西尾泰和さんの「コーディングを支える技術」を読み終えました。なぜ様々なプログラミング言語が生まれたかが、歴史的な視点からスタートして解説しています。序盤は初心者向けでしたが、中盤以降は複数のプログラミング言語を使った経験がないと、イメージがつかみにくいような気がしました。また終盤のオブジェクトとクラス、継承については、解説が物足りない感じでした。それから個人的には、関数型言語やガベージコレクション...
日々の記録
アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆
Leptonさんの「プログラマーのためのコンピュータ入門」を読み終えました。コンピュータの歴史も踏まえて、低レベルなところで、どんな風にコンピュータが動いているかを解説した本でした。あくまでも入門なので、コンピュータの仕組みはざっくりと説明されています。それ以上に詳しいことを知りたい人は、さらに専門的な本などで勉強する必要があります。CPUやアセンブリ言語から始まり、メモリや入出力、ネットワーク、グラフィ...
これまでLispは、Emacs Lispやschemeを触るくらいで、Common Lispの入門書は読んだことがありませんでした。その理由は、本が絶版になっていたり、価格が高かったり、邦訳されてなくて原書で読まないといけなかったりで、気軽に読めなかったのです。(^^;そんなある日、図書館の資料を検索していたらLisp本があることがわかりました。それが「Common Lisp入門」でした。著者の2人は、Common Lisp仕様から Kyoto Common Lisp を実装...
川添愛さんの「白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険」を読み終えました。この本では計算理論の基礎を、ファンタジー小説の形で学ぶことができます。主人公はガレットという少年です。彼は塔の魔法使いとして知られるアルドゥインの下で魔術について学んでいます。しかし、彼に与えられるのは多くの雑用と、白い○と黒い●で構成される意味不明な古代ルル語の勉強でした。最初は自分は魔法使いに向いていないのではな...
10年以上ぶりに、山本和彦さんの「リスト遊び - Emacsで学ぶLispの世界 -」を読み返しました。この本はEmacs Lispを使って、リストや再帰的なプログラミングについて学ぶことができます。120ページほどの本ですが、Lispの基本を学ぶことができます。本当に基本なので、これを読んで実用的なアプリが書けるわけではありませんが、根底にある大切な考え方を知ることができます。久々に読み返してみて驚いたのは、今はやりの関数型プ...
今年も順調に読書が滞っているので^^;、なにかIT系で面白そうな本がないかと探していたら、この本を見つけました。IT系の本だけでなく、小説などもその中には含まれています。紹介されている本の中には、「ハッカーと画家」「プログラム書法」「コンピュータネットワーク」「ディジタル作法」「理科系の作文技術」など、以前に読んだことがある本も何冊かありました。紹介されている本の中では、福島智さんの「ぼくの命は言葉とと...
たしかに、絶版になる専門書が増えている感じですよね。本当にせめて電子書籍という形で、流通させて欲しいですね。
絶版本でも原書は購入可能なものがありますが、英語力が低すぎて手が出せません。(>_<;)
以前から気になっていた、カル・ニューポートさんの「デジタル・ミニマリスト」を読み終えました。さまざまなテクノロジーが、次々と登場して私たちの生活はさらに便利になっています。しかし、その一方でなんだか息苦しさのようなものを感じていました。この本を読んだおかげで、その理由に気づくことができました。新しいアプリやテクノロジーは、とても便利で有益です。しかし私たちの使える時間は、1日24時間しかありません。...
ウォルター・アイザックソンさんの「イノベーターズII」を読み終えました。この巻では、パーソナルコンピュータの誕生、ソフトウェアの発達、ネットワークとWebの誕生、ブログやウィキペディアの出現について紹介されます。最終章として、人間のようなコンピュータではなく、人とコンピュータがお互いの長所で協力し合う未来が語られていました。1巻は自分自身が直接関わる前の時代のお話でしたが、2巻では自分も関わった時代の...
ウォルター・アイザックソンさんの「イノベーターズI」を読み終えました。著者のスティーブ・ジョブズの伝記が面白かったので、コンピュータとインターネットの歴史を書いた「イノベーターズI」も読んでみました。最初に登場するのは、バベッジの解析機関と世界初のプログラマー・エイダです。そしてプログラム可能な計算機という、重要な概念が生まれました。しかしこの時代にはまだ、コンピュータを実現するための周辺技術が整っ...
久々にCでプログラミングしようと思ったら、ポインタまわりの理解が怪しくなっていたので、この本を読みました。(^^;同じ著者の旧版も持っていますが、改訂版ではC99やC11についても触れられているので、どうせならと新しいものを読みました。第1章〜第3章でポインタについて基本的なところから解説して、第4章と第5章ではそれを踏まえた実践編、第6章は本編で書ききれなかった細かな部分について触れています。第4章以降はマニア...
