニー・ホロヴィッツさんの「カササギ殺人事件」上巻と下巻を読み終えました。この本は物語の中で、「カササギ殺人事件」という本に関わる編集者の視点と、本の中の物語の2つから成っています。2つのそれぞれに謎があり、最終的にそれぞれが解決される構成でした。1作の作品で、2作分のミステリーを読めたという意味では、お得感のある作品でした。その一方で、物語中の「カササギ殺人事件」の途中で、編集者の物語に移る...
修道士カドフェル・シリーズ第9作、「死者の身代金」を読み終えました。スティーブン王とモード妃の戦いが激化する中、シュルーズベリからも執行長官のプレストコートやヒューも従軍していました。戦いの中、重傷を負ったプレストコートはウェールズの捕虜となりました。一方、シュルーズベリではウェールズの貴族の青年イリスが捕虜となっていました。そこで両者の話し合いの結果、プレストコートとイリスの捕虜交換が行われるこ...
アルセーヌ・ルパン全集の第15巻、「カリオストロ伯爵夫人」を読み終えました。この物語では、まだ20代のルパンが活躍します。デティーグ男爵の娘クラリスを愛するラウール=ルパンは、男爵から結婚の許しを得られずにいました。そんなある日、クラリスの部屋で一夜を過ごしたルパンは、デティーグ男爵が怪しげな裁判に関わっていることを知りました。デティーグ男爵とその仲間は、彼らと対立するカリオストロ伯爵夫人と呼ばれる女...
アルセーヌ・ルパン全集の第14巻、「八点鐘」を読み終えました。この作品は、「塔のてっぺんで」「水びん」「テレーズとジュルメーヌ」「秘密をあばく映画」「ジャン=ルイ事件」「斧をもつ奥方」「雪の上の足あと」「メルキュール骨董店」の、8つの連作短編からなる物語でした。レニーヌ公爵と名乗ったルパンは、恋するオルタンス=ダニエルと共に、さまざまな謎を解き明かします。「塔のてっぺんで」での最後に、レニーヌ公爵はオ...
アルセーヌ・ルパン全集の第13巻、「虎の牙(下)」を読み終えました。上巻では嫉妬に怒り狂うルパンが見られましたが^^;、下巻では1つ謎が解き明かされたと思ったら、さらにそこから二転三転があって面白かったです。特に真犯人が直接手を下すのではなく、被害者を自ら追い込んでいたのが凄いですね。そして真犯人が、物語の本当に最後の最後まで登場しないのもよかったです。ルパンは卓越した推理力で、全ての謎を見抜きますが、真...
「虎の牙」というタイトルを知った時、ものすごい財宝とか新兵器が登場するのかと期待しました。
そうしたら、それは婦人がかじったリンゴの歯形だったとわかって拍子抜けしました。(^^;
事件のあらましは、ほぼ諸葛鳳雛さんの書かれている通りです。ただフォービルの犯行は、それを裏で操る人物がいましたけど。
ルパンが海外で、自らの帝国を作っていたのは凄いですよね。現代から見ると、植民地にされた方はたまったものではなかったでしょうが。(^^;
アルセーヌ・ルパン全集の第12巻、「虎の牙(上)」を読み終えました。この物語では、ルパンがドン・ルイス=ペレンナとして、物語の中心となって活躍します。ドン・ルイスは警視総監から呼び出されて、亡くなった大富豪・コスモ=モーニントンの遺産相続人を探します。ところが、ルパンの目の前で相続人のフォービル氏とその息子が殺されてしまいます。その犯人として、フォービルの妻に疑いがかかります。事件の謎を追うルパンは、2...
創元推理文庫のシリーズ刊行が第1期完結してしまい残念に思っていたら、思わぬところから邦訳が出ていました!シリーズ9作目となる「ねじれたロウソク」ではなく、20作目となる「歌うナイチンゲールの秘密」です。この作品はナンシー・ドルーの一番古いシリーズ中の1作なので、これまでのナンシーの活躍を知っていれば違和感なく読めると思います。デパートにお父さんのプレゼントを探しに来たナンシーは、そこで気分が悪くなった...
