日々の記録

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菊比古と助六は、2人会を開催することになりました。全てが順調に動き始めたかに見えた時、思わぬ悲劇が待っていたのでした。(;_;)

菊比古は、ようやく助六と一緒に2人会をするところまでたどり着きました。なんとその会場には、亡くなった師匠の付き人をしていた、松田さんの姿もありました。奥さんの病気の看病のために、菊比古の前から去った松田さんでしたが、奥さんが亡くなり、再び2人のところへ帰ってきたのでした。

菊比古は直前になって愚図る助六のお尻を叩いて、いよいよ2人会の始まりです。前座を務めるのは、菊比古です。その落語は、助六を感心させるほどのものになっていました。そして、次は助六の出番です。演じるのは、助六には珍しい人情噺「芝浜」でした。これは腕はいいのに、大酒飲みが玉に瑕の魚屋が主人公のお話です。

イヤイヤながら早朝から仕事に出た魚屋は、海で財布を拾いました。その中には、なんと48両もの大金が入っていたのでした。お金を手に入れた魚屋は、すぐに働く気をなくして、銭湯に繰り出して、大勢の友人を家に集めて大騒ぎをしました。翌朝、そんな魚屋を奥さんが起こします。金ならあるから心配するなと言う魚屋に、奥さんは何を夢みたいなことを言っているのかと叱ります。

魚屋が手にしたと思った大金は、夢で手に入れたものだったのです。そうとは知らず魚屋は、大勢の友人を集めて豪遊してしまったのです。こっちは現実のことでした。借金を返すために、その日から魚屋は人が変わったように一生懸命働くようになりました。そのおかげで、数年のうちに借金を返すことができました。

そんなある日、奥さんが思わぬことを言い出しました。なんと魚屋が大金を拾ったのは、夢ではなく本当のことだったのです。しかし、このお金があると魚屋がますますダメになると思った奥さんは、そのお金を役所に届けていたのでした。しかし海で拾ったお金に落とし主が現れるはずもなく、その大金は今度こそ本当に魚屋たちのものになったのです。

その話を聞いても、魚屋は怒りませんでした。それどころか、そんな奥さんのおかげで身持ちを崩さずにすんだと喜んだのです。そんな魚屋に、奥さんは久しぶりにお酒をすすめます。しかし魚屋は、それを飲みませんでした。酔って起きた時に、全てが夢だったのでは悲しすぎますから・・・。

今回の助六の噺には、真に迫ったものがありました。噺の中の魚屋は、ダメな助六自身の姿が投影されていたからです。そんな助六の語り口に、会場の中には涙をぬぐう人の姿もみられます。こうして菊比古と助六の2人会は、大成功したのでした。

助六を演じた山寺宏一さんの、思わず涙を誘う「芝浜」が絶品でした!(;_;)
「芝浜」を演じながら、助六の脳裏にみよ吉の姿が浮かぶ演出もよかったです!

会が終わった後、菊比古は助六にみんなで元師匠が住んでいた家で暮らすことを持ちかけました。芸のためには人を寄せつけないところがあった菊比古でしたが、今夜の2人会で人がいてこその落語だと身にしみていたのでした。菊比古に助六、小夏、そしてみよ吉も探し出して、みんなで楽しく一緒に暮らす。夢のような生活です。

そんな時、菊比古の前にみよ吉が現れました。みよ吉は、菊比古と一緒になりたいと誘います。そんなみよ吉の口から出るのは、今まで一緒に暮らしていた助六の悪口ばかりです。そこへ助六が現れました。助六は、みよ吉と菊比古のやり取りを全て聞いていたのでした。そこで助六は、思いもかけない行動に出ました。なんと土下座して、みよ吉によりを戻して欲しいと頼み込んだのです。そのためには、みよ吉の嫌っている落語さえ捨てると言い出しました。

今頃になって助六からそんなことを言われて、みよ吉の心は乱れます。一方では菊比古に惹かれ、もう一方では助六のことも、やはり憎からず思っていたのでした。そして悲劇が起きました。窓の古びた欄干が折れて、みよ吉が崖下へと転落しそうになりました。それを追って、助六も窓の外に飛び出します。そんな助六を、ギリギリのところで菊比古がつかみました。しかし、このまま2人をつかんでいたら、菊比古までも巻き添えになってしまいます。

菊比古の手を強引に引きはがすと、助六とみよ吉は崖下へと姿を消したのでした!(;_;)

最初から悲劇が待っていることはわかっていたのに、この結末には驚きました。お話はこれでようやく、再び元の時代へと帰ってきます。八代目となった菊比古が、与太郎に出した3つの条件の裏には、こんな悲しいお話が隠されていたんですね。それを聞いた与太郎が、どんな落語をすることになるのかも気になりますが、残念ながら次回で最終回です。
どんな形で物語が締めくくられるのでしょうか。そして第2期はあるのかが気になります。

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