Unixの歴史について語られている本です。タイトルに何となく覚えがあると思ったら、今はなき「UNIX USER」に連載されていたものに、新たに手を加えて出版された本でした。この手のコンピュータの歴史にまつわる話は、読んでいてワクワクします。(^^)UnixとMulticsとの関わりから始まり、当時のAT&Tの事情によるソースコードの配布状況、ユーザーコミュニティの形成、BSDの始まりとARPANETの歴史、ライセンスをめぐる泥沼を、各所か...
この本は知らないですね。
Life with Unixを紹介されていたので似た環境の方だとは思ってましたが
vi,emacs良いですよね、ソースの編集には最高ですよね。
日本語emacsでネットニュースを呼んでいた日々が懐かしい。
私のこの本は、つい最近知りました。UNIXの歴史本は、海外の著者が書かれた本が多いですが、日本人の著者の本は珍しくて面白かったです。
viもemacsも、使い慣れると本当に便利ですよね。昔Linuxを使ってた時は、メールの読み書きも、2chの閲覧もemacsでやってました。(^^;
Kindle Unlimitedを使い始めたので、久々にC++がらみの本を読んでみました。プログラミング学習者向けのサイトを運営する著者が、Cは知っているけどC++は使ってない人を対象に書いた電子書籍です。CとC++の基本的な違いから始まり、C++を使うとCよりも安全で簡潔なコードが書けますよという内容です。Cの良さを活かしつつ、C++の便利なところは積極的に使ってみましょうというスタンスなので、C++の全ての機能について解説されてい...
シェリー・タークルさんの「一緒にいてもスマホ」を読み終えました。タイトルだけ見ると、スマホを否定するような本に見えますが、原題を見ると「会話を取り戻そう」という内容の本ですね。作中に「森の生活」で有名なソローの言葉が引用されていたりするので、先に「森の生活」を読んでいると著者の考えを理解する助けになると思います。全編通して語られているのは、顔を合わせて会話することの大切さです。オンラインでのコミュ...
私はこちら⇒b--n.net
でブログをやっているさくらといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^
せっかくのお申し出ですが、当ブログはアニメや読書などの感想を書かれているブログを対象に相互リンクさせていただいています。
さくらさんのブログを拝見させていただきましたが、かなり方向性が違うように思いました。
ということで、今回の相互リンクのお申し出はお断りさせていただきます。m(__)m
青空文庫に収録されている、富田倫生さんの「パソコン創世記」を読み終えました。この本では、トランジスタの誕生から始まり、メーカーが模索しながらのマイコン・キットの販売、さらに自分で組み立てて使うマシンから、あらかじめ完成されたパソコンとしての販売の歴史が語られています。この本の最大のポイントは、日本でのパソコン普及の歴史に絞り込んで、その歴史が記録されていることです。最初はマニアのおもちゃとしか見な...
「現場のプロが本気で教える HTML/CSSデザイン講義」を実習してみました。お仕事がらみでHTML&CSSに触れることがあるのですが、古いサイトの改修をしようとCSSファイルをのぞいたら、修正に合わせて場当たり的に対処してきたらしく、CSSが複雑怪奇な迷路のようになっていて頭を抱えました。(^^;なんとかもう少し把握しやすくできないかと思っていた時、偶然この本と出会いました。そのおかげで、CSS設計について自分なりに整理する...
Pythonを使って、ディープラーニングと理論と実装を学ぶ本です。ディープラーニングの本では、この本が一番とっつきやすそうだったので手に取りました。ディープラーニングには、GoogleのTensorFlowなどフレームワークもありますが、この本ではそれらを使うことなく、本当に1からディープラーニングの基本を学ぶことができます。本編で使われるコードは、途中までは文中で示されますが、高度な内容の章ではコードが長すぎるため文...
最近、なにかと話題の人工知能に関する本ということで読んでみました。この本ではまず、人工知能を人間に変わって意思決定を行うことができる合成頭脳と、労働を行うことができる労働機械とにわけて説明しています。その過程で明らかになるのは、そのどちらも人間のような姿をしている必要はなく、それぞれの仕事に最適化された形になるということです。・・・人型ロボット好きとしては、ちょっと残念かも。(^^;合成頭脳であれば、...
ずいぶん前に購入して、それ以来何度も読み返している「UNIXという考え方」を再読しました。原書が書かれたのが、1990年代前半のようなので、内容的に今では古くなっている部分もかなりあります。それでも、読み返すたびに、自分にとっての原点を確認できる、とても貴重な本です。この本に出会う前から、UNIX系のシステムに興味があって触っていました。複雑なオプションを持つコマンドを操ったり、ちょっとしたツールをプログラミ...
コンピュータの基本的な知識を確認するために、岩波書店の情報処理入門コース・シリーズの「オペレーティングシステム」を読みました。OSの基本的な説明から始まり、個々の項目について後の章でより詳細に解説されています。個人的には、記憶管理の章の仮想記憶、並行プロセスのプロセスの効率化、コンピュータネットワークと分散技術の分散処理の技術、などがもう少し詳しく知りたいと思いました。最後の章には、より詳しい内容を...