今年最初に読み終えたのは、アルセーヌ・ルパン全集の第11巻、「三十棺桶島」でした。ヒロイン・ベロニックは、若い頃にボルスキーという男を愛してしまいました。しかしベロニックの父は2人の関係を認めず、怒ったボルスキーはベロニックを誘拐して強引に結婚してしまいました。2人の間には息子が生まれましたが、今度はベロニックの父が、息子を誘拐して逃亡したのです。ところが父と息子を乗せたヨットは、荒波にのまれて沈没し...
実はこの作品読んでないんですよね~
ホラー系だと聞いていたので敬遠していたんです。
でもそのうち読みたいと思います。
この作品はたしかに、怪奇小説っぽいところがありますね。(^^; ドキドキはしましたが、それほど怖くはなかったです。
過去の歴史が物語とつながってくるあたりは、「奇岩城」にも通じるものもあって物語として面白かったです。
機会がありましたら、ぜひ読んでみてください。
アルセーヌ・ルパン全集の第10巻、「金三角」を読み終えました。傷痍軍人のパトリス=ベルバル大尉は、負傷したときに世話になった篤志看護婦のコラリーが、何者かに狙われていることを知りました。彼女を救うために、パトリスは同じ傷痍軍人仲間を招集して、コラリーの危機を救います。パトリスとコラリーは不思議な縁でつながっていました。2つに割れた紫水晶を、それぞれが所持していたのです。やがてパトリスは、コラリーの夫が...
今作は戦争の影が薄まった作品でしたね。
金三角というのは金貨を隠した砂場が三角形になっている、
というあまり驚きのないものでした。
三角形の砂場も突然でてきますしね。
ルパン強引に登場させたからこうなったみたいですよ。
サスペンスとミステリー色は濃くなりましたが、肝心の金三角の謎が今ひとつでしたね。
金三角というキーワードから、麻薬の密造地帯の黄金の三角地帯を連想していました。
きっと凄い謎が隠されていると期待したら、砂場の三角形でずっこけました。(^^;
パトリス大尉がダメキャラになってしまったのは、ルパンが登場したからかもしれませんね。
アルセーヌ・ルパン全集の第9巻、「オルヌカン城の謎」を読み終えました。エリザベートと結婚したばかりのポール=デルローズは、彼女の父が所有するオルヌカン城で暮らすため城にやってきました。ポールは幼い頃に父と旅する途中で、フランス領内でドイツ皇帝と出会いました。その直後に、皇帝に同伴していた謎の女性の手で父は殺害されました。彼も召使いにナイフで刺されましたが、なんとか一命を取り留めました。ポール少年か...
この作品は番外編でありルパンはほとんど登場しません。
そのせいか内容はあまり覚えてないんですよね・・・。
当時は第一次世界大戦の時でフランスではドイツへの感情がかなり悪化していたそうです。
ルブランはフランス人ですからねドイツ嫌いだったみたいですよ。
あとこういうサイトあります。「怪盗ルパンの館」
http://www2s.biglobe.ne.jp/tetuya/lupin/lupin.html
ルパンシリーズの詳しい解説が載っているのでよろしければご覧になってください。
ルパンは本当に少しだけの登場ですが、オルヌカン城の秘密も面白かったですし、歴史物として楽しみました。
戦争中の作品なので、敵対する相手に感情的になったのはやむを得ない気もします。
でも「あとがき」によれば、フランスの作家の全てが戦争肯定だったのではないそうなので、もう少し何とかならなかったのかなあと思いました。(^^;
紹介していただいた「怪盗ルパンの館」は、時折読ませていただいています。偕成社版のルパンを読むことにしたのも、このサイトの情報のおかげでした。(^^)
アルセーヌ・ルパン全集の第8巻、「ルパンの告白」を読み終えました。前巻までは長編作品が続きましたが、この巻は短編集でした。「太陽のたわむれ」「結婚指輪」「影の合図」「地獄の罠」「赤い絹のスカーフ」「うろつく死神」「白鳥の首のエディス」「麦わらのストロー」「ルパンの結婚」の9作が収録されています。9作の中では、「赤い絹のスカーフ」が一番面白かったです。偶然手に入れた材料から、何が起きたかを的確に見抜き...
今回は短編ですね。
ソニア登場の再登場回もあります。
ルパンは女好きのようでよく女性を助けます。
そして確かによく好かれますね。
まあ、女性には親切ですからねえ。
今回は短編集でしたが、密度が高くてとても面白かったです。(^^)
諸葛鳳雛さんから教えていただいていましたが、ソニアの再登場には感激しました!
そして本当に、ルパンは女性に尽くしますよね。そして女性からも愛されますね。
「地獄の罠」では、いつの間にか敵の女性からも愛されていたのに驚きました。(^^;
アルセーヌ・ルパン全集の第7巻、「水晶の栓」を読み終えました。この事件は「奇岩城」と「813」の間に起きたらしいです。事件はルパンが、手下のジルベールとボーシュレーが計画した、代議士のドーブレックの屋敷からの窃盗現場から始まります。なぜか手下2人は、水晶の栓を手に入れることにこだわります。それが原因で、2人は警察に逮捕されてしまいました。ルパンは捕まった2人の手下を救おうとしますが、彼らを救い出すのは容...
今作の代議士ドーブレックはシリーズ最強最悪の敵です。
ホームズが目じゃないくらいに(ぇ)
外見はゴリラみたいですが知恵が回りルパンが何度も出し抜かれ危機に陥ります。
しかも目的のためには手段を選ばないワルです。
ようやく名簿を手に入れたと思ったら偽物をつかまされます。
隠し場所がドーブレックの義眼だとは全然わかりませんでした。
代議士ドーブレック、たしかにホームズ以上の敵でしたよね。(^^;
それに、この作品でのルパンは、あまりにも敵に出し抜かれすぎで残念でした。
「813」「水晶の栓」と、どんどんルパンがポンコツ化してるような気も。(笑)
名簿の隠し場所も、手に入れたと思ったら偽物だったりして面白かったです。(^^)
アルセーヌ・ルパン全集の第6巻、「続813」を読み終えました。この巻では、前巻で明らかにならなかった謎が判明します。そして物語の鍵となるのが、ドイツの秘密文書だということがわかります。一応、この事件にもショルメス(ホームズ)が関わっていますが、事件の大きな謎の解決に挑んだらしいことが示されるだけで、作中で再びルパンと対決することもなく、拍子抜けな感じでした。「奇岩城」での扱いも酷かったけど、さらに扱いが...
ケッセルバッハ氏殺害の犯人は・・・そうドロレス婦人だったのです。
最初読んだときは最後のほうになって「もしかして・・・」と気づきました。
途中まで全くわかりませんでしたが。
ホームズは・・・別にでてこなくてもよさそうでしたね(汗)
最後はまたルパンにとって辛いものとなりました。
激悪になった報いでしょうか。
真犯人は意外な人物でしたね。それまでの夫人の描写とは、正反対のイメージで驚きました。
そして今までにも増して、ホームズの扱いが酷かったですね。(^^; 登場させなくてもよかった感じですよね。(笑)
そして今回も、苦い結末でしたね。でも今回のルパンは酷いこともしているので、自業自得な気もしましたけど。(^^;
アルセーヌ・ルパン全集の第5巻、「813」を読み終えました。パリのパレス・ホテルに滞在していたダイヤモンド王・ケッセルバッハが、何者かに殺害されました。その死の直前、ケッセルバッハのところにはルパンが訪れていました。ルパンが初めての殺人を犯したのかと、世間は騒然となります。捜査の指揮を執るのは、国家警察部長のルノルマンです。彼が捜査に入ってからも、ケッセルバッハの秘書のチャップマン、ホテルの清掃をした...