Software Design別冊として発売された「仕事ですぐ役立つ Vim&Emacsエキスパート活用術」を読み終えました。Vim&Emacsとなっていますが、最近のユーザー数の多さを反映してか、内容的にはVimについてが多いです。今メインで使っているのはvimなので、もっと活用できるヒントがあればと購入したのですが、気がつけばVimではなく、Emacsの方に思いっきりはまっていました。(^^;1990年代の終わり頃から emacs を使い始めたのですが、...
Bill Lubanovicさんの「入門Python3」を読み終えました。Pythonには以前から興味がありましたが、ネットの情報では2.x系と3.x系が入り交じっていて、混乱してしまうことがありました。「Dive into Python3」という入門文書もありますが、書籍の形でまとまったものを読みたいと思っていた時、この本を見つけました。プログラミングの経験がある人だけでなく、未経験者にもわかりやすいように、Python3の基本がかなり詳しく説明され...
日経BPムックとして発売されている「すべてわかるセキュリティ大全」を読み終えました。この本は、日経コンピュータ、日経NETWORK、日経コミュニケーションなどに2014〜2015年に掲載された記事を、1冊のムックとしてまとめたものです。第1章はセキュリティに関連したニュースとトレンド、第2章はセキュリティの基礎、第3章はネット犯罪の手口、第4章はその対策、第5章は技術的な視点から書かれたコラムが掲載されています。それぞ...
トレイシー・キダーの「超マシン誕生」を読み終えました。物語の舞台となるのは、1970年代末のアメリカのデータゼネラルというミニコンメーカーです。この会社は、Nova と呼ばれるミニコンを販売して急成長して、その後の Eclipse という16ビット(!)ミニコンでさらに飛躍します。しかし、1978年に最大のライバルである DEC が32ビット・ミニコン VAX を発売したことで、データゼネラルは DEC に差をつけられてしまいました。DEC ...
このところ忙しくて読書量が減っていましたが、ようやくダニエル・ヒリスさんの「思考する機械 コンピュータ」を読み終えました。この本の邦訳は2000年にハードカバーで発売されました。それから14年が経過して、文庫として発売されたのですが、コンピュータ関連の本でありながら、内容的にあまり古くなっていないことに驚きました。本書の前半では、現代のコンピュータの基礎となっている考え方が紹介されています。ブール演算や...
庄崎大祐さんの「プロになるためのWebデザイン入門講座」を読み終えました。Stocker.jpを運営されている、庄崎大祐さんが書かれた本だということを知って、購入して実践してみました。デザインの基本的な話から始まり、Webデザインに特化したPhotoshopやIllustratorの使い方、PhotoshopとIllustratorそれぞれの強みを活かしてのバナー作り、そしてそれまでの知識の総括として、デザインカンプを作成して、そこからDreamweaverでのH...
小飼弾さんの「コードなエッセイ」を読み終えました。これは小飼さんが「Software Design」に連載していたエッセイをまとめた本でした。「Software Design」は今でも時々立ち読みで^^;、特集記事や結城浩さんのコラムを読んだりしています。昔は購読していたこともあったのですが、最近は新人エンジニア向けの記事が多いような気がして、より詳しい専門書を買うか、ネットで調べて済ませることが多くなって、いつの間にか買わなく...
このところデザインがらみの仕事をすることが多いので、素人にもわかりやすい本を探していました。そんな時に見つけたのが、この「伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール」でした。非デザイナーが対象の本ということもあり、本当に簡単なルールをいくつか紹介してあります。それを実践するだけで、資料の見栄えが大きく違ってくると思いました。内容は大きく5つに別れています。第1章は、読みやすい書体に...
お仕事がらみでWordPressを使うと便利そうな部分があったので、この機会に勉強してみました。WordPressの解説本はたくさんありますが、どれを選んだらいいのかで迷いました。現在のWordPressの最新バージョンは4.1なのですが、書店に並んでいる本をみると3.xを対象としたものばかりでした。多少の違いはネット情報を参考にすれば何とかなると思ったので、HTML5%CSS3準拠の「WordPressレッスンブック」を購入することにしました。選...
暇を見てはちょこちょこ読んでいた、「リーダブルコード」をようやく読み終えました。趣味のレベルでプログラムを作っていても、なんだか読みにくいコードを書いてしまうことが多々あります。手を加えてもあまり読みやすくならず、根本的に何が間違っているんじゃないかと思うこともしばしば。そんな時に、この本に書かれていることが参考になりました。この本に書かれている1つ1つのことは、本当に些細なことです。でも、小さな...
最近は絶版の本が多いように思えます、近所の本屋さんも少なってきたのと関係あるのだろうか? せめて電子書籍なら場所も取らないので復刻して欲しいと思います