セシル・ローズみたいなダイヤ王のケッセルバッハという人が殺害されるところからはじまります。
そのうえ周囲の人物も次々と殺されていくという展開に。
ルパンの窮地に陥ってしまいます。
今までルパンはチョイ悪だったのですが、
いくつもの国を思いのままにしようとして
激悪になってますね。
これまでのシリーズと違い、冒頭から次々と殺人事件が起きるのが驚きでした。
「奇岩城」までと比べると、ルパンがかなり非情な人物になっているような・・・。(^^;
奇岩城からこのじけんまでに、4年が経過しているようですが、その間にルパンに何があったんだ^^;と思いました。
アルセーヌ・ルパン全集の第4巻、「奇岩城」を読み終えました。アンブリュメジーのジェーブル伯爵の屋敷に、夜中に何者かが侵入しました。伯爵の娘のシュザンヌと2年前に両親を亡くして引き取られた姪のレーモンドは、その気配に気づいて目を覚ましました。レーモンドは銃を手にすると、逃げ出してゆく賊の1人を撃ちました。その弾は賊に当たり重傷を負わせたものの、不思議なことに賊は屋敷の敷地内で姿を消してしまいました。レ...
今作ではルパンに対抗するボートルレという少年が探偵役になります。
大人顔負けの活躍で「エギーユ・クルーズ」の謎を解いていくことになります。
ホームズも登場しますがドイルに対抗するためか扱いが酷くなっています。
それと「奇岩城」の1年前にソニアが亡くなったことが明示されますね。残念。
この物語は、ルパンよりもボートルレが主役な感じでしたね。そして、これまで以上にホームズの扱いが酷いですよね。(;_;)
ホームズを嫌いになりたくないので^^;、これはホームズじゃなくてショルメスなんだと、何度も自分に言い聞かせました。
そしてソニアが亡くなっていたのは、本当に残念ですよね。とはいえルパンの性格を考えると、家庭を持って穏やかに生活しているだけでは、絶対に満足しない人だろうなあとも思います。
アルセーヌ・ルパン全集の第3巻、「ルパンの冒険」を読み終えました。百万長者のグルネイ=マルタンは、ルパンからの予告状に怯えていました。彼が集めた数多くのコレクションと共に、その中でも特に価値のあるランバール王女の宝冠が狙われていると知ったからです。グルネイ=マルタンは、娘のジュルメーヌの婚約者であるシャルムラース公爵の提案で、宝物があるパリの屋敷へと向かうことになります。今回、ルパンの捜索にあたるの...
今作の「ルパンの冒険は」演劇用に書かれたものらしいですね。
関係者のガリマール氏が文句言って「ガニマール警部」を「ゲルシャール警部」に変更させた、という話ですが本当のところは不明だそうです。
今回ロシア系のソニアというヒロインがでてきますが『白鳥の首のエディス』に再登場するそうです。
ただルパンと絡むヒロインはみんな悲しい結末になるんですよね・・・。
今作では結構いろんなもの盗めましたね。
ガニマール警部ではなく、ゲルシャール警視正に変更されているのは、やはり違和感がありました。(^^;
ルブランの伝記にも、関係者に配慮して名前を変更したというエピソードが紹介されていましたが、本当のところは当時の関係者に聞いてみない限りわからないですよね。
今は「奇岩城」の終盤を読んでいます。作中でルパンとソニアのその後に触れている箇所もあって、その後のソニアの運命に驚きました。
別作品に再登場するそうですが、どんな形での登場になるのか気になります。そして確かに諸葛鳳雛さんが言われるように、ルパンに関わった女性は悲しい結末を迎えているのも気になります。
アルセーヌ・ルパン全集の第2巻、「ルパン対ホームズ」を読み終えました。前巻では互いに顔見せ程度だったルパンとホームズですが、この巻では2つの事件で激突します。収録されているのは、「金髪の美女」と「ユダヤのランプ」の2作です。あとがきを読んで知りましたが、日本ではホームズと翻訳されていますが、コナン・ドイルからクレームがあったため名前の文字を入れ替えて、エルロック・ショルメスと原書では表記されている...
ホームズがらしくないと言われてますがたしかにといった感じですね。
コナン・ドイルのホームズはホント事件を解決してほしいと思いますけど。
ルパンとホームズ対決はルブランがドイルの肩をもって引き分けにしたそうです。
別の文庫の本ではルパンの完全勝利になってるものもあるそうですが。
ホームズは今後も何度か登場します。
私はホームズは新潮文庫で最初に読破して、その後で創元推理文庫も何冊か読みました。
今でも、ちくま文庫と光文社文庫をたまに読み返しますので、余計にドイルのホームズとの違いが気になったんだと思います。
一番気になったのは、ワトソンの扱いが可哀想すぎることですね。(^^;
ルパンとホームズの対決が引き分けに終わるものは、本によってはルパンの完全勝利なんてものもあるんですね!
個人的には、ルパンもホームズもどちらも好きなので、どちらかの完全勝利というのはもやっとしますね。
今読んでいる「ルパンの冒険」にはホームズは登場しないみたいなので、この先でホームズが再登場するのが楽しみです!(^^)
モーリス・ルブランの伝記を読んで、あらためてルパン・シリーズを読み返したくなりました。今回読んだのは、偕成社版です。児童書なので内容が簡略化されているのかと思ったら、完訳版でした!(^^)第1巻には、「ルパン逮捕される」「獄中のアルセーヌ・ルパン」「ルパンの脱獄」「ふしぎな旅行者」「女王の首飾り」「ハートの7」「アンベール夫人の金庫」「黒真珠」「おそかりしシャーロック・ホームズ」の9作の短編が収録され...
私はルパンシリーズをほとんど読みました。
読んでないのは「三十棺桶島」と「女探偵ドロテ」です。
しょっぱなからルパンが逮捕されるという驚きの展開からはじまります。
そしてルパンシリーズにはライバルとしてシャーロック・ホームズも登場します。
「813」「続813」「水晶の栓」がおもしろいと思います。
諸葛鳳雛さん、ルパン・シリーズのほとんどを読まれてるんですね。凄いです!
私は創元推理文庫から出ているリュパン・シリーズを何冊かと新潮文庫で「813」と「続813」を読んだ程度です。(^^;
今は偕成社版の「ルパン対ホームズ」を読んでいるところです。シリーズを順番に読んでいこうと思っていますので、おすすめされた「813」と「続813」、「水晶の栓」を、これから読むのが楽しみになりました。ありがとうございました。
ピーター・トレメインさんの修道女フィデルマ・シリーズ第4作「蛇、もっとも禍し(下)」を読み終えました。上巻では、2つの殺人事件と消えたエイダルフの行方という大きな問題に挑むことになったフィデルマでしたが、その全容ははっきりしないままでした。下巻では、それが次々と明らかになっていきます。その背後には、アイルランドの古の宗教にまつわること、この時代のアイルランドの勢力争い、兄妹の反目と元夫妻の反目など、...
ピーター・トレメインさんの修道女フィデルマ・シリーズ第4作「蛇、もっとも禍し(上)」を読み終えました。しばらくこのシリーズを読んでなかったなあと思ったら、第3作を読んだのはなんと3年前でした。(^^;今回のお話では、フィデルマが"三つの泉の鮭"女子修道院で首なし女性の死体が発見された事件の調査に赴きます。ところが、その途中でフィデルマの乗った船は、無人で漂っている船と遭遇しました。船の様子を調べたフィデル...
口八丁のジョニーと力持ちのサムが活躍するユーモア・ミステリーです。本の訪問販売をしているジョニーとサムは、とあるホテルに宿泊していましたが、宿泊費を滞納していました。ある日、ジョニーが宿に帰ると、鍵穴にフランス鍵が入れられていて、部屋に入ることが出来ません。支配人は彼が宿泊費を払わなければ、フランス鍵を外してくれそうにありません。運良く相棒のサムが、間違って渡された隣の部屋の鍵を持っていました。そ...
刑事コロンボ・シリーズを生み出した、ウィリアム・リンクが書いた「刑事コロンボ 13の事件簿」を読み終えました。TVシリーズのコロンボは古き懐かしき作品ですが、この本で著者は現代を舞台にコロンボを活躍させています。コロンボが、携帯電話を持っていたのには驚きました。しかし、時代は現代になったものの、コロンボの捜査スタイルや語り口は昔と同じです。タイトルにもあるように、この本にはコロンボの13の事件が収録され...
リンゴとチョコレートにフォービル婦人の歯形が残されていて婦人が疑われてしまう、と
婦人の歯のレプリカを使ったとかでしたよね。
フォービルさんが婦人に復讐しようとしていたのでしたっけ?
ルパンはモーリタニアに帝国を作っていたのですね。
あの頃は欧米列強が各地を植民地にしていましたからね。